|
|
新郎もこだわります |
日増しに寒さもつのる今日この頃ですね(どこが暖冬や!)、めくるカレンダーもいよいよあと1枚になりました。
皆さん、今年こそは!と年初に誓った総決算の見込みはいかがでしょうか? 禁煙だ、スキルアップだ、転職だ、ダイエットだ、百名山登頂だetc、その成果が上がった方、そうでもない方など様々でしょうが、年末まであと少し、追い込みの12月は目の前です。 そんなこんなで今年も暮れてゆきそうですが、鬼が笑わば笑え、来年に新たなスタートを予定されている方からこんな嬉しいメールを頂きました。 |
|
今までにも何回も経験はありますが、その都度感じるのは、こういう人生の節目に当社がお役に立てるのは、この商売やってて良かった!と思う事です。 商売抜きとは言えませんが、出来るだけ相応しい華やかな衣装を、心を込めてお作りさせて頂きます。 ご連絡の後、数日してKさんがフィアンセの方と来店されました。 早速、予め送って頂いたロングタキシードのイメージ画像を元にご相談です。 そこで、集約したKさんのご希望のポイントは2つ。 |
|||||
|
というところで、フィアンセの方と3人楽しくあれやこれやと話が進み、相談の結果、以下のように主なポイントが決まりました。
□ 前ボタン2つ □ >>> ロングタキシードの場合、通常はコートと同じく3つないし4ツボタンのタイプが多いのですが、式の後のお直し事も考え、2ツボタンに決まりました。 □ 衿はピークドラペル □ >>> すっかり若い方には市民権を得た衿ですね、シャープな印象を与えますので、お仕事にさえ差し支えなければ華やいだ感じしますのでお勧めです。 □ ベストはシルク素材にクルミボタン □ >>> こちらはオーソドックスな礼装アイテムに落ち着きました。 ビジネスにはさすがに出番はありませんが、結婚式に参列の場合、このシルク素材のベストひとつでフォーマル感やオシャレ感が強調されますので、何かと役立つ優れものです。 □ 糸色変更 □ >>> お馴染み仕様ですが、フラワーホールと袖口をエンジ色に変更して、アクセントが付きました。 □ サイズ □ >>> Kさんの通常の上着の長さは69センチ、対して今回のロングタキシードはヒザ上の81センチとなりました。 式で使用された後お直しに取り掛かり、裾の長さを12センチカットして普通のスーツとしてお召し頂けるようにします。 横のサイズですか?言わずもがなですが、幸せ太りとやらでそれなりに成長されていました。 そして一番最後になりましたが三者協議の結果、生地が決まりました。 □ G4050 ハニーテックス ウール60%とシルク40%の高率混 □ >>> 基本のグレー地をベースに色々と検討の結果、このシルク混の何とも言われないストライプと光沢感に軍配が上がりました。 挙式は来春との事で、仕上がり画像のご紹介は今暫く先になりますが、華やかなブライダルの席にはきっと映えると思いますので、Kさん共々仕上がりを期待したいと思います。 < ひと口メモ > 基になった画像は俗に言われるところのロングタキシードとやら呼ばれるタイプの画像です。 イメージとしては「演歌のプリンス」氷川キヨシルックでしょうか、これひとつでプリンスのような華やかなイメージですから、今や新郎にはこのタイプはひっぱりだこですね。 ただ、厳密に言えばこれはタキシードではありません、タキシードの方が聞こえが良いのでそう呼ぶようですが、これは正式にはフロックコート(Frock Coat)と呼ばれます。 16世紀に遡る伝統的な紳士の装いで、進化して現在のスーツのデザインに至っている、いわばルーツのようなスタイルです。 こちらの画像は本格的フロックコート。(キルガー(Kilgour)製一式30万円也!) 只今東京の伊勢丹メンズ館で展示中とのことです。(作った工場は、、、ヒ・ミ・ツ・!) |
貸し衣装代が結構高かった!その割りには...と言うのは、それを体験されたお客様より良く耳にする言葉です。 式場が直接貸し衣装を準備するのではなく、間に専門の業者が入りますので、どうしてもその分だけ高くなる、というのが裏事情のようです。 また、貸し衣装も今やブランド全盛とか、ただゼニアやロロピアーナならともかく、果たして存在すらも怪しい、聞いた事もないイタリアのブランドが高い値付けで行われているようで、信用性には乏しいのも消費者に不信感をもたらす要因となっているようです。 ともあれ我田引水かとは思いますが、当社でお仕立てすれば高くても10万円まで。(おまけに何回でも使用出来ます!?) ご結婚がお決まりの方も、そうでない方も興味ある方はぜひ当社宛お問い合せお待ちしています。 |