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羽織れるダブルジャケット |
皆様、新年あけましておめでとうございます。(ちょっと遅いですが・・・) 東京店スタッフ北です。 2010年お世話になった皆様、誠にありがとうございました。 本年も変わらぬご贔屓の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。 年が明け2011年の干支といえば卯(うさぎ)ですが、その卯年の中でも正式な干支の組み合わせで言うと辛卯(かのとう)と言うらしいですね。 うさぎと言うと思い出すのは、うさぎと亀の話。 うさぎのように慢心せず、将来に向かって飛び跳ねて行きたいものですが、兎にも角にも先ずは日本経済が景気の底から飛び跳ねて欲しいものです。 さて、今年のお正月も大分寒かったですが、12月中旬を過ぎてからでしょうか、ようやく本来の冬の季節が巡ってきたようで、例年ですと寒いときには夏の暑さを恋しく思い起こしますよね。 とは言っても、昨夏の異常な暑さは御免被りたいところで、今冬はその反動からか体感温度が昨冬よりも、平年並みの気温でもとても寒く感じる日が、多くなっている気がいたします。 そこで、暖かさを求める方に今期秋冬生地の中でオススメ&大人気なのが、葛利毛織のフラノシリーズ。 サンプル帳で言いますと17ページのG7076〜G7080までです。 えっサンプル帳を今期ご覧になった事がない!という方がいらっしゃいましたら、こちらからどうぞ>>>>サンプル帳請求フォーム この葛利毛織(くずりけおり)、ヨシムラファンには認知度100%???かも知れませんが、先だってNHK教育番組・美の壷でも取り上げられ、全国的に名前が広がったのではないかと思います。 当社お客様の中でもご覧になった方が多く、「おっ、あの葛利毛織か!」「葛利毛織って名前が読めなかったんですよ〜」「旧織機の動きが何とも言えない....」などと、反響も色々でした。 当社では、ここ数年葛利フェアということで、時期が来ますとサンプル帳以外の着分生地をスポットで仕入れ、ボリュームを多くし開催しております。 今期は既に終了しましたが、スポットで仕入れた着分は、まだ若干ございますので、葛利フェア期間中に生地をご覧になられていない方がいらっしゃいましたら、お気軽にご来店ください。 サンプル帳には掲載していない掘り出し物がまだまだありますヨ。 ご参考までに葛利フェアについて>>>>09.04 葛利フェアー開催します! 一方、サンプル帳に掲載している生地の中では、無地のフラノが今期は抜群に良い出来です。 Super140'Sの原毛を用いて織られた生地は、質感はしっとりとしつつ、フラノの目の詰まった感じが素晴らしいです。 柔らかくも芯のある仕上がりが日本の底力を感じさせます。 色はネイビー、ミディアムグレイ、チャコールグレイの無地3色があり、シーズン途中で品切れになり、急遽追加で反物を仕入れた程です。 お仕立ての幅も広く、スーツは元より、ジャケット単品、パンツ単品、そしてコートと大人気でした。 昨今、都内などでは建物内は何処へ行っても暖房が効いておりますので、カシミアだと保温性が高く、環境によっては暖か過ぎて暑い位ですよね。 カシミアより薄手でフラノ特有の肉厚さ、コットンのようにテロテロならず、サッと羽織れる、フラノ生地でのコートは使い勝手の良い仕上がりで好評でした。 そして、今回ご紹介するYさんのジャケットも葛利毛織のフラノ地でした。 話の始まりは遡ること10月半ば、いつものように一通のメールから... |
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Yさん、葛利毛織のフラノネイビー地でジャケットをお考えのご様子です。
11月のMens'EX、100ページ目ですね、早速チェックせねばと見てみると、ASPESI(アスペジ)のピージャケットが掲載されておりました。 デザイン的にはピーコートのようなジャケットで、デザインはダブルの6つボタン2つ掛け。 ラペルは、ノッチドラペルとアルスターカラーの中間的なノッチ、胸ポケットはなく、ボタンは革釦でした。 |
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そして、後日Yさんがご来店なさいました。
その日は折しも、ツーパンツフェアの最終日でジャケットに合わせるパンツもオススメしたところ、気に入った生地があり、2本オーダー頂きました。 Yさん、ありがとうございます!! (ツーパンツフェアは現在終了しておりますが、ご参考はこちらから) >>>>新着情報10.10ツーパンツフェアー開催します。 パンツの生地は、ヨシムラオリジナルのSuper120'sのG7041:グレイ地ベースのチェック柄とG7042:ブラウンベースのチェック柄の2色です。 G7041は薄いグレイ地にライトパープルが、G7042はブラウン地にブルーが、それぞれアクセントになっており、ネイビーのフラノ地との相性もバッチリです。(参照画像上段2色) ジャケットが無地の場合は、パンツを柄物にするとメリハリが利きやすく、お洒落な仕上がりです。 続いて、ご来店時の詳細はというと、、、 |
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以上の仕様に決定しました。 ダブルの6つボタン2つ掛けスタイルで、衿はノッチドラペル、それでいてショートコートのようにサッと羽織れるジャケット感覚もプラス。 それと、全体的なバランスをどうするかですが、ここはお任せ頂いて、あれこれと格好良いジャケットにするべく、思考の旅へと向かいます・・・ それでは、どのような出来上がりになるか、次回更新をお楽しみに! |
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つづく
(執筆:東京店スタッフ北) |