お客様 ありがとう!!：　Casual Wedding Suit 完成！

　今の時期、天高く馬肥ゆるなんとかと申しますが、秋晴れどころか雨ばかりで憂鬱な日々を過ごしてらっしゃる方も多いかと思います。
ただ一雨毎に気温も下がり、徐々に秋めいてまいりました。
もうコットンパンツに素足でローファー、styleからはそろそろチェンジしないといけませんね。
しかしながらブーツや冬物素材のカジュアルパンツを履くにはまだ少し早い...ブティック１軒分くらいの服は持っているのに、着る物が無いと毎朝悩んでいる大阪店ShopMaster＿南浦です。

　 先日のお客さまいらっしゃいでOさんから頂いたWedding Suitのご紹介させて頂きましたが、そちらの仕上がりをお伝えする前に、今秋は本当に結婚式が多いみたいですね♪
当大阪店の直ぐ横に堂島ホテルという大阪では中堅規模のホテルがございますが、ホテルとしての雰囲気や内装デザインも良く、比較的割安であるので結婚式場としての人気が高く、週末ともなれば出席される方々でホテルの入り口前はごった返しております。
また通りを挟んだ東側は多くの飲食店がひしめき合う北新地エリア、式後にそのまま二次会への流れでしょうね、ウェディングドレスを着たままの新婦が友人に裾を持ってもらいながら北新地へ消えて行くのを見ると、こちらまで幸せな気分になりますね。

　 ただ結婚式に出席される女性陣はドレス風の衣装でお洒落にされている方が多いですが、男性陣はと言いますと...まだお仕事で実際にお召しになられているようなスーツを纏った方が多いように見受けられます。
友人の結婚式は最も身近なフォーマルな場、非日常の空間ですから、女性陣に負けじとお洒落なフォーマルウェアを着て頂きたいですね。
私、アイデアだけは豊富に持っておりますので、ご希望の方は是非ご相談ください、お待ちしております（笑

さて、いつものように前置きが長くなりましたが（←普段の接客もこんな感じです苦笑）、今回はこのシルバーウィーク中にご結婚されるOさんのWedding Suitをご紹介です♪
まず仕上がりの画像をご覧頂く前に、簡単に今回のデザイン＆仕様をご案内致します。

　今回のOさんからのリクエストは親族と近い友人のみを招待したコンパクト＆カジュアルな式対応で、且つ今後も友人の結婚式や二次会等のPartyにも着て行く事が可能な生地＆デザインで、とのこと。
そして仕上がったWedding Suitがコチラです 。

　皆様、いかがでございますか？
敢えて太陽光をたっぷり浴びさせて撮影致しましたが、DOUMEUIL AMADEUS特有の光沢感がスゴいでしょう？
Wideなシングルピークドラペル、黒蝶貝ボタン、シルバーベスト＆蝶ネクタイのCoordinateがこれまた更にフォーマル感を強く醸し出しております。

次は角度を変えてもう一枚

　シャツは合わせてご注文頂いたTHOMAS MASONのバスケット生地（SH710-5）
カゴの目の様に見えるこの生地は非常に光沢感があり、凹凸のある織り方が特徴で、立体感のある仕上がりとなります。
フォーマルウェアをカジュアルにアレンジさせるに相応しい生地です、共布で作成したポケットチーフも良い感じです。

とここまでですと、“ふ〜ん、まあまあ良い感じのスーツだよね”と言う感じで、私らしく無いというか、面白くないですよね？（←誰も言ってない？(笑)
私のSenseに全幅の信頼？を置いて頂いているOさんに、何処か、何か遊びを入れましょうよ〜と提案して、半ば強引にお付けした裏地がコチラ

　イギリス製のジャカード織ペイズリー裏地です！
バスケット地以上の立体感＆存在感、正直フォーマルスーツにどうなの？と言われれば、いささか返答には困りますが、慶事ならOKとしましょう♪(笑)
逆に私はこれくらいの遊びがあった方がオーダー感は高くなりますし、何を置いてもお洒落じゃないですか！
カジュアルとは言え、あくまでフォーマルですので、やり過ぎはダメですが、せっかくの一世一代の晴れ舞台、パッと明るく、カッコ良く行きたいものですね♪