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関西向けのPコートです。 |
師走に入り街はクリスマス商戦真っ只中となりましたが不景気の煽りを受けているのか例年よりも盛り上がりに欠けますね。
いきなり暗い話題でスタートしましたが当社はなんとか明るい話題を伝えることが出来る様、頑張ろうと考えております。 不景気な世の中ですがクリスマスやお正月くらいは大人も童心に帰り楽しみたいものですね。 さて、今回は関西にお住いの方には重宝されると思われるコートのご注文を頂きましたのでご紹介したいと思います。 ご注文頂いたのは先日、125周年の生地でご注文を頂いたTさんですがいつも清潔感あふれるお洒落をなさっていて私、山橋は自身のスタイルを振り返りつつ考えさせられるお客様です。 特にこういった仕事を職にしていると若い頃は力が入っていたのですが最近では力も抜けお客様のご注文に注力することで自身の物は後回しになり「これではイカン!!」と少しばかり焦っております。 125周年の生地を使用したスーツもまだお納め出来ていない状態でしたがTさんからこの様なメールを頂いたことから今回のご注文はスタート致しました。 |
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上記のようなメールを頂戴したところからスタートしましたがいつもながらにプレッシャーは感じつつもメールを頂戴した段階で素敵な物が出来るのではないかと私自身も楽しみになりました。 Pコートというと先月東京店の北君がご紹介いたしましたが、また雰囲気の変わる物になるであろうということでめげずにご紹介致します。 当社でもこれまでに何名様かPコートをお仕立てしているのでその旨お伝えしたところ... |
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Tさんは兵庫県の加古川にお住いで当社のある梅田堂島までは時間が掛かるのにも関わらず前回のスーツに引き続きご来店頂ける運びとなりました。 前回、ご紹介したショールカラースーツのHさんも和歌山という遠方からのご来店でしたが改めてこの様なお客様に支えられて当社が成り立っていることを実感し気が引き締まる思いです。 この様な形でスタートした今回のご注文ですがメルトンを使用すると確かに重くなりまたごわつくことから車などを運転するには少々ヘビーですよね。 Tさんはこの辺りを懸念されているようで色々とご検討されているようですが私もどの様な生地をオススメするか頭を悩ませておりました。 そんな中、Pコートのデザインを再確認する為、改めてネットサーフィンをしていたのですが基本は同じ様なものの細部では色々とバリエーションが有り、色々と勉強になりました。 イタリアの男性は色気ある着こなし、英国の方は質実剛健に、日本の男性は少し可愛くと同じコートでもこれだけ多くの着こなしがありたまにはこういったことを勉強しなければと考えさせられました。 お話しをさせて頂く前にTさんのお姿を思い浮かべながら自分なりにイメージを作っていたのですがTさんの細身でシャープなご体型からあまりゴツイ物では難しいので少しタイトな物をご提案することにしました。 お忙しい中、ご来店頂きTさんのイメージを伺いつつ私の考えていたイメージとそれに近い画像などをご覧頂きながらお話しを進めていきましたがTさんと私の間で大きな隔たりはなくスムーズにお話しが進み先ずは一安心です。 それでは決まった仕様をご紹介させて頂きます。 |
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以上に決定致しました。
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昨年の品番で今年のオルメザーノのフラノBL4325と比較すると少し色目が違うのですが雰囲気は同じです。 ※画像真ん中がBL1317です。 この生地ですと本来はジャケットにも使用する生地ですので十分軽くお車の運転でも問題ないですし、かといって関西の気候であれば十分温かいはずです。 私も東京赴任中、東日本でのコートの需要の高さに驚きましたが関西ではハーフコートでも通用する気候ですのでご興味のある方はお気軽にお訪ね下さい。 今回はPコートでしたが勿論、通常のコートでも大丈夫です。 またTさんのご要望で生地以外に釦でも差を付けたいとの事でしたので当社の取り扱うメタルボタンの中で高級感は一番のNo'70Gをお薦めしました。 Tさんにもお気に召して頂けたのでこれに決定致しました。 形はごく普通のシンプルなPコートとなりましたが生地と釦は他の物とはひと味違い重宝するコートになるのではないでしょうか? プレッシャーはのし掛かりますが出来上がりが楽しみです。 出来上がりは次回でご紹介致します。 それでは今回はこの辺りで失礼致します。 次回をお楽しみに〜!! |
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(執筆:大阪SHOPMASTER山橋)
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