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芯なし1枚仕立ての仕上がり
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5月は紫外線が多く気付くとアッという間に日焼けをしてしまいますが、外出するには本当に良い季節ですね。
花粉症の方も杉の季節はそろそろ終わりですから、仕事でもプライベートでも外出が楽しみな陽気になってきました。 さて そんな初夏の時期ですが、これからの時期はプライベートではジーンズにTシャツというケースも増えますが、オトナになるとさすがにこの格好でビジネスの場に出る訳に行かず、一枚は涼し気なジャケットが欲しい時期にもなってきます。 そこで、今月は前回ご紹介した三久版 芯なし1枚仕立てをご注文頂いた上越市Yさんの出来上がりをご紹介したいと思います。 Yさんのご注文と言えば・・・発売前のず〜っと前、なんと2月初旬からご相談メールを頂いていた熱烈なファンのお客様。 2月初旬と言えば春夏サンプルの感性が2月下旬ですからまだサンプル帳も出来上がっていない段階からのご相談ですからいやはや気が早いというか気が長いご注文というか、、、 そして、ご注文内容はこんな感じでした。 |
■ Yさんのご注文内容 ■ | |||||||||||||||||||||||
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当初、Yさんは芯なし一枚仕立てでは砕けすぎて少し心許ないとお考えになられたのか肩パッドを極薄に入れたいというご要望でしたが仮縫いを通じてパッドを入れないNew!芯なしジャケットのパターンにすることにいたしました。
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■ それでは出来上がりは・・・ ■ | ||||
さてさて、その出来上がりどんな物でしょうか?
Yさんは前述の通り、遠地にお住まいですから出来上がりを直接拝見することができません。 そこで、Yさんに(奥様に?)ご協力頂き撮影していただきました。 ちなみに、Yさんのお仕事は新潟県下で保険の代理店をショッピングモール内等でやられておりまして、社長さんではないものの役員(取締役営業部長)をおやりになられています。 それ故、仕事柄、金融=堅苦しいイメージとならないよう柔らかい印象をお客様に与えられることを意識しているのだそうです。 ご参考まで Yさんのお許しを得てお勤め先をご紹介しますと こちら です。 具体的なお仕事についてもWeb出せますと、スーツ(ジャケット)の具体的な着方が分かってイメージ付きやすいですね。 こちら↑をご覧いただくとYさんが接客業中心のためガチガチっとした英国的な雰囲気より、イタリア的な柔らかく色気のある雰囲気を求めるのが良く分かります。 それでは出来上がりのご紹介。 |
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如何でしょうか?正面、脇、背中から見た画像。
もはや、無茶苦茶カッコ良くありませんか? このサイジングはさすがに仮縫いを入れないと出せないギリギリのサイズだと思いますが、それにしても脇の絞りといい、胸と腰のボリューム感、自分で言うのも何ですが非の打ち所のない仕上がりだと思います。 ちなみに、Yさんはこれをスーツとしてご注文頂きました。 スーツとしてお召しになっても格好いいですよね... 芯なしで、ノーパッドのマニカカミーチャって聞くと、スーツよりはドレスダウンして、ビジネスには不向きなんじゃない?って思われそうですが、これなら全然問題なく、ビジネスでもお召し頂けるのではないでしょうか。 (肩パッドなしのためなで肩・怒り肩等ご本人のご体型にも依存いたしますが、、、) でも、このジャケットをビジネスだけで使うのは勿体ない!! ということで、Yさんにはお召し替え頂きジーンズで合わせて貰いました。 バックは愛車のMINIです。綺麗にしてますね♪ いかがですか? これなら、カジュアルにも使える!!っていうことがよくお分かり頂けるのではないでしょうか? ジーンズでもチノパンでも、真夏ならリネンのパンツなんかでも似合いそうですね。 そして、、、Yさんからは画像と合わせてご感想メールも頂戴しました。 読者の皆さんにも参考になるようなコメントでしたので是非ご覧下さい。 早速ご披露したいと思います。 |
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Yさん、素敵な画像とご感想メール有難うございました。 今年は春先の天候が不順でしたから芯なしの仕立てはまだ新潟では早かったですか××× これはご愛敬ですね♪ 暫くすれば温暖化でまた暑くなりますから、きっとこの芯なし仕立てが重宝する季節がやってくると思います。 巷ではビジネスカジュアルが人気で、この夏はニットジャケットなどが注目されていますが、ニットジャケットではやはりビジネスではちょっと、、、と思ってしまうのは私だけでしょうか。 当店はあまのじゃくですので、この夏はこの芯なし仕立てを皆さんに積極的にご提案したいと思います。 お店の方には3〜4サイズ分の見本服を作りましたのでどんな仕上がり?と思われた方は是非一度お店にお立ち寄り下さい。 ※:サイズ見本は現在は1点Sサイズのみ。5月中旬以降完成予定です。 また大阪店の方は事前にお申し付け頂ければ東京店より見本服を取り寄せる手配をいたします。 ...と、まぁ、今回のお客様もこんな感じだったのですが、これだけだとちょっと寂しいですのでもう一人芯なし仕立てのお客様を簡単にご紹介いたします。 (最近一回のありがとうコーナーで2人ご紹介することが多いですね。)。 |
■ 2人目のお客様 Sさん ■ | |||
続いてのお客様は横浜にお住まいのSさん。
服には随分こだわりがあり、BRIONIはもちろん、倒産し今はストックしか現存しない藤井毛織のコート地が欲しい!とか、海島綿のデニムジーンズが欲しいとか、お客様コーナーには垂涎のお客様?ですが、このSさんからも芯なし仕立て第2号としてご注文頂きましたジャケットが仕上がりましたのでご紹介します。 |
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画像左:全体像 当日はジーンズでご試着にお越し頂きましたが似合ってますよね、、、 肩のラインはこちらも結構綺麗に出ていますし、ウエストもグッと締まっています。 脇の隙間が目立つのは身幅が細いこともありますが、袖が細くスッキリしている影響もあると思います。 チーフなんかがあれば華があって良いかも知れません。 画像右:横を向いて後ろ姿や横の姿をチェック。 Sさんのお気に入りはこの襟のロール感でした。 ぞんざいに扱うと芯なし故にロール感がなくなってしまいますから気を付けてくださいね。 |
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画像左:横から見たシルエット どうですか?普通のスーツよりグッと袖幅が細く、スッキリしているでしょう?! こういのうのは既製服的にはリスクが大きすぎてなかなか出来ない所作だと思います。 画像右:アームホール アームホールの大きさを確認中のSさん。 アームが小さいとその分袖が独立しますから腕の上げ下げが楽になります。 反面小さすぎて脇に当たると汗ジミが出来たり、窮屈感が出て、バランスが難しいところです。 ・・・と、2人目のお客様はこんな感じでした。 その後、Sさんからもご感想メールを頂きましたのでご紹介しますね。 |
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Sさんのご注文は4プライ2配色のうち、ネイビーの方でした。 どちらかというとこちらの方があわせやすいと思いますが、こちらもビジネスにもカジュアルにも使える色合いですので人気です。 それにしてもSさん、このジャケット&ベストに合わせてアルモのシャツをオーダしに行くなんて! 嬉しい限りです。 当社も秋冬にはアルモとはいかないまでも、トーマスメイソンとかアルビニ辺りの生地を取り扱う予定ですので次回はウチでシャツもオーダーしてくださいね♪(←セールス!) それでは上越のYさん、横浜のSさんどうぞこの夏を芯なしジャケットでエンジョイしてください。 |