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アルスターコート、出来上がりました! |
今年も残すところあと僅かになって参りましたね。 朝晩の冷え込みは、どんどんきつくなって参りましたが、皆さんの周りはいかがですか? 師走といわれているように、一日もあっという間に終わってしまうことも多いですが、体調管理には気を付けたいところですね。 忘年会シーズン、お正月とこれから“体型”管理も気を付けましょう♪ さて、これから髪を切ったり、掃除したりと色々正月に向けて動き出す時季ですが、そんな中ご紹介が少し遅れてしまったのですが、10月にご注文を頂いた(お馴染み?)Sさんのアルスターコートの出来上がりをご紹介いたします。 Sさんは、フェア等を企画する際、いつも早めにご来店いただき、短期間ながら、沢山のご注文を頂いているお客様の一人です。 ご自身だけでなく、会社の方も呼んで頂くなど、本当に感謝、感謝です。 もともとは、ご注文時、仕上がり次第配送する予定でしたが、何か用事を作っていただき、ご来店され着用画像も撮ることができましたので、そちらも合わせてご紹介したいと思います。 Sさん、お心遣いありがとうございます! まずは、頂いたご注文の詳細をご紹介いたします。 |
■ アルスターコートデザイン ■ | |||||||||||||||||
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こちらが、ご注文の詳細です。 基本的にアルスターコートのデザインは決まっておりますが、素材や釦などの付属によっても雰囲気が異なって参ります。 今回のポイントは、ブチがある本水牛釦と、ライト〜ミディアムの比較的軽めなツイードの素材感です。 ツイードというとハリスツイードのような分厚く、少しごわついた印象をどうしてももってしまいますが、MOON社の生地は、独特な艶感と、風合いのある凹凸感が都会的な匂いを感じさせ、とても人気です。 それでは、出来上がりをご着用頂いた画像を元にご紹介させていただきます。 |
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胸回りの立体感や、袖付けが非常にキレイに仕上がっております。 アルスターカラーですから、上衿を立ててもお召し頂けますので、色々と着回しを楽しめるのではないでしょうか。 今回当社で企画したこのアルスターコートは、デザイン上少し最近のトレンドを取り入れた設定になっています。 その設定というのも、胸ポケットや釦位置をやや高めにしているということ。 これは全体的なバランスを見た上で、若々しさや旬なテイストを演出させます。 そして、こちらが背中部分。 ツキ皺も出ておらず、非常に綺麗な仕上がりになりました。 インパーテッドプリーツも良い感じですね♪ トレンチコートにも用いられ、デザイン性はありつつも、ゆとりが多く入っておりますので、着心地も良好です。 このようなサイズ感は、適度なゆとり量を入れながらも身体にあった仕上がりのため、生地の重さよりも実際は軽い着用感でお召し頂けます。 ホッとしたのもつかの間、インパーテッドプリーツの下の方を見てみると...ベント(プリーツ)部分が開いてしまっておりました。 |
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Sさんには、その旨伝え、確認していただいた上、お直しを行うことになりましたが、原因として胴回りを詰め過ぎてしまっていたようです。 胴回りと、お尻周りは距離が非常に近いため、胴回りの寸法を細くすると、どうしてもお尻周りが寸法上足りなくなってしまいます。 そのようなことから、今回は胴回りとお尻周りを中心にいっぱい出しにて対応させていただきました。 バランスが難しいところです... 私もタイト目にしているせいか、インパーテッドプリーツのお尻部分が開いてしまっておりますが、スッキリ見せることを優先するか、見た目に綺麗なベント(プリーツ)が開かないようサイズ感を調整するか、お客様からお話を色々と聞きながら寸法を決めたいと思う今日この頃でした。 いかがでしたでしょうか? Sさんには、一度直しが加わり仕上がりまでお時間を頂いてしまい、ご迷惑をお掛けしましたが、ツイード素材は長くご着用頂けるアイテムですから、今後ともご愛用頂ければ幸いです。 アルスターコートですが、フェアを行った後も見本があるせいか、沢山のオーダーを頂いております。 また、おもしろい生地でアルスターコートの注文などあればご紹介いたしますので、是非楽しみにしていて下さい。 春夏のコットン素材で、作ってみたら、どうだろう?と密かに考えています... ※実際の体験談ですが、、、 先日12月頭にハリスツイードのアルスターコートを着て、あぁ暖かいなぁと思いつつ、電車に乗ったところ...汗をびっしょりかいてしまいました。 ようやく、着られる〜!と先走ってしまっていたようです。 ハリスツイードのロングジャケットは既に着用しているのですが、ハリスツイードのダブルコートは、12月末辺りからの着用が好ましいかも? と、身をもって体感してしまいました。(もちろん個人差もあると思いますが。) |