服地の本場大阪谷町で生まれ、東京神田の生地屋街で育ち...はや

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お客様いらっしゃい

2016年9月9日更新

BARの制服注文を頂きました!

9月に入ったものの、まだまだ暑い日が続いておりますが、ここ最近は連日ニュースで報道されている台風が心配ですね。

なかなか気温が落ち着きませんが、 こんな暑い時は、帰りに一杯「くいっ!」と呑むのが待ち遠しい人も多いのではないでしょうか?
ビール派、ハイボール派、ワイン派、などなど楽しみに方は人それぞれかと思いますが、私はやっぱり一杯目はビールに限る!派でございます。

そんな仕事終わりの「くいっ!」も、皆で盛り上がって飲んだり、少人数でまったり飲んだり、二人で熱く語ったり、一人でしっぽり飲んだりと場合によって異なりますが、
たまには静かなところで、二人、一人でお酒を嗜むのも良いですよね。

今回ご紹介するのは、そんな一人・二人で空間やお酒を楽しむ「BAR」のバーテンダー制服であるベストとスラックスのご注文依頼を頂きましたので、ご紹介させていただきます。

BAR Sekirei


私自身、BARは月に一回を目標に人生の糧としていくようにしていますが、雰囲気を楽しんだり、お酒について色々と教えてもらっています。

さて、そんなBARですが、バーテンダーの制服は、基本的に黒のベストにのスラックスが多いですよね。
(まだまだ色々なBARへ行くような度胸がなく全体的な把握はできませんが、私が行っているところはそうです。)

その制服をまさかオーダーするなんて!素晴らしいですよね。

ただし!いつもながらで、オーダーのご依頼を頂くにあたりポイントをクリアしなければなりません。


今回のご依頼のポイントは、2点

一つは、お店の刺繍を入れること、

そしてもう一つは、お店の雰囲気に合う色・素材感の生地、ということでした。

一つ目の刺繍は、お店の名前にちなんだ鳥のシンボルマークを含めた刺繍をご希望。 当社オーダーの工場では無理。。。ということで、ネットで調べた刺繍を依頼できるところに相談し、「OK」がでましたので、ほっと一安心。

ただ、もう一点の「生地」はお店の雰囲気に合わせたカラーと高級感を持ち合わせたしわになりづらい生地という、なかなか難しい関門でした。

当社の卸部門倉庫を歩き回り、色々と探したもののイメージに合いそうな生地はなく、取引のある所へサンプルを取り寄せ、
「おっ!これは!!」と思える生地に出会えるまで約1週間。
ようやく高級感を保ったウールのような素材でしわになりづらいポリエステル素材に行きつきました。

早速、店主のIさんに確認を取ってもらったところ、Iさんにも気に入っていただけたようで話を進めようと思ったのですが、、、

そこで、「ストップ!」をかけた私は、一度BARの中でどのような色に映るのか、確認することをお勧めしました。

蛍光灯下で見る生地とバーの薄暗いところで見る生地は、明らかに色味も変わりますし、せっかくBARで着用していただくものですから、店内で確認するのがベストだと思ったからです。

結果、お店の雰囲気に合いつつも、イメージカラーの生地があったため、そちらにてご注文を頂くことに。

決まった生地がこちら。

生地
別注生地:ポリエステル100% 別注生地:ポリエステル100%

ここからがもう一勝負です。

デザインは、比較的柔軟にお決めいただいたものの、実際に仕事として着用するからには、機能性を損なわないようにしなければいけません。

既存にある業務用の制服であればそのあたりも加味して作られているはず。

その機能性や使い勝手を損なっていたら本当の意味で気に入っていただけません。

そこで、ポケットにはペンやメモを入れることが多いことから、ポケットの深さや位置等、事細かにお伺いいたしました。

決まったデザインをご紹介させていただきます。

ベストデザイン
・フロントデザイン:シングル6×6ボタン
・衿付きノッチドラペル
・尾錠付き
・衿型
・背中共布地仕立て(+2,000円)
・各ポケット付き(左胸ポケット、左右腰ポケット、内ポケット)
・オリジナル刺繍つき

以上が、今回承ったデザインでした。
ポケットは実際にモノを入れることが多いことから、ペンなどが入るように設定しています。

出来上がりの際は、また画像を取ってご紹介させていただきますが、可能であればお店にお邪魔して画像を撮ってきたいと思います。
(未だ許可得ておりませんが汗)

今回ご紹介させていただいたBAR Sekireiさんは秋葉原に店舗を構えているオーセンティックBAR

ホームページを拝見すると見たことのある絵が、、、と思ったら私も以前読んでいた「バーテンダー」の漫画じゃないですか。

原作の漫画家の方とも面識のあるIさんだったようで、シリアルナンバー付きシングルモルトのオリジナルボトルをつくる際に依頼したとブログに記載されていました。

オリジナルボトルだけでもすごいですが、なんとも素晴らしいオーセンティックBARなのだと感じました。

今回は、少しオーダースーツと離れてしまいましたが、大人の先輩方はお仕事後の楽しみ方も素敵な方が多いのでご紹介させていただきました。

少しお時間を頂きますが、出来上がりを楽しみにしていて下さい。 BAR SekireiのIさん、ご注文とご協力ありがとうございます!

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