お客様、いらっしゃ〜い!!:That's Bespoke!

色々な食べ物が美味しい季節になりましたね♪
先日もお店のスタッフと仕事帰りに近くのお鮨屋さんに行きましたが、そこで食べたサンマのお刺身と純米大吟醸の組み合わせと言ったらもう....
くぅ〜っっ! たまらん!!  日本人でよかった(笑)
夏はシャンパン、冬は日本酒に赤ワイン、とスーツ以上にお酒と食べ物には一家言ある大阪店ShopMaster_南浦です。
さて、今年は例年以上に涼しくなるのが早く、その分店頭も早々に秋冬物に入れ替えをしましたところ、お客様からのオーダーもお陰様で非常に沢山頂戴しております。
特に今の時期はブライダルシーズンですので、結婚式にお召しになられるスーツのご要望が特に多いですね。
今回はそんな中から"これぞBespoke!"というオーダーを頂きましたスーツ(スリーピースです)をご紹介したいと思います。

それでは早速、詳細をご紹介いたしましょう♪

◇生地: 葛利毛織 変形グレンチェック
生地>>>この生地は以前に開催した葛利フェアで仕入れた物で1点物となりますので、"これいいなぁ〜"と仰られてもご用意出来ません ...スイマセン(泣)

一見すると至って普通のグレンチェックのようですが、よくよく見ると格子のパターンが一定では無いのがお分かり頂けるかと思います。
面白いですよね、さすが葛利毛織!!、といった感じです。
このパターンが仕上がった際に見え方としてどのような効果をもたらすのか、非常に楽しみです。
また今シーズンはチェック柄のパンツがトレンドですので、単品としても着回すことの出来るグレンチェックは非常にお得感満載の生地と言えるでしょう。
◇ジャケット基本仕様: ダブル6B×2
>>>現代風ダブルの定番スタイルです。
可能な限り贅肉をそぎ落としたタイトシルエットにラペル巾は広目と、30'sスタイル</b>を意識しながら、仕上がりはあくまで現代風に...
通常30'sスタイルの場合、ショルダーの仕様は基本コンケープドですが、最近は丸みを帯び たドロップショルダーが主役になりつつあります。
全体図
ドロップショルダー
今回、全体的にシャープなラインを出しつつも、柔らかなナチュラルショルダーを採用することにより、エレガントな雰囲気を持つスーツを目指しました。
ションヘル織機で織り上げられた昔ながらの風合いとクラシカルな柄とが融合した生地とデザインとがどのようなsynergyを起こすのか、乞うご期待♪
◇パンツ基本仕様: ノータック ストレートタイトシルエット
>>>上述した30'sスタイルでは股上の深い現代のパンツと比べると、非常に太いシルエットが特徴ですが、あくまで今回は現代風解釈ということでタイトなストレートシルエットで。
当時のスタイルを忠実に再現するのも、それをベースに自身のスタイルに合わせてアレンジするのもオーダー(bespoke)醍醐味と言えるのではないでしょうか。
◇ベスト仕様: シングル6B×5 衿無
>>>bespokeらしさと言う点では断然衿付きがお薦めですが、今回はスリーピースとして着用した場合の収まりを優先し、衿無し仕様で。
秋冬のマストアイテムとなりつつあるベスト付スリーピースですが、既製品で生地の色柄、シルエット、デザイン、予算etc全てが好みに合った物を探すのはかなりの労力と時間が掛かります。
ましてや今回の様にダブルでベスト付きとなると、希望に見合った物を探し当てるのはほぼ不可能でしょう。
とかくオーダースーツは仕上がるまでに時間が掛かるのがデメリットの一つと言われておりますが、スーツに対する拘りが強ければ強いほど、仕上がりまでに掛かる時間はご希望に近いスーツが形になるとういことですので、結果メリットに変化致します。
要はせっかくのオーダー(bespoke)ですから、時間を掛けてじっくりと拘りのスーツを着ましょう♪ということです(笑)

今回のbespokeダブルスリーピース、次回着用画像をご覧頂きながら、詳しくご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに!!