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新郎つながり
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2月の声を聞きますとそろそろ春の兆しが...とも思いますが、日本列島なかなか寒さも厳しいですね。 それでも、早咲きの梅がほころぶなど、そこかしこから季節を伺わせるような春の便りもチラホラと聞かれます。 そこで、春といえばイベントも目白押し、なにかとお出掛けの装いが話題にもなる季節です。 中でも最も華やかなイベントと言えば結婚式でしょう。 招く側、招かれる側と立場こそ違え、その装いには誰しもが関心を持ちますが、とりわけ興味をひくのはなんといっても新郎,新婦のいでたちです。 ここぞとばかり、ドレスアップするのはお馴染みの光景ですが、主役ともなれば張り切るのは当たり前ですね。 そこで今回の仕上がりのご紹介は、以前ご紹介したこの春に挙式予定の新郎Kさんの装いです。 ご予定のある方も、いずれは...という方も、ぜひ参考になさって下さい。 |
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ちなみにKさんの今回の(WEB2回目の登場です)ご注文のコンセプトは?
そして、そのお手本になる参考画像はこちらでした。 仕上がり具合は果たしてどうだったでしょうか? |
■ 全体のイメージはロングタキシード ■ | ||||||||
ベストがこちらもライトグレーのシルクシャンタン風素材で、華やかさに彩りを添えています。 おまけにボタンをクルミ釦にしましたので、ボタンが光沢を押さえた落ち着いた風合いになっています。
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■ 衿はピークドラペルで ■ | |||
オメデタイ席での礼服というと衿はピークラペルが珍しいくはないのですが、加えてフラワーホールはワインカラーで縁取り、袖口もワインカラーでとポイントで揃えて見ました。
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■ シャツはウイングカラー ■ | |
シャツも併せてお仕立ていただきましたが、礼装用としてお約束のウイングカラーです。
(但し、ネクタイは売場にある適当なネクタイを使っています。あくまでも試着用ですお間違え無く) というところで、Kさんが当初懸念されていたありきたりの貸衣装風には仕上がっていないと思いますが、皆さんの判定はいかがでしょうか? 仕上がりのご連絡をすると、早速Kさんはご来店の上、画像のように試着いただきました。 そして、「衣装もこれで満足、式もこれで上手くいきそう」と嬉しい感想を頂きました。 |
■ 式後は・・・上着丈をカット ■ | |
さすがにこのロングタキシードとしてはビジネスには使えませんので、式後にビジネス使用として上着丈をカットします。
フロントカットを短く丸くカットして、通常のスーツとしてお目見えする予定です。 これぞ一石二鳥、式で着た思い出のスーツが無駄にならず、普段使いに蘇ります。 使用前、使用後となりそうですので、その際は改めてはWEBでご紹介したいと思います。 ヨッシャ〜!これで今回の「お客様ありがと〜う」はお終いや〜、 原稿出来た!出来た!と喜んでいた矢先、次のお客様が現れました。。。 最後までお読みいただくと分かると思いますが、実はこのお客様もまたブライダル関係でのオーダーでしたのでKさんに引き続きご紹介したいと思います。 お客様は宝塚市にお住まいのHさんです。 最初はこんなヘンテコなメールからでした。 |
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えっ?ピンクのスーツ?それをブライダル? 読者の皆さんからご覧いただくとちょっと何を書いているか良く分からないと思いますので少し補足しますと、、、 事の発端は?・・・ 私があれはもう5年も前に書いた原稿(お客様ありがとうの青春のピンクダブル)をご覧いただいてのご相談でした。 あの時のお客様(山口県のI様)は確か、アイドル松浦○○友の会に入っている熱烈なファンの方からコンサート用衣装として注文頂いたものでした。 それが、巡り巡って、ピンクのスーツをWEBでお探しのHさんの目に留まったという次第です。 しかも、そのピンクのスーツで結婚式を!というのですからこれはWebで紹介しない訳にはいきません!! しかし、まぁ、ピンクのスーツに、裏が龍虎の柄、おまけに刺繍で家紋まで付けたいなどと、、、 う〜ん、、、はたしてどんなブライダルになるやら、こんな結婚式私も見てみたい! それはさておき、その後幾度かのやりとりの後、Hさんにご来店頂きました。 そこで伺いますと、何でもピンクのスーツは新郎のお色直し用スーツとのことでした。 詳しい仕様の方は、主な仕様は↓↓↓のような感じでした。 ○ 生地・・・式が5月ですので、それに合わせ淡いピンクの春物素材です。 ○ 前ボタン・・・1ツで、ナットボタンの白 ○ 衿 ・・・ピークドラペル ○ ベント・・・サイドベンツ ○ 腰ポケット・・・ ハッキングポケット ○ 袖口糸色変更・・・左下から2つ目、右一番下5番目を赤色糸 ※ 龍虎や家紋は表地のピンクが生地が薄い為、念のため実験してみると、裏からそれらが透けて見えしまったため、残念ながら取りやめとなりました。 どうでしょうか? 一世一代の晴れ姿とばかり、スポットライトを浴びてドアの向こうから颯爽と登場するHさんピンクのスーツ姿が目に浮かびます。 但し、フィアンセは事前に打ち合わせの際は、 ピンクのスーツは 絶対ダメ!!勘弁して!!と念押しされたそうです。 ...にも関わらず、あくまでピンクで押し通し、当日までフィアンセにはシークレットとの事で、これは事のなりゆきはどうなるのか、そっちの方でも興味津々?です。
今の時期から3月ぐらいまでは毎年のように、このようなブライダル関連のご相談を頂きます。 もちろん参列される側の方の方が多いのですが、それでも立場により装いはそれぞれで、昔のように黒のダブルに白ネクタイ一辺倒でなくなったのは嬉しい限りです。 今回のご紹介にもありましたようにブライダルではグレーがキーカラーになってきました。 元々は伝統的なソシアルぽい色としてお馴染みでしたが、明るめのグレーなどそれだけで華やいだ かつ上品な雰囲気を醸し出しますので、これからとお考えの方はぜひ候補の中に入れて頂ければと思います。 WEBのオメデタつながり、はたしてどこまでつながりますやら... お楽しみに! |