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オーダースーツのヨシムラ
お客様!いらっしゃ〜い!

 1月の「お客さまいらっしゃ〜い」IT関連業界人のオーダースーツ 
 1月27日(土)そうです!東京で珍しく猛吹雪が降ったあの日、当店が開店休業状態なのを見越したようにその人はやってきました!
その人の名はGUPPYさん。何でも朝までネットサーフィンをしていて当社を見つけ秋葉原へ行く方々当店へオーダーしに来られました。

 お仕事はコンピュータ関連(詳細はお話を聞いたのですがSHOPMASTERにとっては難しい内容でよく分かりませんでした。)、仕事柄デスクワーク中心、キーボードとはお友達、たまには大手の会社のサーバールームなどにも入るのだそうです。

 こんなGUPPYさんが注文されたスーツは最近珍しい「6つボタン1つ掛けのダブルスーツ」ですがディテールに業界人らしいこだわりが満載!

詳細を皆さんにご紹介すると・・・

1.袖は本切羽で決まり!
本切羽は今では珍しくないアイテムですが、GUPPYさんのご注文は「袖ボタン1つだけ しかも大型のボタンにしての本切羽」です。

コンピュータ関連業界の方でキーボードを叩くときにスーツの袖ボタンがカチカチ当たって「うるさい」と言われる方が従来からもいらっしゃいました。
こういう方は腕をまくって作業が出来る本切羽にすれば良いので皆さん「本切羽」をご指定される方が多いです。
カブラ  でもGUPPYさんはこれでは物足りず、袖ボタンを1つにして更にボタンを大型ボタン(胸のボタンに使用するサイズ)にしました。
理由はというと至極簡単で、お客さんの前で本切羽を広げ腕まくりするときに袖ボタンが多いと時間がかかるから・・・とのこと。
そうですね、確かに最近のトレンドでは袖ボタンは4つが主流です。ですが、GUPPYさんのご指摘の通り、仕事でプレゼンするとき片方4つ(合計8つ)を外していたら、結構嫌みかもしれませんね。
 う〜ん!ここまで客先のことを考える人がいるんだな〜と思わず納得したSHOPMASTERでした。

2.袖の裏にさりげなく「ハンドルネームのGUPPY」を刺繍してアピール!
 上着の裏のネームをハンドルネームでという方は以前にもいらっしゃいましたが、1.で本切羽にした内側にハンドルネームを刺繍するなんて!
本切羽を開き腕を捲らないと分からない」のに・・・さりげなく、それでいて強烈な自己主張、う〜んSHOPMASTERも脱帽するお洒落です。
 この刺繍の意図は、ご本人の弁では、遊びである反面、利き腕である右腕に刺繍をいれることで、「自分の腕で稼ぐ職人」としての意識を高めたいのだそうです。
そこまで奥深いところから依頼されているとは!
何としても協力したくなるこだわりです。

3.スーツの裏地は背抜き&キュプラが基本!
 私は行ったことがないのでよく分からないのですが、GUPPYさんがよく行かれる大手企業のサーバーが入っている部屋(サーバールーム)はデリケートな機械を置いている関係からもの凄い室温管理がされているとのことで一年中室温はある一定温度に管理されていて、夏でも冬でも全く温度差がないそうです。
 それ故スーツの裏地も真冬でも全く寒くないので「背抜きが一番」だそうです。
 また仮に暑かったり寒かったりしてもサーバールームには物を置くスペースまではないので、スーツはいつでも着っぱなしになるそうで脱げないのが玉にキズだそうです。
 こんな仕事場では確かにスーツの上着は背抜きにしておいて、万一汗を欠いても裏地がキュプラなら発汗性が良いので安心ですね。

4.パンツへもこんなこだわりが・・・
2タック、でも内側のタックを深めに
ピスポケット(お尻のポケット)の駒形を広めに
サイドポケットをストレート(地面に対し垂直に)
 ズボンは上着ほどこだわること場所が少ないのが現実ですがGUPPYさんのご注文は上のようなこだわりでした。
一見すると大したこだわりではないようにも見えますが、
(1)2タック(内側のタック深め)は座ったときの着崩れ防止を思ってのことで「なるほど!」というこだわりです。
(2)のお尻のポケットの駒形を大きくとるのは財布などを入れるのにやはり大きいと楽なので利便性が良いからだと思います。
(3)はこれは仕事上のこだわりではないでしょうが、普通は手を入れやすいように「斜め」付けるポケットをストレートにするのはやはり履いたときの見た目を意識されているからだと思います。
まあ、色んなこだわりがありますね。皆さんも是非参考にしてください。

お客さまへのお願い!
当店で「SHOPMASTERを困らせてやろう!」とお考えの「こだわり派」の方は、出来ましたらこだわりについて事前にメールでお伝えください。
極力即日お返事します!
イキナリのご来店ですと他のお客さまとバッティングしたりして十分「こだわりを伺う」時間がないときもあります
また、場合によってはお客さまのこだわりに対し当社の取り扱うパターンの関係から対応しきれない場合もあります。
できる・できないをはっきりさせ、お客さまに無駄足をさせないためのにも、事前に内容をご連絡いただくと助かります。
ご協力お願いいたします。