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憧れのチャーチル氏!!! |
気持ちよい青葉繁れる季節がやって来ましたが、読者の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 一ヶ月前、入学式に着て行くんだと言って、憧れの元英国首相チャーチル氏にあやかって仕立てたディレクターズスーツの注文主、Mさんも大学生活に少し慣れた頃ではないかと思います。 今日は、そんなMさんが入学式用にオーダーした、拘りのディレクターズスーツの出来上がりをご紹介しますね! 4月5日、この日Mさんが出来上がりを心待ちにしていたディレクターズスーツとフォーマルシャツが、ようやく仕上がって来ました。 今までの連絡はメールでやり取りしていましたが、この時ばかりは即連絡が欲しい、と予め教えてもらった携帯電話の番号をプッシュして知らせました。 連絡を受けたMさんは、「すぐに取りに行きます。」と二つ返事。 Mさんがそれ程楽しみにしていたディレクターズスーツとはどんな内容だったか?もう一度案内することにしましょう。 |
ディテール:1 ジャケットのラペルは、ワイドでゴージラインが描く放物線がビンテージモデルのように下方に降下したラインになっています。 |
ディテール:2
ベストのピークドとジャケットのフレア気味な小丸のフロントカットは、チャーチルさん着用服のコピーです。 |
ディテール:3 コールズボンは、クラシックなウエスマン無しで、拘りのハイバック仕様です。 |
ディテール:4
前立ても当然の如く、クラシックなボタンフライにしました。 |
いかがですか?なかなか個性溢れる仕上がりになっているでしょう。 Mさんもしばし出来上がりを眺めた後、フィッティングすると... 大満足でした(喜)。 今回のディレクターズスーツは、クラシックなスタイルを単純にリモデルしたのでは無く、肩周りやウエストは今の時代性を考慮してシェイプさせ、レングスを長めのバランスにしてクラシック感も出した新しいフォルムになりました。 このサイズ感、私や中島氏が予想していた以上の好バランスとなりました。 Mさんも早速、今度はこの型紙を使って、普段着用のコットンスリーピースをオーダーして店を後にしました。 後日、入学式を無事に終えたMさんからこんな嬉しいメールが届きました。 |
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Mさん、メールと桜を背景にした素敵な写真をありがとうございました。
こうしたお客さんの人生の節目に接して、喜びを分かち合える機会を頂けるのも、仕立屋冥利に尽きます。 Mさん、学業や交友に頑張って下さいね。 そして、充実した学生生活を送られる事を、陰ながら願っています。 |