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「水洗い」こんな事トラブルも
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桜前線が日本列島を北上し各地で桜の便りが聞かれる時期になりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか? もうすぐGWですし、寒冷地では長い冬も終わりを告げるタイミングで、今が一年中で一番気持ちの良い季節です。 さて、 そんな衣替えを意識した季節の変わり目にはスーツのメンテナンスも!と思い先月新着情報で当社でこの度行う『スーツの水洗い』についてご紹介しましたが、早くも何人かのお客様から思わぬ反響が出てきましたので今回はそれを採りあげてみたいと思います。 どんなことを採りあげるかというと、、、 折角の新サービスに対しては少々ネガティブな内容ですが、スーツの水洗いは万能ではありません!ということをご紹介したいと思います。 紹介するに当たってご登場いただくのは、東京SHOPMASTERとしては越境エリアではありますが神戸市にお住まいの岡田様。 大阪店で非常に懇意にしていただいているお客様で、先頃行った大阪店でのフルオーダー受注会でもご注文いただいた方です。 その岡田さんからこんなメールを頂いたことがきっかけでした。
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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実はこのメール 件名の通り、大阪SHOPMASTER宛に届けられた物でした。 それをたまたま私が大阪出張中だったため目に留まり、加えてスーツの水洗い商品化においては吉井工場長と私が最先端を行っていたため清水氏に変わってお返事差し上げたのがきっかけでした。
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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う〜ん、数行のメールからだけですと状態が分かりませんのでさすがに断定的に物をいうことは出来ませんね。 そこで工場へ直送して貰うことにいたしました。 それにしても岡田さんからのご相談はタイミング的にバッチリでした。 何故って?、それは先日新着情報で上げた季節の変わり目には水洗いをの原稿を書いている正にそのタイミングでご相談が舞い込んだからです。 どんなに良いサービス(商品)でも価格・品質全てにおいて旧来の物よりも100%優れているというものは早々滅多にはありません。 普通は何かを得る代わりに何かを失う物です。(例えば品質が上がるが価格も上がるとか、大型車を買えば見てくれは良いけれど狭い路地に車を入れにくいとか) それ故、プラスの情報だけではなくマイナス情報も欲しかったのです。 そこへ、岡田さんからの水洗い失敗例(←他社製ですよ!念のため)は私共にとっても切実な問題になるでしょうし、お客様への情報開示としても適切だと思ったのです。 そこで、今回は岡田さんへは ある種当社としても初の試みであり他店が絡んでいることもあり、リスクも伴うことを事前にご理解頂いた上で、お直しに着手することにいたしました。 そして、暫くすると岡田さんから工場へスーツが届きました。 どんな物かというと、画像の通りです。 |
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う〜ん、確かに酷い状態ですね。 これがクリーニング屋さんの水洗い後ですか... 私も水洗いの際には、裏地の縮みで問題が出る可能性がある!と警告しその対処までご案内していましたが、これは想定外でした。 そこで、工場長とも色々と方策について相談していたのですが、あれやこれやしている内に時間だけ経ってしまって... 思わず岡田さんからこんな風に催促されてしまいました。 |
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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スッ、スミマセン...お返事を失念していたのは私の責任です。 何分にも3月末は社内がバタバタしているため、私が工場へ行くことができなくて... 吉井工場長を責めないでください。<(_ _)>(_> それはさておき、時間を置いたのは実は別の理由もありました。 それはというと、次のメールでご説明しますね。
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★☆★ 東京SHOPMASTERより一言 ・ ・ ・ ★☆★
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う〜ん、お直しといっても色々と大変です。 従来お直しは、ご迷惑をお掛けしているため納期重視で考えておりましたが、時としては生地をステッチと馴染ませるため時間をおいて寝かすとは... 販売者はとかくスピードを重視しますが、作り手は品質第一ですからね。 この辺、今回は工場長の意見を伺いながら対応しましたが私も大変勉強になりました。 さてさて、 ほぼ完全な状態まで直りそうと啖呵を切ったこのお直し、どんな仕上がりになるのでしょうか? 次回仕上がりをご紹介します。お楽しみに〜!! |