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オーダースーツのヨシムラ
お客様!いらっしゃ〜い!

 最新とビンテージ(大阪編)
5月も後半に入り、2010年度上期もラストスパートですね。
当社も6月から下期に入りますのでスタッフ一同、慌ただしく過ごしておりますが他のスタッフはさておき私は日頃の運動不足からの体力低下に伴い気力で何とか持ち堪えているといった感じです。
天候も安定しない毎日でここ大阪では湿度も高く辛いですが皆様もくれぐれもご自愛下さい。

さて、今回はタイトルにも表しました通り、最新のイタリア生地ビンテージの英国生地、両方でご注文頂いたお客様をご紹介したいと思います。
Yさんは昨年、当社で初めてご注文頂いたお客様ですがこれまでに既に10着近くもご注文頂いているヘビーユーザーのお客様でこの不況下、何とも有難いお客様でいらっしゃいます。

そんなYさんですが今月の前半で開催致しましたロロピアーナのサービス企画でご当選なさりご来店頂きました。

スーツが大好きなお客様ですので念の為、同時に開催しておりましたビンテージクロスもご紹介した所、こちらでもお気に召す生地が見つかり両方でご注文下さることとなりました。

Yさんはこれまでシングルのスーツをご注文頂いていたのですが今回はダブルでのご注文と相成りました。
ダブルは今年、要注目のスタイルですのでHPでご紹介したいと考えておりまたビンテージのご注文もご紹介したかったので正に願ったり叶ったりのご注文となりました。
ロロピアーナとビンテージクロスのどちらも同じ形、仕様でのご注文となりましたのでどの様な変化が出るのか私も楽しみでHPでご紹介したいと打診した所、ご了承下さったという訳です。
Yさん、有難うございます!

さて、生地の方ですがロロピアーナの方はこの夏にはピッタリのG6119(ライトグレー)にご入札頂いておりましたのでこちらに決定しました。
こちらのロロピアーナはシルクが30%混紡されておりイタリアらしい光沢感としなやかさが秀逸で色気有る1着となりそうです。

また、ビンテージクロスの方はスキャバルグレンプレイドをお選び頂きました。
スキャバルの方もビンテージらしい質実剛健な織りでどちらも高級感は抜群です。

グレンプレイドは私も注目している柄ですが流行り廃り無く長くお召し頂ける柄です。
また、春夏の生地ですがビンテージということもあり最近の春夏の生地の薄さと比較しますと結構な厚みが有るのですが春夏に留まらずオールシーズンでお召し頂ける生地です。
暑さに弱い方は少しばかり辛い生地ですがお洒落が好きな方にはたまらない質感です。

正に両極にある生地2点でのご注文となりましたが今から出来上がりが楽しみです。
それではご注文内容をご紹介致します。
◆ 上着 ◆
 基本デザイン ダブルブレステッド6つボタン×2
 衿
ピークドラペル
 ボタン位置
標準
 ゴージライン
標準
 胸ポケット バルカポケット
 腰ポケット 標準フタツキ
 ベント サイドベンツ
 袖口 重ね切羽、ボタン4つ
 裏仕様 背抜き丸台場
 裏地 Z494−13(紺色)
 ステッチ ピックステッチコバに入れる
 ポイントステッチ ロロピアーナ(白)、ビンテージ(青)
 ボタン 本水牛黒ツヤ消し
 特記事項 クラシコ仕様
◆ 下衣 ◆
 前タック 外1本
 脇ポケット ナナメ
 ピスポケット 両玉縁左右ボタン付き
 裾口 ダブル、折り返し幅 3.5センチ
 特記事項 折り目加工
以上に決定しました。
この2着の違いはポイントステッチの色のみで他は全く同じデザイン、仕様となりました。
この様な同じ仕様なので出来上がりはイタリアの生地とビンテージクロス、それぞれの素材の違いが出ると思います。
今回のビンテージクロスフェアーでは最近のトレンドを踏まえた形などでもご注文をお受けすることが出来るように考えて仕入れましたが正にその様なご注文でした。

さて、今回は生地の違いでどの様に雰囲気が変わるか非常に興味深いご注文をご紹介致しましたがいかがだったでしょうか?
現代の生地と比較してビンテージクロスがどの様な仕上がりになるのか今から楽しみです。
出来上がりは次回ご紹介したいと思いますので楽しみにお待ち下さい。

それでは今回はこの辺りで失礼致します。
次回をお楽しみに〜!!
(執筆:大阪SHOPMASTER山橋)