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華燭の典に向けて
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12月になると街はクリスマスムード一色になりますが、皆さんの周りはいかがでしょうか? 今年は都内は何年かぶりに表参道のライトアップが復活するそうですが、これからの時期、外は寒くても暖かい格好をして街を散策するのも楽しいものですね。 さて、そんな人恋しい師走にご登場いただくお客様は、恋人達の季節を通り抜け、次なるは結婚(結納)へ向かって邁進中のOさん(女性)とSさん(男性)のお二人です。 えっ? 何故そこまでお客さまのプライベートから入っていくの? ...とお思いかも知れませんが、実は今回はOさんからSさんへ結納返しの品物としてスーツの贈り物をされたいというご相談から始まったからでした。 さて、どんなご相談だったのでしょうか? |
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Oさんは結納返しの品としてスーツをご検討されているとのこと、偶然当店を見つけられたとかで有り難い限りです。 しかし、それにしてもインターネットによって色んな事が便利になりましたね。 試しに「結納返し」「スーツ」でYahooを検索してみましたが何店舗か出てきました。 そして、お仕立ての方はフルオーダーですか、本格的ですね。ありがとうございます。 きっと当社のページと三久服装(フルオーダー縫製工場)の両サイトをご覧になられたのでしょう。 それではこちらも私が接客に出て、工場長に仮縫いをしてもらうしかないです!!。 そしてサンプルが到着すると早々に幾つかのご質問を頂きました。 詳細は紙面の関係から割愛しますが、こちらをご案内したり当方からスケジュールのことなどを伺っている中でOさんの並々ならぬ思いを実感いたしました。 それはこんな所からも読みとれました。 |
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う〜ん、結納(結納返し)は女性にとっても大切なイベントですからね。 こちらも失礼があってはいけません。 そこで次は ご注文→採寸となるのですが、ここはこちらも万全の体制を...ということで、ご注文はご来店のお客様が多い土曜日(10/14)でしたが、きちんと時間合わせをしてご来店いただくことにいたしました。 そして決まりました詳細は次の通りです。 |
そして、無事ご注文と採寸を済ませ仮縫いの準備を進めているとOさんからまたメールが... |
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う〜ん、Oさん ますます気合いが入っていますね。 どうやら当社のサイト隅から隅までご覧になられているようです。 でも、下線部はちょっと誤解があるようでしたので念のためこんな風にお返事いたしました。 |
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本当は柄合わせは仮縫い後の本縫いの時の話ですから仮縫い前の現段階ではあまり関係ないのですが、Oさんも大切な贈り物のことで気が気でないご様子でしたので出張先からこんな風にご案内いたしました。 そして次は一大イベント!仮縫いです! ここまではどちらかというとOさんが主役でしたがここからはSさん(ご主人になる方)が主役そして私共の方も主役は私から吉井工場長へ主役が移ります。 仮縫いはこんな感じに行われました。横で見ているOさんも真剣です。
実際の仮縫いの時のことをご紹介しますと・・・ 正直申し上げるとSさんはあまりこれまでスーツについて関心を持たれない方でした。 どちらかというとスーツは作業着的に考えられていた方でした。 そこで、『このままではOさんからのお気持ちが100%伝わらない』と思い、 工場長からも、既製服とイージーオーダー、イージーオーダーとフルオーダー、それぞれの違いやSさんの体型的な特徴、それに対する対処方法(補正方法)などを積極的にご説明して、こんな風にピンを打ち、仮縫いは1時間掛けてたっぷり行いました。 どんなに美味しい料理でもきちんと説明があるのとないのとではありがた味が違いますからね。 ワインもうんちくがあるとより美味しくなりますよね。 さてさて、 こんな感じに行われた仮縫いは無事終了し、仕上がりまであともう僅かです。 どんな仕上がりになるのでしょうか? またこんな簡単に結納返しのスーツが仕上がって良い物なのでしょうか?(当店らしく何かオチやサプライズは??) 次回の仕上がり紹介どうぞ楽しみにしていて下さい。 |