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真夜中のラブレター
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師走も25日も過ぎると街はクリスマスからお正月へめまぐるしく変わりますが、年の瀬の一番忙しい時期、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 今年も一年大変お世話になりました。 <(_ _)>(_> さて、今月は2005年最後のお客様として仙台のEさんをご紹介したいと思います。 Eさんは当店では初めてのオーダーですが、何でも当サイトはほぼ全て読み尽くしてしまったと豪語するほどの当店のファンの方でしたが、何分にも初めてのオーダーということでのご期待と実際のご対応で色々と困惑させてしまいました。 今回はその辺の失敗談を含めご紹介したいと思います。 それではまずはEさんからのメールのご紹介(あまりに長いので一部省略します。)
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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Eさん、楽しんでいますね〜。 わくわくしながらメールを書かれている姿、手に取るように分かります。 しっかし、メール長いな〜、これじゃお客さまいらっしゃ〜いコーナーの規定量(原稿ベースでA45〜6枚)にまとまらない!! とはいえ、とても嬉しく、楽しく、メール対応している吉村でした。 そしてこんなお返事をいたしました。
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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う〜ん、、、肩章・肩当てですか... こういった英国調のバーバリーやアクアスキュータムのトレンチコートって従来のイージーオーダーの工場では無理なんですよね... もともと、こういったデザインのコートはバーバリーコットンをはじめとする綿素材が多いですから毛織物のコートではあまりないデザインでしたから... ・・・なんていうのがこれまでの逃げ口上でしたが、今回はフルオーダーの工場でお仕立てすると言うこともあり念のため工場に聞いてみたところ、 吉井工場長から甲高い声で『良いですよ!やってみましょう♪』とのお返事が---- ただし、工場も画像だけではなかなかイメージが沸かないらしく、何か参考になる現物がないか?との問い合わせが。 何か参考になる現物といわれても、ないから注文なんだよ!...と思い悩んでいたところ、 肩章・肩当て? >>> トレンチコート? >>> バーバリートレンチ? >>> ンン?!我が家にあるじゃないですか!! そうです!もうかれこれ20年前のものですが私が高校生時代に来ていたバーバリートレンチが !! バーバリートレンチなら20年前でもデザイン的にはあまり変わっていないですし、何よりどんぴしゃのデザイン見本です。 (それにしても、高校時代にこんなのを着ている私って、やはり慶応ボーイ?)
いかがですか? 生地の質感は別にすれば、肩章・肩当ての雰囲気としてはバッチリですね。 こうして肩章・肩当てなどの型紙はバーバリートレンチを参考に作り、ようやく縫製ベースのバックボーンが整いました。 そこでEさんに「今度は採寸」ということで提携店での採寸をご案内し(メール通数が多いので割愛します)提携店に訪問していただいたところこんなメールが... |
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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ふ〜っ、一難去ってまた一難か、、、 どんな仕事もそんな簡単には出来ませんよね。コツコツした地道な活動が一番です。 さて、Eさんのお持ちになった不安ですが、簡単に言うとこんなことでしょう。 ・ 当店へは自分のイメージを伝えた。吉村(個人)は理解した。 ・ しかし、提携店(他の店員)は理解していないようだ。 ・ 念のため(吉村へ)確認した方が良さそうだ。 ...確かにこういったことは、仮に当店の実店舗であっても、メール対応をした私と直接ご注文をお受けする者とが違う場合、時としてこういった齟齬(くいちがい)は起こり得ます。 今回はそれが、メール相談者(私:吉村)→ 提携店担当(司茂)→ 提携店となってしまい、更にワンクッション多くなってしまったため、微妙なニュアンスが伝わらなかったのです。 Eさん、本当に申し訳ありません。 そこでEさんへはお詫びをすると共にこのままではオーダースーツのヨシムラとしてのサービスが出来ない!ということで、大変申し訳ないのですが再度日程を調整して提携店へ再訪問していただけないか、Eさんに打診しました。 もちろん、不安になっていた所をクリアにするためです。 そしてこれにはEさんもご快諾頂けてこれでようやく不安が払拭できました。 オーダー物は何でもそうだと思いますが初めてですと特にこういった不安がつきまといますから、私としても出来る限りこういった物は取り除きたいのです。 さて、ようやくこれでクリアとなったコート、さてどんな仕上がりになったでしょうか? 次回コートの仕上がりをご紹介します! 肩章・肩当て等々楽しみにしていて下さい。 それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。今年一年大変お世話になりました。 |