お客様、いらっしゃ〜い!!:2014年 オールマイティなジャケットのご注文です。

 師走に入り、何かと仕事に追われがちですが皆さんは如何お過ごしでしょうか?
街中ではキラキラとイルミネーションが美しく、ふと足を止めて眺めてしまいますね。
そんなクリスマス商戦真っ直中、当社でも今週末まで行っているジャケットフェアに早速ご注文いただいたIさんにスポットを当てご紹介させていただきます。

今回ご紹介するにあたりポイントは、、、

   ・今風ジャケット
   ・ショート&タイト
   ・オン&オフ兼用    の、三点をテーマ?にご注文頂きました。

これまで春夏・秋冬スーツをはじめ、コットンコートやツイードコート、ジャケット、ビジネスパンツ、カジュアルコットンパンツ、ツイードシャツ、、、と様々なご注文を頂いたIさん。

歳も近いことから、色々と提案を喜んで受けて入れてくださり、先日お越し頂いた際は、ほぼ当社製のコーディネートでした。

ありがたいの一言です。

そんなIさん、先日ツイードシャツとコットンパンツのお受け取りにいらした際に、フィッティングを終え、商品を包んでお渡ししようとしたところ、
「ジャケットもいいですか、、、?」と生地を持ってお待ちになっていらっしゃいました。

ありがとうございます!

いうことで、ご注文いただいたのですが、
何度もご注文頂いていると感覚の部分もお互いに伝わるというシンクロ状態になるためあっという間にデザインが決まってしまいました。

床屋や美容院でもそうですが、何度も注文すると感覚的な部分も伝わって参りますよね。

そこで、パパパッと決まったデザインをご紹介します。

■ ジャケット ■
生地

BL1309(伊/E.THOMAS)

フロントデザイン シングル2B
胸ポケット バルカポケット
脇ポケット フタツキアウトポケット
ベント サイドベンツ
袖口 4Bくっつき本切羽
裏地 Z494−13(ネイビー)
ナット釦焦げ茶
備考 クラシコ仕様、へり取り※
こちらが、お仕立て頂いたオン(ビジネス)&オフ(カジュアル・プライベート)兼用ジャケットのデザインです。
重要なポイントである、
   ・今風ジャケット
   ・ショート&タイト
   ・オン&オフ兼用
上記三点のサイズ感や、デザインについても阿吽の呼吸で進めてしまいましたが、部分部分で立ち止まってご紹介させていただきます。

<今風ジャケット>
  ジャケットの定番と言えば無地ですが、最近チェック柄(格子柄)やウインドーペーン地の人気が上昇しています。
少しオリジナリティを出して着こなす際に重宝しますから+αの一着としておすすめです。

<ショート&タイト>
  最近主流である少し短め少し細めのジャケットスタイル。
昨今ではズボンも細めになってきているため、現状少し細くして短くすることにより上下のバランスが整います。
あまり極端に短く、細くすることはあまりオススメしませんが... その辺りはバランスを見てご案内しますので、是非ご相談下さい。

<オン&オフ兼用>
  ここは感覚的な問題もありますが、足し算・引き算が重要なポイントになって参ります。
分かりやすく説明しますと「足し算をカジュアル」、「引き算をクラシック」と言った所でしょうか?
例えばジャケットの場合、ある程度カジュアル化させないとスーツの上着を着ているように見えてしまいます。

ジャケットをジャケットとして見せるには、生地が素材感のあるジャケット地であれば、それだけで足し算からスタートしますので、脇のポケットや、釦などを「引き算(スーツのようなデザイン)」でも良いのです。
逆に、スーツ地(例えば紺無地)でジャケットをお仕立てされる際は、引き算からのスタートですから、「足し算(脇ポケットをアウトやステッチをミシンにする等)」が必要になる場合もあるのです。
ここは、バランスやお好みの部分ですから人それぞれですが、この辺りも重要ですからお気軽にご相談下さい。

と、このような所を数分で決めてしまい、最後に何かないかなぁ、、、ということで、ワンポイントアクセントを提案させていただきました。
それは裏の仕様で少しアレンジしてみよう、ということです。
今までは表地に対して明るい色味の裏地をセレクトされていたIさんですが、今回は表地と同色のネイビーを。

あれ?あまりアレンジにならないんじゃないの? 
 ...と思われるかもしれませんが、そこは出来上がりの際にご紹介させていただきます。

ジャケットスタイルは、普段着用されない方もちょっぴり気を引き締めたい時に有効ですから、今週末(H26.12.14)までのジャケット企画にご参加下さい。

それにしても寒い日が続いておりますのでお身体十分お気を付け下さい。


最後に、、、
ご注文頂いたのは11月の末でしたが、どの工場もただいま非常に混雑している為、年明けの出来上がりでした。
通常この時期は繁忙期なのですが、例年にはない混雑状況で、申し訳なく思います。
出来上がりのご紹介「お客様ありがとう」は1月末または2月頭にご紹介出来ると思いますので、皆さんも参考にしてみてください。