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SHIRTSのコダワリ:PART-1 |
関東では先日梅雨入りし例年通り、傘が手放せない日が多くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。東京店スタッフ北です。
早春の震災から、もうすぐ約3ヶ月、ここにきてようやく消費行動も戻りつつあるようです。 街では、百貨店や専門店へと足を運ぶ人も増え、売上も少しずつ回復してきた話も聞きます。 ただ、電力消費の多い都心では、原発事故の影響で不要な電力を控える活動が多く、 これから暑くなる季節に向けて、安易にクーラーに頼らず、5月から前倒しのクールビズを始めるなどの運動が政府や企業から見受けられます。 これにより今夏のクールビズは、例年には無いカジュアル化が進み、いかに涼しく過ごす為に装うかということで、ポロシャツ・アロハシャツ・チノパン、果ては短パン出勤OKの会社なんてところもメディアで取り上げられているようですが、皆さんのお仕事場では、いかがでしょうか。 こうした格好は、スーパークールビズと命名されているようですが、節度有る装いは相手にとっての礼儀でもあり、場をわきまえることが必要です。 深刻な話をする時までもネクタイを締めない政府閣僚を見習う必要は全くないというのが個人的な考えですね。 ファッション業界的には、様々な取り組みがありますが、この時期一番注目されるのはシャツであることは間違いないでしょう。 当社も昨年から始めた、コダワリのインポート生地を用いたオーダーシャツの方で好評を博しておりますが、こうした忙しい中でも、お客様のニーズに応えながら仕事をするのが常に大切と思っております。 そんな中、今回もあるお客様から、コダワリのご相談頂きましたので、早速ご紹介いたします。 先ずは一通のご相談メールから・・・ |
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洋服好きなKさん、普段はBARBAをご着用なのですね!
元々キートンの創業者であるチロ・パオーネの親戚であるバルバ兄弟で始め、キートンのシャツも手がけるなど日本でも広く知られるシャツメーカーの一つです。 手縫いの部分も多く、日本での価格帯も様々です。 早速、お問い合わせにお答えするべく返信をいたしました。 |
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すると、後日Kさんが見本シャツ持参でお越しになられました。
ご来店時には、「インポートシャツは、袖が長くて困る...」「デザインは良いがサイズが...」「生地質の割には高い...」等々、あれこれとシャツ談義し、みっちり採寸を行いお仕立てすることに。 Kさんのオーダーシャツの詳細はこちらをどうぞ。 |
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その他にもBARBAのBを刺繍したガゼットと呼ばれる前身と後ろ身の縫い目を補強する部分なども手が込んでます。 |
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という訳で見本のシャツを完成の日まで、お預かりしてお仕立てする事に。 Kさん、今暫く楽しみにお待ちくださいませ... それでは、どのような出来上がりになるか、次回更新をお楽しみに! |
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つづく
(執筆:東京店スタッフ北) |