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オーダースーツのヨシムラ

03.11.25
ゼニアに新柄登場です。
12月を間近に控え、そろそろ品切れの商品も増えてきました。
特に当店はインポートの(当社では)高額ゾーンの商品に人気があり、いつも伊ゼニアやロロピアーナはシーズン晩期になると品切れになります。
そこで。。。ゼニアを7柄ほど追加いたしました。
柄は紺とグレーの2重ウインドペーンや2重ストライプ、ちょっと起毛させたストライプ柄などです。
サンプル帳にも随時品切れ商品と張り替えていきますので、12月からのサンプル請求の皆さんにはこちらが行くことになります。
どうぞ楽しみにしていて下さいね。

もちろん実店舗では現物を展示していますので気が早い方はこちらをご覧下さい。
ちなみに在庫の方は追加仕入と言うこともありそれほど奥行きを持っていません。
各柄せいぜい5〜7名様分ぐらいしかないのでピピッときた方はお早めに・・・
関連情報はこちら

03.11.24
日帰り熱海旅行
勤労感謝の振替休日のこの日、息抜きのため熱海・網代日帰り旅行に行ってきました。
久し振りの熱海だったんですが、なかなかの混雑でした。。。

海を見て、干物を買って、温泉に浸かって...と楽しんできたのですが、どうも全てが今ひとつです。
『何かいまいちつまんない・・・』と思ったのですが、帰り道 理由を考えてみました。
『なぜだろう?。。。』
ようやく理由が分かりました!
それは観光客が来て当たり前という雰囲気が私的には嫌だったのです。
というのは、特にお土産屋さんがそうだったのですが、熱海駅前の土産物屋通りはさながら観光客という草食動物を狙う肉食動物(土産物屋)の狩猟の場。
お店のおじちゃんおばちゃんが手ぐすね引いて客を待ちかまえているのです。
そのセールストークたるや どの店も同じで、セールスにお客に対する愛情・感情がなく、「とにかく買って」という雰囲気なのです。
これでは消費者は閉口して怖くて寄りつけません。

一方網代では面白い光景を見つけました。
網代と言えば干物銀座で有名ですが、そこを歩いているとある干物屋さんに見慣れたステッカーが貼ってありました。
それが、何と楽天市場のシール。。。『ありゃっ、お仲間かい?!』
意外なことに随分ヘンピなところまでお店があるものです。(失礼発言お許し下さい。)
また近くには漁協がありそこに海の釣り堀(2軒)があったのですがその2軒ともWEBサイト持ちでした。
何と100mも離れていない所に3社がNET通販をしているのです。
石山干物店 筏釣り東海 猟師小屋

面白い光景だな〜と思う反面、逆をいうと、こういったお店以外は非常に廃れている現実に昨今の構造改革の浮沈を感じました。
やればうまく行く(かも知れない)でも何もしないと沈んでいく。。。
熱海復興ガンバレ!


03.11.21
革バンドは高価い!
この日は愛用していた時計の革バンドが傷んできたので馴染みの時計屋さんに行き革バンドを買いました。
ご存じの方もいるかと思いますが、私は結構時計好き。
いくつかそれなりの時計を持っていますが、今回は4本革バンドを交換しました。

ところが、その値段が12万円。何と1本3万円です。

革バンドって、確かにクロコダイルですけど。。。そんな何10センチも使わないのに・・・
こんなことなら金属製のベルトにすれば良かった。

う〜ん、靴を28,000円で販売していて、革バンドが30,000円か〜。
スーツも国内縫製で35,000円からあるというのに。。。
ちょっと『???』な一日でした。

03.11.19
2004年春夏仕入順調です。
この日は大阪店で来春夏物の仕入の打ち合わせをしておりました。
トレンドとしては相変わらずなのですが、今回意識したのはインポート物や素材感。
インポートブランドはともかく、今回個人的に一番注目しているのはコットンカシミヤ
夏物にカシミヤというと違和感を持つ方が多いと思いますが、この場合のカシミヤは保温性と言うよりは触感の柔らかさ。
5〜10%のカシミヤ混紡で堅いコットンがこうも変化するのか?ということが実感できる素材です。
春夏サンプルの完成は年明け2月下旬ですが、どんなものができるか皆さんもどうぞ応援してください。
ひょっとすると来夏一番の注目商品になるかも知れません。

03.11.15
今回の共同購入は良かった。
先日実施した楽天市場共同購入、カシミヤ60%の生地とアンゴラ100%の素材の2本立てだったのですが、実はこの2商品、事前の社内予想では『カシミヤ60%の方が売れるだろう!』という予想でした。

理由は、アンゴラといっても我々業界人は素材感や特徴は分かっていても、カシミヤの知名度にはかなわない。
食べ物で例えて言えば松阪牛のネームブランドには前沢牛では敵わないといったところでしょうか。

それが蓋を開けてみると...
>>> なんと、ピュアアンゴラの方が売れていました!

いや〜っ、この結果には正直驚きました。
『まさかね・・・』
でもとてもうれしかったです。
なぜ嬉しかったか?
それは、消費者の皆さんはどうしてもマスメディア等を通じトレンドが作られてしまうため、ついついご自身の審美眼を忘れメディアに流されます。
これを我々の業界で例えればさも、カシミヤは全ての素材より優れていると思われるかも知れませんが、実は素材というのはそれぞれ特徴があり、例えばコート地でしたらカシミヤも良いですけど、アンゴラ、アルパカ、キャメルetcそれぞれ魅力があるのです。
こういったものをWebを通じてご紹介するのも当社の使命と考えているのですが、お客様がその考えに呼応して頂けたかと思うととっても嬉しいのです。

これからもこういったメジャーでない素材もご紹介したいと思います。

03.11.11
クレームに思うこと。
この日は最悪の日でした。
クレーム2件、こだわりが強くて一度受注を決めた上で後からお断りしたのが1件。
ご注文をお断りしたのはお互い傷つく前だからまぁ、許せるとして、一番はクレームです。

原因は詳細を話すと長くなりますので割愛しますが、こういった時当社では私の出番になります。
だいたいクレームを起こすのは若い担当者荒井・北君(彼らを弁護するわけではありませんが、彼らはお客さまの窓口をしている以上、仮に自分のミスでなく工場のミスでも自らの責任となってしまいます。)なのですが、若いが故にどうもお客さまの立場に立って考えるのが苦手のようで、火に油を注いでしまうのです。

それでお客さまをカンカンに怒らせた後バトンタッチでは私も身が持ちません。....とはいえ、部下任せにするのは私のポリシーに反しますので仕方なく、私が生け贄です。
「スミマセン。。。」「申し訳ありません。。。」
中には「共同購入で浮かれてるんじゃないの?」などとまで言われてしまい。。。
内容を考えると責任があるのは当社だし、「共同購入の作業は全部深夜作業でプライベートな時間を削っている!」なんてとても言い返せないし。。。(これじゃ雪印だ...)

まぁ、顛末は何とか無事収まったので良かったのですが、私が若い2人に言ったのは

○クレームを恐れるな!
>>>原因があるから結果(クレーム)がある。
それを考え繰り返さないのが最重要。逃げちゃダメ。
○クレームはお客さまのお店への愛情の裏返し>>>愛情が深いからこそ感情が強く出る。
嫌な報告は最優先で
>>>悪い話・嫌な話だからこそすぐ解決する努力を。。。

当店のようなオーダーはどうしても色んな意味でご注文通りにならないリスクがあります。
技術力の問題、お客さまとの相互理解の問題、ローテク故に連絡漏れ...etc
ですから、100%ご依頼通りに仕上げるなんて無理と言えば無理なんです。(私が言い切ってはいけないのですが。。。)
それでもどうしてオーダーに魅力があるのか・・・それはやはりお店や店員の人間的な魅力ではないでしょうか?
彼らはもっと人間性や知性を鍛える必要があるようです。
もちろんこれを社員に伝えることは私の仕事ですね。。。


03.11.09
一発逆転
この日は三浦半島の沖でイナダ(ブリの子供)が釣れているとのことで鼻息荒く釣り船に乗りました。
『大物いっぱい釣ってくるぞ!』と掛け声勇ましく釣り船に乗りました。
・・・が、前日まで大漁というのが嘘のようにまったく釣れません!
釣り船というのは大体朝の7時位に出て15〜16時位まで釣るものなのですが、午後になってもひたすら餌をまいているだけで魚信は音沙汰なし。
『は〜っ、今日はだめか・・・』と嘆いていたのは私だけでなく他の釣り客も船頭さんも同じ。
そこで午後から一発逆転の鯛を狙いに行きました。

鯛といっても簡単に釣れる魚ではありません。
『素人には無理だよ・・・』なんて思いながら地道に釣りをしていると...
なんと!大きな当たりがあるではないですか!!

釣り上げてみるとこれが真鯛より高級魚の石鯛(石鯛というのはシマシマの魚ですが成魚になると縞が消えるのです。)しかもおいしい1キロ超サイズ。
『は〜っ、良かった、一発大逆転だ!う〜ん、コツコツ努力して良かった。。。』
努力」きっと両方必要だったんでしょうね。
会社経営も意外とこんなものかも知れません。

03.11.07
足元を見る
この日は近日アップ予定の靴サイト原稿のため私がモデルになってスーツと靴の合わせ方についての写真撮影をしておりました。(詳細は靴サイトご参照)
そこで色々と靴とスーツを合わせてコーディネートしていたのですが、靴というのは本当に奥が深い。

基本的に同じ革でも服地と違って革は一頭一頭微妙に違いますし、生地は他の羊の物と混ぜても全然OKですが、革だと1頭から5足分しか取れないし、代替がきかない。
その上、同じ色でも後からクリームやワックスのかけ方1つで色がどうにでも変わっていく。

近いうちにご紹介すると思いますが後からのメンテナンスでこれが同じ色だったのか!とビックリする程色が変化します。

そして、思うこと。
やはりファッションを扱う者として、そして人様の前に出る立場として、靴はしっかり綺麗に磨かなきゃ・・・
いつも家内にお任せしていた自分に暫し反省です。
足元を見る』という言葉は私みたいなのを戒めるための言葉だったんですね。

03.11.04
犬の死産に想うこと
実は家内の実家で先日老衰で死んだ犬の代わりに新たに犬(2頭目)を飼うことになりました。(2月ほど前)。
そこで一案を講じ、いわゆる保健所に捕まり処分される前の犬を動物愛護協会経由で譲り受けることにしました。黙っていると殺されてしまう命。それを救えるだけでも光栄なことです。

そこでやってきたのが純血の牝の柴犬(←純血が処分というのも酷い話です!)だったのですが、去勢済みと言われていたはずのこの犬が数日前妊娠していることが発覚!!(4〜5日前)

当然、我が家(というか家内の実家)は激怒しました。
何故そんな犬を引き取ったのか?どうしてウソまで付いたのか?
当然です。犬は人と違って一度に何匹も生みますし、実家もブリーダーではありません。
飼う事なんてできないです。

そこで、動物愛護協会に苦情(犬の返却)をいうと...
「分かりました。親犬も引き取り中絶(処分)します。」とのこと。
『酷い、酷すぎませんか?』と言うと、
「考え方の違いですが、保健所で一度処分される予定の命だったのですから、引き取り手が拒絶する以上はこうするしかできません。」

絶句しました。これが動物愛護協会の言う言葉なのか・・・と。

そこで家族会議が行われあんな事を言う愛護協会に親犬を戻せない。戻したら殺される。
戻すなら子犬を殺さないという確約を得てから戻すべし。ということになり、
最終的には愛護協会に親犬は我が家で引き取り、子犬たちは生ませて引き取り手が見つかるまで我が家で育てる、ということで妊娠した親犬を愛護協会へ引き渡し出産させることになりました。

...?...!』この判断に私は良いとも悪いとも言えない不安な気持ちになりました。
あんな愛護協会に任せて良かったのだろうか?
でも実家で犬の出産なんて出来ないのも事実。。。

最後にこの話がどうなったかというと、その数日後愛護協会から連絡があり...
子犬は死産でした。親犬を近日返します。」とのこと。
『やはり...』私の不安は現実のものになりました。きっと×××されたに違いありません。(×××の部分はご想像下さい。)

私は愛護協会を非難したい気持ちがこみ上げてきましたが、真正面に彼らを非難できませんでした。
何故なら、愛護協会の申し出(=一旦引き取り出産させる)ということをサジェストされた時点でこの結果は見えていたのではないか?と思ったからです。
だから、彼らを非難するのは勝手かも知れないけれど、実は自分たちは彼らが行うことを事実上追認していたのではないか?
自ら手を下さないだけ自分たちは偽善者ではないか?...と。

慈善と偽善は意外と近い存在なのかも知れません。私はまだまだ未熟な人間で、そして偽善者です。

03.11.01〜03
3連休は・・・
この日は世間では3連休。当社では土曜日が営業ですので2連休なのですが、私の方は今回は溜まった代休の消化ということもあり久し振りに3連休を頂きました。
そして行ったのが高尾山。
いつも海派の私には山は本当に久し振り(除く:奥日光)

しか〜し、着いてみて驚いたのはその混雑の様。
高尾さんには登山道の他ケーブルカー、リフトもあるのですが、行程1時間半の所まで行くのにケーブルカー1時間半待ち、リフト1時間待ちでした。
オイオイこれじゃ、何のためにハイキングに来たかわかんないよ!
と思いつつ、貧乏性の私は登山道へ。

そして登った登山道、こちらは初詣の混雑が上り坂になっているよう。。。
押すな押すなの大混雑で、綺麗な涼しい空気を吸いに行ったつもりなのに、人の熱気溢れる空気を吸ってきました。は〜っ、疲れた。。。