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春の装い 〜大阪Shopmaster編〜 |
関西では東大寺のお水取りと甲子園の高校野球が春の訪れを告げます。 三寒四温をくり返しながら季節は移ろってゆきますが、ビルの谷間に陽の落ちるのが遅くなったのが都会で過ごすひとりとしては春の実感でしょうか。 分厚いコートともしばらくのお別れ、スーツもクリーニングへ出してと言いたい所ですが、今年はまだしばらく冬服は手放せませんね。 ただ、この業界は先取りが肝心、春物を並べているのに店員が冬服では動くマネキンの名がすたります。 そこで、前置きはこのくらいにして、一足早くこの春の私のスーツが仕上がって来ましたのでご紹介させていただこうと思います。 きっと、これを心待ちにされてる方も多いはず(...??)と、今年も私なりにひとひねり加えてみましたので是非ご覧下さい。 題して「この春のオススメはこれだ!」です。 |
□ 生地は・・・ □ | |||
G3126 Arthur Harrison (英) 黒地に山吹色のストライプ |
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ただ、クドイようですが私が惚れたのはその素材感です。 杢調と呼ばれるザラっとした質感はクラシカルな雰囲気にも溢れ、夏でも肌寒い英国の風土を偲ばせてくれます。 (こちらは私のおすすめ商品として詳しくご案内していますので参考までにどうぞ!) |
□ デザインは・・・ □ | |||||||||||||||||||||||||||||||
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...と、デザインはこのような感じですが、出来上がりはさて山橋君どうやった?カッコイイ?(内輪で誉めあいしてどうする?) 余談ですが、近頃TVに映る自民党の皆さんクレリックのシャツが目立ちますね。 安部官房長官とか武部幹事長とか、トレンドのチョイ悪オヤジを意識したりしてるのかな? (話が少々それましたので本筋へ戻って、、、)ここ迄は近頃多いパターンですが、今回は私なりにこんな試みをしてみました。) |
□ 裏仕立てにも一工夫 □ | |
春夏なのに総裏?と不思議に思われた方も多いと思いますが、近頃はいずこも冷房完備でかつてのように炎天下での着用は想定していません。 が、それでも真夏に総裏はなぜ? その答えは、この素材がやや透けるからです。 ちょうどお手元にサンプル帳がある方は、一度確かめてみてください。 生地を貼っている台紙の色が、白地と黒地の2種類あるのをお気づきですか? いかがですか?ボディーに掛けてみましたが、下の方が結構くっきりと透けていますね。 この透け感が良いかどうかは、昔 夏物の代名詞とまで言われ一世を風靡したミユキのシャーリックは下のシャツが映るのを売り物にしていた位ですからご判断はお客様それぞれに委ねたいと思いますが、昨今はちょっと婦女子は引けてしまうのではないでしょうか。 |
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また和服の絽や紗のように、下地が見えても涼しそうに見えるから結構という方はそれはそれで気にならないものです。 そしてパンツもまた下着が映りそうなので総裏にしてみました。 こちらは画像では分かりにくいと思いましたので、一計を案じ裏返しに履いてみました!! かなり変なおやじです。 いかがでしょうか? メンズのパンツの裏は通常は前身のヒザ部分までしか付きませんが、今回はアキレス腱位の所まで付いています。 いわゆるこれが婦人物でいうところの、パンツの総裏仕立てですね。 ただ、こちらも暑がりの方には「あせもが出そう」と言われるかも知れません、、、 生地をお決めになる際、このあたりも検討材料としてしっかりチェックしてみて下さい。 おっとっと、、、忘れるところでしたが、さすがに総裏の場合、冬物と同じキュプラではキツイので、やや薄目のキュプラの山吹色にしました。 表が黒で裏が黄色系...期せずして我がタイガースのチームカラーとなってしまいました。(最初からこれが狙いやろ!) ただこちらはあいにくサンプルはご用意していませんので、店頭にてご覧下さい。 いかがでしたか...今春夏をどれで仕立てようかとお考えの皆さん、お役に立てたでしょうか? まだサンプルをご請求されていない皆さん早い物勝ちです! 今すぐサンプル帳を取り寄せて、春夏物の生地を手にとってご覧下さい。 |