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オーダースーツのヨシムラ
新着レポート

 第1回フルオーダー受注会(大阪店)
例年になく冷え込む年の瀬ですが、皆さんカゼなどひかれてませんか?
お互い年末までもうひと踏ん張り、このまま頑張って乗り切りましょ〜!!

さて、そんな忙しい今日この頃ですが、ここへきて大阪、いや西日本にお住まいの方にとっての朗報が舞い込んできました。
それは・・・フルオーダーでお馴染みの職人、吉井工場長の来阪が急遽決定しました!(パチパチパチ〜

当店ではこの秋よりフルオーダーを開始しましたが、開始当初より、
『大阪店ではフルオーダーできないの?』
『ヨシムラさんでのフルオーダーの取り扱いを楽しみにしてたんだけど、わざわざで東京まで足を運ぶのは難しい...』

というような嬉しい苦情もたくさん寄せられ、私も謝りっぱなしのトホホな日々を送ってきました。
そして、ようやく努力が実り(?)、吉井工場長に大忙しのスケジュールを調整してもらい、この度の来阪の運びとなった次第です。
おまけにちょうどその時期は、関西人には見逃せないお特な閑散期工賃期間!なんとタイミングの良いことでしょう〜。

...と、ちょっと意気込んでご紹介してしまいましたが、そもそもフルオーダー仕立てとは何と言う方は百聞は一見に如かず、まずはコチラのページをご覧下さい。
いくぶんアカデミックで手前味噌になりますが、七人の侍ならぬ七人の職人のなせるワザは感嘆モノ。
実際の作業工程を動画付きでご紹介していますので、初めての方にもとても分かりやすいと思いますよ。

それでは早速、フルオーダー受注会ならびに閑散期料金の概要をご案内いたします

□■□ 価格は・・・? □■□
・通常時フルオーダーオプション工賃
    >>> シングルスーツ価格+55,000円
               
それが、今回の閑散期期間(1/1〜1/20)だと、+35,000円の工賃となります。

具体的に例を挙げてみますと....
ゼニアトロフェオ 98,000円+通常フルオーダー工賃55,000円
   =153,000円
これを閑散期料金に当てはめると、
ゼニアトロフェオ 98,000円+閑散期フルオーダー工賃35,000円
   =133,000円(税込)...となります。

同様に、ゼニア エレクタ:
133,000円 113,000円
ゼニアトラベラー :
128,000円 108,000円
ロロピアーナ :
124,800円 104,800円
....となりますからこれはお買い得!

もちろんその他にも舶来、国産生地を色々と取り揃えています。
あのゼニアのフルオーダースーツがよりスペシャルなこの価格で!
ご本人はもちろんの事、彼氏やご主人への日頃の労をねぎらうサプライズなプレゼントとしても是非ご利用下さい。

ご参考までに
フルオーダーの閑散期期間や料金については本稿と同時にアップします東京店作成の新着情報も併せてご覧下さい。

□■□ 受注会の開催日は・・・? □■□
このように、価格面で言うと非常に魅力的ですが、ただ今回の受注会では幾分制約がありまして、ひとまず受注会の概要をご紹介しますと...

1月14日(土)の仮縫い実施日に大阪店までお越し頂けること
>>>なにぶん吉井工場長も多忙で、大阪滞在がこの日だけに限られてしまいます。

お申し込み先着5名様までとさせていただきます。
>>>こちらも吉井工場長の体力との相談ですが、時間に追われたり疲れたりすると、良い仕事ができなくなりますので悪しからず。
大阪店フルオーダー受注会のお申し込み&お問い合せはコチラまで
  >>> osaka@vightex.com
人数&スケジュールに制限がありますので、お申し込みはどうぞお早めに〜。

今年中(12/29まで)にご注文を確定下さい。
>>>仮縫い期間から逆算しますと、ややタイトですがこのスケジュールがギリギリのラインになります。
リピーターの方は体型補正等もある程度把握できておりますのでメールでのご注文でもOKです。(最終調整は仮縫いで行いますのでご安心下さい。)

また 『冬物はもう既にオーダーしてしまったし...』言う方には朗報!
12月20日以降には店頭に春物の商品を一部店頭展開しますので、よろしければ一足先に春物でお試し下さい。

※全商品のご用意はできませんが、ゼニア等インポート商品を中心に50マークほどご用意いたしました。

★☆★大阪SHOPMASTERより一言・・・★☆★

「いつかはク●ウ●」というコマーシャルがありましたが、「お誂え」や「一張羅」と言う言葉もかつてはそれに近いニュアンスで憧れたものでした。
特に我々この業界に携わる者にとり、フルオーダー(ハンドメイド)はその原点であり頂点であり憧れの存在でした。
ただ昨今の衰退は世の習いとは言え、手をこまねくしかないのは誠に残念であり、一段上をご希望されるお客様にも「あいにくですが...」とご説明するしかなく、東京SHOPMASTERと、それこそ「いつかはフルオーダーのお店を」と夢を語りあったものでした。

それがひょんな事とはいえ、歴史と伝統を誇る縫製工場が傘下に入り、フルオーダーが現実の物となりました。
その魅力を、大阪店をご贔屓にしていただけている皆さんにも手頃に味わって頂ける環境がようやく整いつつあります。
今回は駆け足での受注会ですが、これから定期的に開催する為にも魅力の一端を味わっていただけるこの機会をぜひご利用下さい。



...と言う訳で、記念すべく『第1回フルオーダー受注会(大阪店)』の詳細はこのような感じですが、ここでイージーオーダーとフルオーダーの違いを簡単にご案内しておきますと...
一番分かりやすいのは仮縫いが入るかどうかに尽きます。
それでは、その仮縫い作業の様子を画像でご覧下さい。

ちなみに、モデルは東京SHOPMASTER。フィッターは来阪する吉井工場長です。
着用しているのは半製品状態の仮縫スーツで、予め採寸したデータを基にしつけ糸だけで仮止めしてある状態です。
ご覧のように裏地はもちろんの事、ポケットやボタン、チャックにループetc...何も付いていません。

そして、肝心の東京SHOPMASTERの体型の特徴ですが...
反身体
>>>つまり胸が反り返って、俗にいう鳩胸です。
この場合、胸元や襟元がやや開き気味の上着となります。
そして背中側がやや余り気味となりますが、お尻にかけては前へ引っ張られ気味になり、ベンツが開く等々の欠点が多く見られます。
もちろん、これ位のことでしたら従来のイージーオーダーの枠内でも補正が十分に効きますのである程度はもちろん調整OKです。
ですが、フルオーダーではここで仮縫いを行うことで平面的な事柄だけでなく立体的に検証してクセを見つけ出し、しつけ糸やピンワークを行ない補正を入れてます。
これにより無理のない、体型にフィットしたスーツを形作るのです。

そして、
次にご紹介するのがパンツの仮縫い作業ですが「パンツの採寸は経験が長くても色々と厄介、、、」というのは多くの技術者がこぼすセリフです。
なぜなら、パンツの履き心地は本人しかわからない感触があるからです。
その厄介な要素の1つに、これは表現しにくいのですが...
つまり、メンズの股の真ん中の アレの収まり具合が人によって違うからなんです。

英語でドレスカットと言いますが、(日本語ではキ○ぐせでややストレートです)かつてはオーダーの職人がお客さんにどちら側に収めますか?と聞いた時代もあったようですが、今では標準として下前側(右側)に数ミリ格納場所を設けています。
これはオーダーのように、左右の型紙を変えられる場合にのみ可能でして既製品はもちろんイージーでの対応も不可能な隠れたワザです。
特に今風の股上浅めでスリムなシルエットにはこのワザは効果的なので是非お試し下さい。

ちなみに、東京SHOPMASTERの下半身は、欧米人に多いお尻が出っ尻気味でまぁまぁカッコイイほうです。(ここらで、ちょいと持ち上げてと...)
その為、特段の補正を必要としない手間の掛からない下半身です。

以上 簡単ですが ご覧いただいたような作業が仮縫いで、ここであらかたのサイズが決定し、いよいよ本縫い、仕上げへと移ります。

そして、最後に記録としてお客様ご自身の型紙が保存されます。


これはイージーオーダーの記録が数字の羅列という平面的な記録に対して、さながら服を分解したかのような立体的な記録となります。
イメージとしては、イージーがレントゲンに対して、オーダーはCTスキャンのイメージと言えばわかりやすいでしょうか。

★☆★最後に 吉井工場長からひとこと・・・★☆★

日頃から作業現場ばかりの仕事ですので、実際のお客さまと直に接し色々とお話しを伺う事は楽しくまた勉強になります。
特にお客さまから喜びの声を頂戴するのはこの仕事をやってて良かった思える瞬間です。
関西は初めてですが、オーダーの着心地を確かめて頂けるこの機会をぜひご利用下さい。


★☆★大阪SHOPMASTERより一言・・・★☆★

いかがですか、一枚の布がパーツ毎に裁断されそれらが更に立体的にスーツとなっていくのが見えるようですね。
もちろんフルオーダーはもっとも手が掛かっていますが、普段なにげなく着ているスーツもこのような過程と人の手を経て製作されているということだけでも皆さんにお分かりいただけたら、当社がフルオーダーの工場を傘下に入れた甲斐もあるというものです。



ここまで読んでこられた皆さん、段々と興味が湧いてきましたね。
さぁ、一歩踏み出して貴方の番です。
手帳に「●月●日●時スーツ仮縫い」とスケジュールを書き込み、
「あっ、その日は10時からスーツの仮縫いがあって...」
のジェームスボンドばりのカッコイイ台詞は、これぞダンディズムの極みじゃないでしょうか?