HOME>いらっしゃ〜い!!>
オーダースーツのヨシムラ
お客様！いらっしゃ〜い！
　12月の「お客さまいらっしゃ〜い」大阪編：「あんたが清水さんでっか！」　
まいどおおきに。大阪SHOPMASTERの清水です。
お陰さんで大阪店にもご来店のお客様がずいぶんと増えつつあり私も嬉しい限りです。
「大阪も東京に負けてへんで〜」
という訳で、東京SHOPMASTER吉村より新着情報の枠を奪い取り、大阪店の「お客様いらっしゃ〜い」を展開することにしました。
ご紹介するお客さまは私（清水）と同姓と言うこともあり特に印象深かった清水さんです。
年内納めが押し迫っている休み明けの日（12/10）、サンプル請求と共にお問い合わせが寄せられていました。

皆様からのサンプル帳のご請求はこの様な形で当店へ届きます。
1.紳士サンプル種類: 秋冬物
2.お名前: 清水---
3.メールアドレス: big---888@hotmail.com
4-1.〒: 5470000
4-2.ご住所: 大阪市平野区△-●-2
5.TEL: 06-6769-××××
6.連絡事項: 1月4日に着用する予定なのですが、間に合うでしょうか？
間に合いそうなら、サンプル送ってください。
7-1.希望配達月: 12
7-2.希望配達日: 10
7-3.配達時間帯: 午前中
8.オーダー方法: 直接採寸希望
8.ご年齢: 41〜50歳
9.お好みの色柄: 未選択
10.スーツの価格帯: 未選択
11.当サイトへのリンク: 未選択

そのお問い合わせの内容とは「１月４日に着用したいのですがまだ間に合いますか？」でした。
この時点でもうすでにギリギリといった現状だったので善は急げと直接お電話させていただきました。
当のご本人はお留守でしたので、
とりあえず奥様に「お時間の都合がつき次第すぐにご来店頂きたい。」ということをお伝えすると、奥様の方も「それでは今日の夕方にも主人を行かせます」と
とんとん拍子にことは運び、早速ご来店いただけることになりました。

なんでも奥様が言うには「主人は体格がいいほうなんです」とのこと。
それともう一つ、「主人はあまりセンスがなく、体格のせいか今までもダブルしか着たことがなかったのでアドバイスもお願いいたします」とのことでした。

「よっしゃ〜、任かさんかい！でも、いったいどんな人なんやろう･･･？」

そしてその日の夕方、Ｓさんはいらっしゃいました。
エレベーターから降りてくるなり
「あんたが清水さんでっか！わいも清水です。スーツを作りに来ました〜すいません、ダハハハー（笑）」。
おー、なんといきなりのテンションの高さ、そして何たる巨漢！
（ホンジャマカの石塚をもっとハンサムにして２倍した感じじゃおまへんか）
こっちも負けじとテンションを上げながら、
「いらしゃいませ、私がSHOPMASTERの清水です、ダハハハー」
と、挨拶もそこそこに早速本題に突入です。

ここからは清水さんとのおおまかなやりとりを、会話式でご紹介いたします。

私（清水） ： 随分とご立派な体格ですね(*_*)
お客様の清水さん ： そうですか、体力には自身があります
私（清水） ： それで、もうお生地はお決まりですか？
お客様の清水さん ： これで仕立ててもらいたいんです（Ｇ７０３４）。私ができるだけスマートに見えるには紺の無地しかないと思いまして
私（清水） ： スマートに、なるほど。それでは寸法を頂戴させていただきますのでちょっと上衣を脱いでもらっていいですか？
お客様の清水さん ： はい、せやけど窓から誰か見てまっせ、恥ずかしいなー、ダハハハー
私（清水） ： 誰も見てませんて(^_^;)
☆★☆　大阪SHOPMASTERより一言・・・
清水さんが上衣を脱いでみるとそれは素晴らしい胸筋が。まるでスイカを半分ずつ胸にくっつけたようなスゴサ、さながら「ＰＬＡＹＢＯＹ」のグラビアか。
なんでも清水は昔 柔道部で今はボディービルダーだそうです。
採寸も普段使っている130センチのメジャーでは足らず、長尺のメジャーでお測りしました。
必至になって測っている傍らで、清水さんの一言。
「そやけどおたく、うまいこと作ってくれはんねやろうねー」
「がっ...がんばらせていただきます」（タラ〜っ）

そして採寸も終わり次はデザインの相談です。
お客様の清水さん ： １月の初出勤に着ていこうと思ってるんです、ですので格好良く作って下さい！
もちろんスマートに見えるようにね、ただしまだ成長途上ねんですけどね、ダハハハハー

今のトレンドを取り入れつつ、サイズもゆったりとそしてかっこ良く。
う〜ん、難しい！
この日は偶然東京SHOPMASTERも出張で来ていて遅れてご挨拶差し上げたのですが、清水さんを見てびっくり。
「これはご立派ですね、すいませんが写真を一枚」とパシャパシャ撮りまくる始末。
清水さんの方も胸をピウピク動かしながら気持ちよく応じてくれました。
「ハハハ、やっぱり大阪の人は東京の人と違ってテンションが高いな」（By東京SHOPMASTER）
☆★☆　大阪SHOPMASTERより一言・・・
だいたい大柄な人の場合は、お腹が大きい人が多いんですがＳさんの場合は完全な逆三角形タイプです。（スゴイ）
ちなみにサイズをご紹介させていただきますと
清水さん（お客様） 　私（清水） その差
・バスト １３７cm ９０cm 　約５０cm
・ウエスト １１２cm ７６cm 　約３６cm
・ヒップ １２３cm ９２cm 　約３０cm

これで単なる肥満体型ないことがよく分かります。
私のサイズと比較すると凄さがよくわかるのではないでしょうか？私がなんと貧相(-_-;)
日本人だとバストがヒップより１０cm以上大きいというのは非常に珍しい体格です。

そして最終的にデザインはシングル２つボタンでサイドベンツ、ちょとお洒落なチェンジポケットつきと全体的にブリティッシュタイプです。
なんでも清水さんはこれまで既製品では胸囲が大きすぎるためダブルしか着れなかったとのことで、『オーダーですと胸囲・ウエスト・ヒップetcを別々に寸法をとるのでダブルでなくてもいけますよ。』
とご説明したところシングルスーツ初挑戦となりました。

ついでにＹシャツもオーダーいただき、トータルコーディネートの出来上がりです。

「大人しい白が私には似合うダハハハハー」

＜接客を終えての一言･･･＞
いやいや、とっても楽しい接客をさせていただきました。
出来上がりのご来店もこれまた楽しみです。
はたしてＳさんの身体にピッタリと合ったスーツが出来上がったのでしょうか？
結果は「お客さんありがとう」にてお話しすることにしましょう。