HOME>いらっしゃ〜い!!>ハリスコートのご注文です
オーダースーツのヨシムラ
お客様!いらっしゃ〜い!

 ハリスコートのご注文です
11月に入り、すっかり冬の空気に入れ替わりましたね。
ここ数年秋がとても短いようで、アパレル業界でも秋の商戦にとても苦戦しているようです。
今年も残すところあと2ヶ月を切りましたが、体調管理に気をつけて年始に掲げた目標を達成したいですね。

さて、そんな気温も一気に下がり、街中では暖かそうな冬服に包まれている方もちらほら見受けられる頃、ただ今当社ではハリスツイードフェアを開催しております。>>>ハリスツイードフェア

ハリスツイードジャケットやコートなど、この機会にご注文を頂いている方も多いですが、今回はその中でもクラシックなコートをお仕立てされるKさんのご紹介です。
コートといっても種類が沢山あり、どんなコートにしようか迷われている方も多いと思いますので、参考までにご覧いただければ幸いです。
と、本題に入る前にこのハリスツィードフェアで人気のデザインを一つ、ご紹介させていただきます。

私のブログでも紹介しておりますので、もう見たよ!という方もいらっしゃいますが、気長にお付き合い頂けれると嬉しいです。
■ ロングジャケット仕様 (+10,500円) ■
気軽に羽織れるコートがほしいという方にイチオシなのが、このロングジャケット仕様
ロングジャケットと申しましても、見た目はチェスターフィールドコートそのものです。 では、何が違うのかといいますと、それは工場へコートとして出すか、着丈を伸ばしてジャケットとして指示するかの違いです。

さらに付け加えると、ハリスツイードでは、ジャケット49,000円、コート65,000円と料金が異なるのですが、このロングジャケット仕様にするとジャケット料金に10,500円がプラスされた59,500円でチェスターフィールドコートがお仕立てできるということです。

もう一つ、加えさせていただくと、今回のハリスツイードフェアはオプション料金5,250円分をサービスさせていただいておりますので、54,250円でハリスツイードコートがお仕立て出来るということです。
まさに、お買い得ですね♪

そこで、ひとつ仕上がり例をご紹介いたします。
いかがですか?
まさにコートですね。

サイズもタイト目にしているため、スーツの上に着るのも良し、カジュアルでは、デニムやチノパンにニットを合わせても良しの万能なコートに仕上がります。
最近は長めのコートも少なくなってきておりますので、着丈も膝上で短めにすることにより、カジュアルビジネスと共に着用できるところがポイントです。
このような企画も行っておりますので、気になった方は色々とご検討ください。
それでは、当社でも何度もスーツのご注文を頂いているKさんのセミステンカラーボックスコートのご紹介です。

□ミリタリージャケット仕様□
● 生地 ●
 ハリスツイード/ブラウン/無地
● デザイン ●
 衿型 セミステンカラー
 フロント
比翼前立て
 脇ポケット
ナナメハコポケット
 袖ボタン
3つボタン並び
 ステッチ 1センチミシン掛け
 ベント
センターベント
 裏地 エンジ色Z555-203

ハリスツイードの魅力は、何といってもその風合いです。
着ていく毎にやわらかくなっていくのを見ていると、それだけで満足してしまうことさえありますよね。
ゴワゴワした感じが苦手!という方もいらっしゃいますが、最近はレディースでもご注文が多く、そのカントリー調な風合いを好まれる方も多くなっているようです。

そして、ハリスツイードのもう一つの隠れた魅力がこのシリアルナンバーです。
スコットランド北西部の島、ハリス&ルイス島の島民達が織り上げた生地をハリスツイード協会という団体を通して世に出している品質保証を意味するシリアルナンバー付きの生地なんです。
デザインは、上記のデザインで承り、サイズについては着丈を比較的長めのクラシックなシルエットにされたいということで、膝丈より1.2センチほど短くした寸法で決定しました。
着丈によって、コートの雰囲気もまるっきり変わりますので、今風に膝上丈にするか、クラシックに膝丈から膝下丈にするか等、色々とご相談頂ければお好みに合わせますので、ご要望をお聞かせ下さい。

ハリスツイードのカジュアルな素材感を生かしつつ、セミステンカラーで都会的なデザインを選んだコートはどのように仕上がるか、楽しみですね。
仕上がりましたら改めてお客様ありがとう!!!にてご紹介いたしますので、楽しみにしていてください。

最後にもう一つ。
今回のコートのご注文とは別に、この日、Kさんからお直しの依頼を受けました。
どのようなお直しかといいますと、上着の裏地がすり切れてしまったようで、どうにかならないかということでした。

お持ちいただいた上着がこちら。

内ポケットの底部分にあたるところにが出来ておりました。
ポケット口をみてもとても傷んでおり、やや痛々しい姿に見えます。
しかし!データを見てみると、そのスーツを仕立てたのはなんと、9年前!!
9年経っても表地の傷みはあまりなく、裏地の交換でまたご着用いただけるとは、本当に嬉しい限りです。

さすがに9年前にご注文頂いたこの裏地は現在廃盤となっておりましたが、異なった裏地にてこの破れてしまった面の裏地を交換することに致しました。
良いものを長く!この精神を改めて感じさせていただきました。

こちらも合わせてコートの仕上がりと一緒にご紹介いたしますので、楽しみにしていて下さい。