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全部入りラーメン浪花風
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全国的に梅雨明けも早く、アテネもかくやとばかりの好天が続く毎日ですね。 35度のK点越えの日も多く、こんなうだるような日には食欲ももうひとつで、アツアツよりはするっと入る冷たい系につい走りたくなります。 そこへゆくと、当社名物全部入りラーメン(?)はこの暑さにかかわらずお陰様で売れ行きは順調です。 ※スーツ屋がラーメンを?と怪訝に思われた方はこちらをどうぞ 03.01お客さまいらっしゃ〜い 全部入りラーメン? 03.01お客さまありがとう! 「全部入りラーメン」改め「ジョルジュバルビエ」風スーツ さて、今回ご紹介するSさんは、そんなアツアツのラーメンに負けないぐらいの熱い思いの1通のメールから始まりました。 |
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...と、過分なご感想と共に、サンプルの請求メールを届きました。 早速サンプルをお送りしたところ、翌日には来店予約も交えたこのようなメールが届きました。 |
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★☆★大阪SHOPMASTERより一言・・・★☆★ | |
こういう感想混じりのお客様のご予約メールは、結構 頂戴します。 ただ、文面から伝わる鼻息粗い思い、サンプル到着まで待つのがもどかしいとばかりの!マークが2通トータルで11コも付いて、おまけに今にもSさんが画面からサダコよろしく飛び出しそうな勢いのあるメールは、そうそうお目にかかれるものではありません。 思わずこちらがのけぞるというか、羽交い締めして『お待ちくだされ早まるな、冷静に。。。』とは失礼ですが、月曜日は受けるこちらも気合いを入れ、心構えしてご来店をお待ちしました。 |
ご来店されたSさんは、20代後半の自営業の若きオーナーです。 早速その熱い思いをしっかりと受け止め、具体化すべく、デザインのご相談です。 Sさんのご希望は、メールのように2着あり、1着はダブルの略礼服で、こちらは結婚式の披露宴用です。 2着目は披露宴の二次会のための、より華やかな装いをとのご希望でマオカラーに目をつけられたようです。 そう言えば、以前東京shopmasterもフォーマル用にマオカラーを仕立てていましたが、マオカラーは中国毛沢東時代の正装ですので、結婚式やパーティーにはまさに最適です。 |
★☆★大阪SHOPMASTERより一言・・・★☆★ | |
なるほど!2次会のための衣装とは隔世の感ですね。 我々の若い頃は、披露宴の2次会など聞いたこともありませんでしたが、今や披露宴には付き物です。 そりゃ、新郎新婦も堅苦しい披露宴と違い、気の置けない友達同士で和気あいあいと和むことと思いますが、今や『こっちがメインやで』とは、2次会のキャリアタップリの藤本の弁です。 (そういうお前はいつなんだ主役になるのは・・・) |
さてさて、前フリはこの辺にして、ここからはSさんのご注文内容のご紹介です。 まず1着目の略礼服は、披露宴用として欠かせない厳かな雰囲気にとけ込み、かつ存在感を主張し、ついでにそこはかとないオシャレ感もサラリとふりかけた、このようなスタイルになりました。 |
■ 1着目・・・ダブルの略礼服 ■ | |
□ 生地・・・G6172 DELFINO製ブラック無地 >>>結婚式やブラックスーツとして人気のイタリア素材です。 しなやかさと光沢感に溢れている為、やはりおめでたい席での着用をお勧めします。 □ デザイン ・ダブル 6ツボタン2ツ掛け >>>ダブルスーツ全体の印象を左右するボタン数はダブル復権の動きを受けたスタイルで、ブラックスーツとしてのトレンド感に重厚さも加味されて、ボタン位置も高めの設定がポイントです。 ・サイドベンツ >>>これをノーベントにするかどうかで、礼服専用かそうでないかをある意味スタイル面で決定づける仕様です。 ちなみに今回はサイドでスタイリッシュ感を表現しました。 ・クラシコ仕様 >>>こちらは当社おなじみのスタンダードで、全てのオプション勢揃いと、差別感を強調します。 ・その他オプション >>>Sさんの熱意に押される格好で、普段ブラックスーツとしては例を見ない総ステッチも、追加となりました。 それでは、2杯目いや2着目のマオカラースーツのご紹介です。 上記の1着目はフォーマルを意識したそれなりに抑えたスーツですが、それにひき替えマオカラースーツは何でもありの弾けたタイプで、『目立つ』をコンセプトに当社オプションの全てを網羅した『全部入りラーメン浪花風』タイプとなりました。 |
■2着目・・・マオカラースーツ■ | |
□ 生地・・・G6148 LORO PIANA製グレー地にオレンジ系のストライプ >>>今回の春夏物にはロロピアーナは24種類のサンプルアップ素材がありますが、中でももっとも存在感に溢れているとお客様の評判も高く、好評の内にSさんのご注文を持って品切れとなりました。(この生地を狙っていた方はスイマセン。。。) □ デザイン ・マオカラー>>>パーティーシーンでの注目度はピカイチで、恐らく立ち振る舞いにも視線を集めそうです。 宴の主役に躍り出るSさんの姿が目に浮かびそうですね。 G6148の滑らかな表面感とのマッッチングはSさんの期待を絶対に裏切りません! □ オプション ○クラシコ仕様>>>フル装備です。 ○ステッチ糸色変更>>>表地のストライプを意識したオレンジ系で外側を。 ○裏地>>>グリーン(Z494-3)で、パイピングはワイン(Z494-2)とカラフルに。 ○袖カブラつき>>>バー●リーでもお馴染みのカブラ付きで、当社でもそんなに珍しくはありませんが、マオカラーにこれを付けるとは意表を突かれました。 ○隠しチェンジポケット>>>一番新しいオプションが早くも登場です。 また、腰ポケットもフタ無しの玉縁のみと、さらにひねった仕様となりました。 ○その他、上着には総ステッチ、袖釦は重ねにして、パンツは2タック&消しダーツをプラス、4cmのダブル。。。 ひとまずこれでオプションは終了です。 |
★☆★大阪SHOPMASTERより一言・・・★☆★ | |
東京shopmasterが全部入りラーメンを原稿にしたのは、今から約1年半前の事です。 進化する洋服屋ヨシムラでは、今やスタンダード化しているオプションも、当時は何かとありました。 そのバックナンバーをご覧になったSさんは、更に新しいオプションも加えSさん仕様にして、更にそれをネタとして公開いただき、皆さんの参考になれば...との思いのようです。 お話を伺う内、Sさんは色々な職を転々とされた上、若干20代前半で今の事業を立ち上げられ(バイクの手作りマフラーを扱っておられるそうです)苦労の末ようやく軌道に乗せたという、立志伝中の方です。 お仕事柄か、オーダーについても熱い情熱を語っていただき、 オンリーワンの魅力も教えて頂き、それ故 当社に思いを込めたとのことです。 それでは、熱い思いがどう具体的に表現されたのか? 次回のお客様ありがとうでご紹介したいと思います。 |
★☆おまけの小ネタ☆★ | |
清水:『それはそうとSさん、なんで全部入りラーメンとメールされたのですか?』 Sさん:『実は以前ラーメン屋の店長もやっていましたので、ラーメンとなるとつい反応してしまいまして。。。』 |
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は〜い、おあとがよろしいようで
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