2022年7月8日更新
こんにちは。 大阪店の大崎です。 先週は全国各地で酷暑日が続き、今週は梅雨に戻ったような、そんな変な天気に戸惑うばかりです。 皆様はいかがお過ごしでしょうか。 私はつい先日、自分でも気づかぬうちに“脱水症状”になってしまいました。 ぼんやりするな~(割といつも)頭痛いな~(頭痛持ち)なんて思っていたら、めまいがしてようやく水分不足なことに気づきました。笑 経口補水液をがぶ飲みしたら...ダメですが、飲んでしばらくすると治ったので良かったんですが、身体の中にある水分は呼吸や汗でどんどん無くなってしまうんですね。 意識していたつもりでもなってしまうんですから恐ろしいです。 今年は猛暑の予想ですので、皆さんも体調には十分お気をつけてお過ごしくださいね。
さて、今回のテーマは「レディースのスリーピーススーツ」 今年3月のコラムで、オケージョンスーツについてご紹介しましたが、今回はその第2弾ということで、G様の爽やかすぎるスリーピーススーツをご紹介したいと思います。 G様のようにお祝い事が控えているという方や、ビジネスでは難しいけれどプライベート用のセットアップをお探しの方にとっても、ご参考になりましたら幸いです。
4月某日、G様から来店予約のメールをいただきました。
この着たい服で来て欲しいとは一体どこまでの範囲のことなのか、スリーピースだからカジュアルすぎることはないだろうけど...と色々想像ながら当日を迎えました。 そして当日色々話を伺うと、“ブルー系のスリーピースで周りと被らない雰囲気”というイメージはあるものの、生地をみてからデザイン変更もありとのことでしたので、例えばこの生地だったらどう仕立てるのがベストなのか、どんなイメージになるのかetc...ご提案させていただきながら、生地とデザインを同時進行で決めていくことになりました。
しかしオススメの生地を出していくも、G様の御眼鏡には適わない様子。汗 ああでもないこうでもないと話し合ううちに、だんだんとイメージが湧いてきたというG様にイメージ画像を見せていただくことになりました。 するとその写真には“THE SKYBLUE”のスーツをバシッと着こなしている海外の方が...。 これは普通のビジネス用の生地では到底無理!と咄嗟に思いましたが、それと同時に“もうあれしかない”とも思いました。
スーツ上下+オッドベスト
私が最終奥義と言わんばかりにご提案したのは....ヴィンテージのアイリッシュリネン。 アイリッシュリネンであっても、ウールに比べて皺は入りやすくてとれにくい、カジュアルな雰囲気が合いやすいこと等をお話させていただきましたが、もうこれ以外は目に入らない!とお気に召した様子だったので、今回は色味重視でお仕立てすることとなりました。 ベストは共地の予定でしたが、デザインを決めていくうちにさすがに派手すぎ!?となりオッドベストに予定変更。 でも無地だと面白くないよねと、結局最終的に選んだのはライトグレーのチェックでした。笑 こんな感じで最初から最後まで、どこまで攻められるかどんなデザインができるか等を探りながらの楽しいオーダーでした♪
生地が決まればそこからデザイン決めですが、G様がイメージしていらっしゃった“メンズライク&オーダーらしさ”を表現することを狙いとして『ジャケットの襟・サイドベンツ・パンツの尾錠・裏地』のポイントにこだわりました。 少々もったいぶりすぎた!?かもしれませんが、仕上ったスリーピースをご覧ください。
ブルースーツは、ビジネスシーンからオケージョンシーンまで幅広く着用できます。 基本的に春夏はライトトーン、秋冬はダークトーンで、インディゴやブルーグレーの“くすみ感”ある落ち着いた青は、オールシーズンでお召いただきやすい色味です。(※下記画像の真ん中) ダークネイビーは、清潔感・誠実・知的といったイメージを周りに与え、ライトブルーはやや個性的で爽やか・華やかな雰囲気を生み出します。 今回のG様のスーツは、リネンという素材も相まってその雰囲気がより引き立てられていますよね♪ ブルースーツをお考えの際には好みだけでなく、季節やTPO、醸し出したいイメージによって色のトーンにも拘って生地を決めてまいりましょう。
只今、春夏物全てが対象となる@セールを開催中です。 スーツのオーダーが割引対象となりますが、セットアップとしてお使いいただけるカジュアルな雰囲気でお仕立ては可能ですので、是非この機会にブルースーツをお試しくださいね。
今回のコラムはこの通り、ページ全体がブルーで埋め尽くされており、タイトル通り“爽やかすぎる”ページに仕上がりました。笑 撮影協力いただいたG様、お顔出しまでお許しいただき、本当にありがとうございました♪ 結婚式当日は受付もされるとのことでしたので、周りの方の反応がどんな感じだったのかかなり気になりますが、G様らしさ満点のスーツで、G様はもちろんその周りの方もハッピーな気分になっていただけていればなによりです。 男女関係なくフォーマルな装いでの参列がマナーとされている結婚式。 新郎新婦への敬意やお祝いの気持ちを表すのに、ご祝儀だけではなく新しい服で参列しよう、スーツを新調しないと、そんなふうに思われることはシンプルに良いことだと思います。 何月何日にどうしても必要になったからとスーツをオーダーされる方がいらっしゃいますが、それはビジネスでもお祝い事でも大切な動機です。 しかし、本当に持っていただきたいのはその先の、ファッションが好き、スーツが好き、オーダースーツを楽しみたいという自然な気持ちです。 ちょっと畏まらないといけない、大切な会議だから、久々に会う友人の結婚式だからetc... これから迎えるイベント用のスーツを“とりあえずの1着だから”という心持ちよりも、品格や自信を表すスーツにしたい、周りに馴染むシックな装いがしたい、自分の個性も表現したい、と沢山の思いも一緒にスーツに込めていただけたらと思います。 お客様との関係が深くなるつれ、そういった気持ちが増えていき大変嬉しい限りですし、これからもお手伝いさせていただければ幸いです。 それではまた、次回もお楽しみに。