2024年6月24日更新
こんにちは。東京店大嶋です。 梅雨シーズンとなり、じっとりした空気が肩からのしかかって普段よりも足取りまで重く感じるのは私だけでしょうか。 さて、梅雨時期で困る事といえば、雨、湿気による不快感ですね。 そして梅雨を明ければ、本格的な夏が到来です。 そんな辛い湿気や暑さへの対策として皆さんが求めるものは「接触冷感、速乾性、通気性」などの肩書をもつアイテムではないでしょうか。こういった夏特有の売り文句の中で、秋冬へと季節が移り変わっても登場するワードがあります。 それは、、、【軽量性】です。 【軽量性】というものは、非常に便利なもので、身体に「圧(重さ)」が加われば加わるほど、イコール「暑さ」に繋がります。また秋冬にかけては防寒のために重ね着をするかと思いますが、重すぎると窮屈感がでたり、持ち運びが不便になるなど、ストレスが生じます。 近年、「ポケッタブル(携帯できる)」「パッカブル(しまえる)」なんていう言葉がついているアウターも数多く存在し、これらに共通しているのが、【軽さ】ですよね。 春夏秋冬通して、【軽さ】という概念は重要視され、かつ人気のある要因となっております。 こういった時代の流れに合わせて、この度YOSHIMURA&SONSでは、軽量性に特化したモデル【コンフォートジャケット】を新たな定番モデルとして開発いたしました! HPでもご紹介しておりますが、皆さんご覧いただきましたでしょうか。 よろしければ下記より新モデル【コンフォートジャケット】のご紹介ページご覧ください
さて、今回の「お客様いらっしゃ~い」ではこの新モデル【コンフォートジャケット】の記念すべきお仕立て第一号である、Y様のご紹介でございます。 Y様、この度はご注文およびHPの掲載につきましてご快諾いただきましてありがとうございます。 今回のご注文はメールでのご来店予約から始まりました。
何にでも使える紺ジャケット、、、 さて、どうしようか。何にでも使えるとなればやっぱり無地がいいよな~。 メールにあった昨年誂えたジャケットはシルク混の「ロロ・ピアーナ サマータイム」、スーツも比較的柔らかな風合いのものが多いなぁ。。。 ふむふむ。なるほど。 よし、今回はこの3つをまずご提案してみよう! そしてご予約いただいた5月某日を迎えました。
提案した生地は以下の3つ。
化繊がメインとなる機能性素材の中でも、名前の通り、抜群の「ストレッチ性」を持つ《2Wayストレッチ》「軽さ」と「ストレッチ性」による「着楽さ(気楽)」はウールでは出せない、利便性に高い生地です。
「圧倒的強撚糸」から作り上げられたこちらの生地は、「ハリコシ」と「シワの入りにくさ、戻りの良さ」が取り扱う中でも最高峰。組織感のある生地はスーツはもちろん、単品アイテムとしても使いやすく人気の高い国産生地です。
糸自体に「ばねのような特性」を持たせ、シワの回復力をよくした生地。イタリアを代表するメーカーであり、春夏ラインナップでも、エレガントな艶はシャレを楽しみつつ実用性を兼ね備えた生地です。
ということで、最軽量【コンフォートジャケット】のお仕立てが決まりました。 ご提案の中に登場したオーダーらしさ重視の《クラシコカジュアル》と最軽量の【コンフォートジャケット】簡単に違いを表にまとめてみましたので、お仕立ての参考までにぜひご覧ください!
2つを比較し、今回は「扱いやすさ」という点から【コンフォートジャケット】に決まり、基本デザインについては前回のジャケットデータをもとに下記のようになりました。
今回のコンセプトである、奇をてらうことなく、 どんなシーンでも着ていけるものというところで、 オーソドックスなデザインですが、 より通気性と生地の風合いを楽しめるよう、表地を豪華に使った「大見返し」をお選びいただきました。
またオーダーらしさという点で、袖付けが通常の仕様とは異なり、シャツのような付け方となる「マニカカミーチャ仕様」でのお仕立てとなりました。
さて、仕様、デザインが決まり、いよいよ仕上りということで、、、 ここから先は「お客様ありがとう」にてご紹介させていただきます。 新モデル【コンフォートジャケット】 店頭にサンプルがございますので、気になった方はぜひ店舗にいらしてください。 衝撃の軽さをお届けできるかと思います。 それでは、「お客様ありがとう」お楽しみに。 Y様、ご協力ありがとうございます。