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〜大阪編〜 オーダースーツ、見本服でも大丈夫!
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3月も末になると各地で続々と桜の開花便りが聞こえてきますが、皆さんのお近くの桜はいかがでしょうか? 桜の開花が早くてお花見の計画が狂った...なんて慌てている人も今年は多いのではないでしょうか? さて、春といえば新生活をスタートされる方が多い時期ですが、私達社会人にとって新生活の準備に欠かせない物の1つにスーツが挙げられます。 特にフレッシャーズの方はスーツの手持ちも少ないはずですが、それでも着替えのことを考えると最低でも2着は用意しておかないと厳しいですね。 もちろんフレッシャーズに限らず、転勤先や転職などの理由でスーツを新調される人も多いかと思いますが、そんな時皆さんはどんな方法で準備をされていますか? |
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デパートや買い慣れたセレクトショップでお気に入りをゲット? それとも量販店で取り急ぎお手頃な物を数着まとめ買い? もしくは本格的にオーダーで仕立ててみる? |
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人それぞれライフスタイルによって購入の仕方は色々だと思いますが、最近では手軽で便利なネット通販を上手く活用されている方も結構多いのではないでしょうか? とは言え、これはサイズが予め表示されている既製服が前提で、ネットでオーダースーツともなると色々な不安や疑問が付きものですね。 ネットでの購入の場合、一番懸念されるのが「モニターで見たのとイメージが違っていた×××」という問題ですが、これは衣料品だけに限らず全ての商品に言えることで、NET通販というシステムにおいてはある程度仕方がないことです。 では、これが一から仕立てていくオーダースーツともなると、どうでしょうか? きっと、このようなことが主なネックになってしまっているのではないでしょうか? 1. 生地の色柄や質感が分かりづらい 2. イメージしているデザインがちゃんと伝えられるかどうか心配 3. ホントにサイズの合った服が仕上がるの? 1番の生地の問題に関しては、色柄は画像を拡大すれば何とか伝わりますが、さすがに生地の質感や風合いなどはモニターからでは伝わらないですね。 (私はそのために日夜サンプル帳製作をしていのですから。) もちろん、サンプル帳をご請求頂いたからといって、決してご注文を強制することはありませんから、オーダーにご興味を持たれた方はお気軽にご請求下さい! 2番目のデザインやイメージの問題については、当社のHP上で英国調やクラシコイタリア等、いろいろとご紹介しておりますのでこちらをご参考にしていただければと思いますし、もちろん他社のwebサイトを参考にされるのも良いと思います。 他にも、お好みに近いスーツの画像や切り抜き等お送りいただくのも有効な手段の1つです。 せっかく高いお金を払ってオーダーするのですから、お好みやイメージはしっかり伝えておくに越したことはありませんね。 そして最も難しいのが3番のサイズに関する問題です。 サイズは身体に合ったスーツを着るために最も大切な要素ですから、当店では出来る限り直接採寸にこわだっています。 とは言え、お店から近い距離にお住いの方でしたら簡単なことでも遠地の方にとってみれば大変難しい問題。 もちろん、当店ではこのような場合でもご対応ができるように全国のテーラー屋さんに提携店という形で直接採寸にご協力頂いています。 と、このように当店は直接採寸をモットーとしていますが、お客様の中にはどうしても採寸の都合がつかず、やむなく見本服での採寸となるケースも時々あります。 このコーナーとしてはいつになく前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題!(やっとか〜!!) 今回は、店舗での採寸でもなく、提携店での採寸でもなく、見本服よりご注文頂いた岐阜にお住いのHさんをご紹介したいと思います。 実はこのHさん、半年ほど前に一度サンプル帳をご請求いただいていたのですが、お忙しくてなかなか連絡する時間がなかったとのことで、ようやく先日になって下記のオーダーシートをお送りいただきました。 |
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お客様からのオーダーシートはこのような形で送られてきます。 早速、各項目毎にご案内しよう!と思ったのですが、この段階で一番気がかりなのは 「採寸はお伺い出来ませんので、現在着用のスーツを郵送させて頂きます」というコメント。 「う〜ん、できればお近くの提携店さんへ行って頂きたいんだけど...」 ...というのが当店のホンネ オーダーシートの内容に併せて、提携店へ行かれては?とご案内しようとメルアドを確認するとそこには携帯メールが記入されていました。 う〜ん、いくら最近の携帯電話の文字数が多くなったとはいえ、お見積に仕様のご相談にとご案内する項目がモノ凄く多いですから、やはりメールのやりとりにも限界があります。 そこで、直接携帯電話へお電話したところ、PCのアドレスを教えて頂くことに... ついでに提携店での採寸についてもお伺いしてみましたが、こちらの方はあいにく難しいとのことで、当初のご連絡通り見本服での採寸となりました。 理由は、時間的になかなか難しいということと、岐阜県内にご用意できる提携店がなく、名古屋市内でしかご用意出来なかったのも大きな要因でした。 (提携店については、出来るだけお客さまのお近くでご用意するようにしていますが、昨今のテーラー屋さんの廃業や、遠隔地などでお店が少ない等、場所によってはご用意出来ない場合もございます。) ...と、このように採寸に関しては今回は残念ながら見本服となりましたが、見本服採寸だからと言って決して手を抜くつもりはありません。 気合い十分にこのようなご案内をお送りしました。 |
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そして数日後、見本服が到着。
早速、このように各寸法を採寸しながら、仕上がりのサイズを寸法表に落とし込んでいきます。 そして、ここで重要なポイントはHさんのご体型。 いくら寸法通りの数値でお仕立てしても、見本服そのままではHさんのご体型を充分把握することができません。 という訳で、Hさんにこんなメールをお送りいたしました。 (この時点でかなり長くなってしまっているので、主要部分だけ抜粋いたします。) |
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その後、Hさんより仕様のご確認とご体型についてご連絡いただきました。 メールの文中にもありましたが、Hさんは以前に他店でオーダーされた経験があり、その際には特段の体型補正は取り入れていないはずとのことでした。 そこで今回は補正を入れず、正体でお仕立てすることになりました。 ちなみに、この体型補正というのはなかなか奥が深く難しいのですが、なぜ難しいかというと、最初の採寸の段階でお客様の体型やスーツを着たときの癖の出具合を完璧に見抜くのは至難の業だからです。 だって、皆さん採寸の時って少しは緊張されていることが多いですし、それに鏡を前にすると普段以上に姿勢を正したりしますよね? それに素材によっても皺の出方など違ってきますし、、、 このように体型補正はとても奥が深く、完璧にマスターするには日々の経験と努力の積み重ねが必要ですので、私も頑張って習得したいと思います。 以上、今回は見本服でのオーダーを取り上げてみましたが、いかがでしたか? 「大阪や東京に行かないとオーダーできないの??」 「近くに提携店がなさそうなんだけど...」 、、、このように今までオーダーを諦めていた方、今回のHさんのように見本服でのオーダーでもお仕立ては可能ですので、どうぞご安心下さい。 ただし、その場合メール(あるいは場合によってはお電話)での入念なやりとりやお客さまとお店側の意志疎通がかなり重要となってきますので、その点はどうかご協力下さいね。 それでは、皆さん次回の「ありがとう!」をお楽しみに〜!! |