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今年は何故かディレクターズスーツ
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ようやく長い冬を越え、早春の陽気になってきましたが皆さんお元気ですか? 厚いコートを脱ぎ捨て、そろそろ活動的な事をしたくなってくる頃ではないでしょうか? それと同時に春は新生活を始める方も多く、結婚式等のお祝い事もジューンブライドまで続き1年中で一番明るい話題の多い時期ですね。 さて、そんな早春2月のお客さまいらっしゃ〜いコーナーですが、ホントは春になってこれから流行るトレンド物をご紹介したいと思っていたのですが、今年は何故か2月に入って急にフォーマルそれもディレクターズスーツのご相談が多くなってきましたので、トレンド物のご紹介を次回にして今回はディレクターズスーツのお客様をご紹介しつつ、フォーマルスーツについてご案内したいと思います。 それでは、早速今年になって寄せられたディレクターズスーツのご相談メールからご紹介。
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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こちらはサンプル請求をされた方が40代の女性名でしたので、きっとご主人様がどなた方の結婚式に出られるため、フォーマルをお考えになっているようです。 ご主人が結婚式で何かの大役をすることになったのでしょうか?大変ですね。 このようにフォーマルなどは普段使わない物だけに、いざとなるとその内容が分からず困ることが多々ありますよね。 そこで、ディレクターズスーツがどんなコーディネートなのか等の概略を先にご紹介したいと思います。 後ほど、フォーマル全般もご紹介しますが、まずは本題のディレクターズスーツから... ■ ディレクターズスーツとは・・・ ■ TPOについては後述いたしますが、ここでは外見的な特徴をご説明します。(出来上がり画像が身近になくイメージ画像でスミマセン...) ● 上着は >>> シングルノッチ衿orピーク衿 基本はシングルノッチ衿、時としてダブルのディレクターズスーツもありますが、これですとちょっと古っぽいイメージです。 またディレクターズスーツはとても特殊なデザインに思われるかも知れませんが、実は上着だけでしたら何の変哲もないただのシングル(ダブル)ジャケットですのでそれほど構えて考える必要はありません。 ● ベストは >>> 明るいグレーのベスト(慶事) ベストはかなり明るいライトグレイを使います。こういった色目の生地はスーツ用ではないため一般的にはフォーマル専用メーカーからの取り寄せとなります。 また、弔事にはシルバーのベストは絶対に使いません。黒のベストです。(...が、弔事の参列者では普通はディレクターズスーツを使うことはないです。) ● ボトムは >>> コールズボンといって独特な縞柄のパンツを使います。 どうですか?若い読者の方はあまり想像つかないかと思いますが、友達の結婚式などで主賓がスピーチする時などそういえばこんな格好の人がいたな?とご記憶にありませんか? ● その他のアイテムは >>> その他は白ネクタイ、白シャツ、白蝶貝などのカフス、黒靴ですが合わせるならこんな物が良いでしょう。
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以上、 こんなところがディレクターズスーツに欠かせない知識ですが皆さんいかがでしょうか? ちょっと格式張っているようにも思えますがここぞと言う時はこれだけ揃えば映えるスーツですね。 (閑話休題) 話を元に戻しまして・・・Kさんがご相談された点ですが > この場合、上着と同じ黒ズボンをつくっておくと冠婚葬祭に利用できるのでしょうか。 ...とのことですが、実はこれはなかなか良い考えでディレクターズスーツとしてはコールズボンが必須になってしまいますが、日常の略礼服用にスペアパンツを黒で後から作る人もいらっしゃいます。 こういったところはディレクターズスーツがタキシードと違い、一見すると上着だけでしたら普通の上着と変わらないところに便利さ?使い勝手の良さ?があるのかも知れません。 それでは他の皆さんからのご相談に続きます。 |
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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>>> こちらのNさんはどうやらご本人からのご相談のようですね。 そういえば自分もかれこれン年前結婚式の打ち合わせをした時かなり高額なレンタル料を請求されそうになったっけ。 今はいくら位が相場なんでしょうね。(当時で確か6〜8万円位でした) でも、披露宴の新郎新婦の場合は、ディレクターズスーツというよりは着丈の長いフロックコートやタキシードなどの方が若い方には良いのかも知れませんね。 これからのご相談でどうなっていくんでしょうか、楽しみです。 そして、次もディレクターズスーツのご相談、東京店北君宛にリピーターのNさんからのメールです。 |
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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こちらはただ今別件でフルオーダーをお仕立て中のNさん、フルオーダーの方がまだお納めできていないのに次のご注文(ご相談)です。 ご年齢は40代後半位の方ですが、これ位のご年齢になると社会的立場もあり結婚式では上司として乾杯の音頭などを取ることが良くありますから従来的な礼服ではちょっと物寂しいのでしょうね。 そんな時は確かにディレクターズスーツが最適です! 折角の機会ですからカッコイイ上司を目指したいですね。 Nさんからのご質問等は後ほど改めてご説明しますね。 そして最後は、一番長いメールを下さったHさん ご新規の方からのファーストメールですが色んなご質問が交じってますのでご紹介します。 |
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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いやいや、今月は立て続けにディレクターズスーツだけで4件のご相談メールとは... どこかの雑誌にでも掲載されているのかな? ご質問の内容は結構多岐に渡り非常に的を得たご質問ですので、それではディレクターズスーツを含めたフォーマルの全容からご紹介してご質問にお答えしたいと思います。 そこで、ちょっと脱線してまずはフォーマルスーツの概略をご紹介。 ■ フォーマルスーツにはどんな物がある? ■ 冠婚葬祭それに応じて着ていく物も変えなくてはいけないのがフォーマルの難しいところ。 日本人はこの面倒を嫌がって、独自の略礼服という文化を作りましたがそれは世界では通用しないこと。 ...と、この辺までは皆さんご存じかと思いますが、それではフォーマルスーツにはどんな物があって、それはどんな時に着る物でしょうか? そして絶対NGなことは何? この辺は抑えておかないと大恥をかくこともありますので是非皆さん参考にしてみて下さい。 それではフォーマルについて考えてみましょう? ポイントになるのはたった3つ。 1つは「どんな種類の礼服か?」 >>> 略礼服、タキシード、ディレクターズスーツ、モーニング、(燕尾服)です。 2つ目は「どんな式か?」 >>> 大別して慶事(結婚式・式典)と弔事(お葬式) 最後は、「式典が行われる時間帯」 >>> 午前中、昼(日中)、夜 この3つを一覧表にして見ましたのでご参照下さい。 |
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そこでは簡単に補足しますと、 |
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□ 略 礼 服 □ お値段 45,000円〜 >>> 結婚式の時は白のネクタイ、お葬式は黒のネクタイ、良くも悪くも冠婚葬祭の全てをオールマイティーにこなすのが略礼服。 でも、考えてみれば慶事と弔事をネクタイだけ変えて対応するなんて...やっぱりおかしいのも事実で、『日本の常識、世界の非常識』でもあるのがこの略礼服ですから間違っても白ネクタイを海外に持っていってはいけませんよ。 海外ではよほどダークスーツの方が好まれます。 ・・・ そういえば3番目に登場されたNさんが期せずしてこう言われていましたね。 > 所謂黒の礼服は持っているのですが、お祝いの時に、喪服と同じ服でネクタイの > 色だけ違うというのは、ちょっと・・・と最近考えています。 これこそ正に略礼服の『?』な所なのです。 披露宴では40〜50代の方は仲人はやらないまでも、主賓、乾杯の音頭、スピーチ等々結構大役が多いですからこういった機にディレクターズスーツを持たれるのも良い機会かも知れませんね。 |
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□ タキシード □ お値段 礼服+10,500円(オプションとして) >>> 従来 夜の準正装として言われてきたのがタキシード。 タキシードといえば、上着はシングルのショールカラー(ヘチマ衿)かピークドラペルで衿だけ拝絹と言われる光沢感のあるサテン地で作ったもの、またボトムは側章と呼ばれる拝絹と同素材の線を一本立てに通した黒無地が一般的です。 着るタイミングとしては、最近は昼からでもOKですし、海外ではカラフルな生地を使ってカジュアルTAXなどと言われることも多いです。(上記表で○△と書いたのはカジュアルTAXは△という意味で、夜の礼服として黒のタキシードは大正解です。) その他のアイテムは立ち襟のシャツに、蝶タイ、カマーバンド、オペラパンプス(無ければフォーマル感のあるストレートチップの靴)を揃えればこれで完璧です。 ・・・ 若い方(20〜30代)の方でも友人や先輩として結婚式などでスピーチされる方がいらっしゃいますが、こういった場合はディレクターズスーツよりもむしろ若さが出るタキシードが良いでしょうね。 |
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□ ディレクターズスーツ □ お値段 3点セットで80,000円〜 >>> タキシードが夜の準正装なら昼の準正装はこれが!本稿のディレクターズスーツ。 ディレクターズスーツは前述いたしました3点セットですので繰り返しての説明はいたしませんが、どんなシチュエーションで着ると良いかというと、日本の結婚式でしたら、友人以上 仲人以下の立場の方(つまり上司)が着るのが年齢的にも格調的にも一番様になっていると思います。 また、ディレクターズスーツは一般的には慶事で認識されていますが、実は弔事でも一応OKです。 タダ、その場合は黒ベスト+黒タイにしなくてはいけないのと、日本の正装感ですと質素さが一番ですので個人的にはあまりオススメしません。 (葬儀委員長や喪主なら話は別ですが、(本稿と矛盾するようですが)一般列席者は日本的略礼服が一番無難かと...) |
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□ モーニング・(燕尾服) □ お値段は・・・個別にご相談下さい。 >>> モーニングからは正式な正装です。 実際あまり使用する機会はないと思いますが、例えば叙勲の時などですかね。 そういえば大阪SHOPMASTERが自身が喪主を務める告別式の際、着用されていたのが私には印象的でした。(清水さん:こんな場でお名前を出してスミマセン。) モーニングには凛とした威厳がありますね。 また、燕尾服は よほどのことがない限り一般人には関係ありません。叙勲され天皇陛下に会われる方やノーベル賞を受賞する際にフルオーダーでご相談下さい(笑)。 |
さて、 こんなところがフォーマルの概略とここのところご相談が増えてきているディレクターズスーツのご案内です。 ディレクターズスーツについては40代に入り、部下の結婚式等が増えてくるとご興味を持つことが多くなるアイテムですからジューンブライドを前に声が掛かりそうな方はお早めにご相談下さい。 かくいう私はまだ持っていないので、部下に慶事があることを切に願っております。(ちゃんちゃん) それでは、次回は何人かご注文いただきましたのでその仕上がりをお客様ありがとうコーナーでご紹介できればと考えております。 (でもご感想メールが集まるような内容ではないので「ありがと〜う」はないかも知れません。) |