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〈チェック オン チェックの楽しみな予感♪〉


こんにちは。東京店の富田です。
5月も中盤を過ぎ、今年は早い梅雨入りかと予報されておりますが、なんとなくすっきりしない空模様が続きますね。(5月17日執筆時点)
肌寒いなぁと思っても、歩いてみるとやや蒸し暑かったりしますが、まだこの程度なら序の口ですが、と、思いきや天候は原稿内容を待ってはくれず、その後は急に暑くなり、陽射しもかなり強くなってきましたね。(苦笑)
夏に向けた身体作りと言っては大袈裟ですが、その事をゴールデンウィークに向けた思いを先月のレディースコラムに書きましたが、外食と実家に行っただけで、結局運動は全く実行しませんでした。だめですね(汗)

それでは、人気コーナー<いらっしゃ~い>を初めて担当させて頂きます。
いつもはレディースコラムを担当しておりますが、今回は良い記事なるなぁと思い、立候補しての執筆ですので、どうぞ最後までご覧いただければ幸いです。

今回久しぶりにご来店頂きましたS様のご注文を紹介させて頂きますが、なぜ、S様にフォーカスしたのか?と申しますと、S様のご注文に向けた《TPOとコーディネート》が、とてもいいものになるだろうと思い、

「カッコいい組み合わせだね」
「仕上がり見てみたいね」

と、スタッフ間でもいい意味でザワついたので、ご紹介させて頂こうという運びとなりました。

先ずS様から、3月の中旬過ぎにメールにてサンプル帳のご請求とコメントを頂きました。

ピアノの発表会で演奏する機会があり、何を着るか悩み中です。
5月なのでジャケットではなくパンツとベストがいいかなと思っているのですが。。
お好みの色柄 =チェック系

(わぁ~素敵だなぁ~)発表会のために着る服を。。。
しかもYOSHIMURA&SONSで仕立てようと思って頂いたことが大変光栄でした。
まして目的が発表会ですから、普段のスーツ選びより思いが断然違うでしょうね。

そしてご来店当日、4月上旬の今年初夏日となったとある日。
ご来店時間に丁度お越し頂いたS様は、すぐさまサンプル帳を取り出し、気に入った生地を示して頂きました。
(おっ!ゼニアのギンガムチェックがくるとは、さすが発表会仕込みだなぁ♪)
ここは、なにか《楽しい予感》がしてきました。発表会という晴れの舞台のためにチョイスされる生地としては、申し分なく華やかに迎えられそうです。

ベストとスラックのチョイスは、5月という過ごしやすい季節を思われてのアイテムですが、この生地の小格子感なら、無地系ジャケットをプラスしてもコーディネートもしやすく巾広くご活用できると思います。

それでは先ず先に、楽しい予感がするS様がセレクト頂いたベスト+スラック生地とシャツ地を瞬間ですが動画でご覧ください。

はじめに見えるやや大きな格子柄がシャツ地で、そのあとに見えてくるのが、生地ネームでもお分かりのようにゼニアのクールエフェクトです。
そしてシャツ地を決める時は、S様と一緒に実は少し迷ってしまいました。

ドレッシーにまとめる方が当然いいかと前と思い込んでおり、きれい目な白無地ブロードをご提案したところ、合わせてみると、(アレ?ちょっとつまらないなぁ。。)と言わずも感じて直ぐに別のもの探しました。
次に、ちょっと切り口を変えて柄物の濃紺小ペイズリー生地をご提案したところ、

S様: ミドリムシみたいでダメなんだよねぇ。」
富田: 「あぁ~そうですよね~(汗)。失礼いたしました~(汗汗)」

と、少しご提案のスピードが落ちかけた途端、再度見回した所、S様と同時に見つけたのが、このグレー×黒の中格子でした。
チェック オン チェックでのコーディネートだと尚更《粋にオシャレに》見えてきそうで、楽しみな予感から的中な思いへ変わっていきました。

また、シャツの着丈についてご要望を頂きまして、インしても着用するけど、カジュアルでも着用したいので、(スラックスから裾を)出してもいい丈感にしたいとの事で、そちらも合わせてご寸法を入れました。

それでは、最後になりましたが、S様がお仕立する仕様内容をご紹介致します。

<ベスト>
基本デザイン シングル6×5掛け
尾錠
背裏 裏地AK1600-53(グレー無地)
<スラックス>
基本デザイン 2本タック
腰ポケット タテ
尻ポケット 標準(左釦付き、右釦ナシ)
裾口形状 ダブル4.5cm
その他 飾り尾錠左右付き、ループ無し、持出し三角
<シャツ>
衿型 カッタウェイ
カフス型 小丸
前立 裏前立
バックデザイン センターボックスプリーツ

以上、大まかな仕様のご紹介です。
さて、仕上りは事故や問題がなく納まるのか?まだお引渡しの前にこちらの記事を更新するので、今からドキドキですが、次月に無事に仕上りをお披露目報告ができればと思っておりますので、次回もどうぞ楽しみにしていてください。


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