３月に入りますと三寒四温の言葉どおり、雪に代わり、雨の日が多くなりますね。
とは言え、ひと雨毎に草木も芽生え、緑が濃さを増してゆくような気がします。

分厚い冬服よさようなら、軽やかな春物よこんにちは、と季節に先駆け衣替えしたいところですが、ただ今しばらくは、冬服が活躍しそうな今年の春の陽気です。

そんな中、お待たせいたしましたが、春夏物のサンプル帳が先週完成しご予約頂いたお客様のお手元にお届けいたしました。

「どんな生地が最初にご注文頂けるかな？」と不安と期待で首を長くして待っていましたところ、WEBを通じて早速にもオーダーシートをお送り頂きました。
ありがとうございます！ (*^_^*)

その最初のご注文の生地とは...

トップページに掲載の BL9300　ゼニア社製　トロフェオ　シルクウール混紡素材です。

シルクとウールの半々の組織で、ライトブラウンの色目に杉綾の織りです。
光沢感としっとり感に溢れて、これぞ高級品というオーラが漂うような仕上がりとなること間違いなしです。

★☆★ 大阪店 清水より一言･･･ ★☆★

どの生地を選んで頂いても嬉しいのですが、とりわけトップページの生地が一番初めのご注文とはトップに掲載した甲斐があったというものです、グスン！

と言いますのはサンプルを作成するに当たって、一番悩ましいのがトップページに何を、どんな形で持ってくるのかというところです。
サンプルを開いて一番先に目に飛び込むのですから、お客様の期待やワクワク感もあり、このシーズンはこれで勝負だ！との我々の意気込みもそれを通じて感じて頂けるからです。

前置きはこれくらいにして、早速頂いたKさんからのオーダーシートメールをご紹介したいと思います。

080303　オーダーシートパターン表送信フォーム 生地番号 = BL9300 1_基本デザイン = シングル２つボタン 1_2_ボタン位置 = 標準 1_3_ゴージライン = 標準 2_ベント = サイドベンツ 3_袖口 = 本切羽(+2,000円) 4_袖ボタン = 4つ 5_ポケット = フタツキ 6_裏仕立て = 総裏 7_1_ネーム記入文字 = ○○ 113_1_オプション = 携帯ポケット 13_1_2_携帯ポケットOP = 左胸 13_3_オプション = キュプラ裏地（無地） 14_連絡事項 = 以前製作の日本毛織・黒礼服・フルオーダーのサイズでお願いします。 キュプラ裏地の色目のアドバイスもお願いします。 生地厚に思うのですが、着用の期間はいつ頃でしょうか。

★☆★ 大阪店 清水より一言･･･ ★☆★

早々のご注文、ありがとうございます。
Kさんはご連絡の通り、以前フルオーダーにてもご注文いただいています。
今回はそのフルオーダーの際の型紙をイージーオーダーの工場へ持ち込んでのお仕立てとの事、承知しました。
こちらがそのフルオーダー時のKさんの仮縫いの後ろ姿です。
画像のように、これだけ背中の余っている部分をピンでつまむと言うことは反身体といいまして、姿勢の良い方に見られる体型のクセです。

イージーオーダーでもこのあたりは補正は可能ですが、一度フルオーダーの着心地を感じていただけているので、今回もその型紙を利用してのお仕立てとさせて頂きます。
また、素材は確かにやや肉厚なのですが、こちらが本来の合い物と称する素材ですね。
春先５月頃まで、あるいは秋口10月後半までにお召しになるには最適な肉厚感ではないでしょうか。
そして裏地としては表地に負けないゴージャス感に溢れているZ530-F02ブラウンとF06のグリーンを提案させていただきます。

よしやった!! ...と喜んでいたのも束の間、またまたオーダーシートがもう１通...

「え！またBL9300！おまけにこちらもKさんから！」

そうです、同じ生地で同じ時間帯に同じ苗字の方からご注文頂くなんて、これは奇跡か｡｡｡（大袈裟な!!）

冗談はさておき、それではお二人目のKさんのお仕立てのご紹介です。

080303　オーダーシートパターン表送信フォーム 4.生地番号 = BL-9300 5.基本デザイン = シングル２つボタン 5_2.ボタン位置 = 高め 5_3.ゴージライン = 高めB 6.ベント = センターベント 7.袖口 = 本切羽(+2,000円) 8.袖ボタン = 4つ 9.ポケット = フタツキ 10.裏仕立て = 背抜き丸台場 11.ネーム = ローマ字 11_2.ネーム記入文字 = ○．○○○ 17_2.オプション_キュプラ裏地色 = Z528-1

★☆★ 大阪店 清水より一言･･･ ★☆★

早々のご注文ありがとうございます。
こちらのＫさんからはジャケットにマッチしたパンツまで併せてのご注文、承りました。
ちなみにパンツの素材はこちらのソメロス社(ポ）のコットンとライクラの混紡素材でストレッチ性もありますので、コットンとしては珍しくシワにも強いのが特徴です。

また、セットアップでご着用ですから、少しコーディネートを考えて見ますと､､､
靴との相性はジャケットがライトブラウン（ベージュ）、ボトムがモスグリーンでしたので、色合わせには若干テクが必要で、バーガンディーのダブルモンクの靴なんかが良さそうです。（By 東京店 山橋）
いかがでしょうか？

そして、裏地のZ528-1は今回新登場の紺地ベースのスモールチェック柄ですね。
可愛くカジュアル感が打ち出されますね。

トップがブラウンに、ボトムがグリーンと、イタリアぽい組み合わせですね。

というところで、ふたりのKさんは偶然ですが同じ素材に目を留めて頂きご注文頂きました。
仕上がりもちょうど３月末と、そろそろ春先のお出掛けに役立ちそうな時期です

楽しみにお待ち頂ければと思います。

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