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オン・オフ二刀流。
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10月に入りましたが大阪はまだまだ汗ばむ天候も多く、秋本番まではもう少しといったところですね。
私も秋冬物への衣替えを終えましたが(スーツ屋として当たり前っ!?)堂島の地下街で汗をかきつつ出勤しております。 それでも洋服好きにとっては衣替えは新鮮で気分的にリフレッシュしますね。 そんな天候が続いていますが当社ではお仕立てまでに約3週間頂戴しておりますのでこの時期にご注文頂けましたら出来上がる頃には丁度良く寒くなっているのでは?と思われますので品切れも多くなる前にご検討頂けましたら幸いです。 さて、今回は前回ご紹介したジャケットが出来上がって参りましたのでご紹介させて頂きたいと思います。 ご注文頂いたのは高身長のMさんですがご注文のテーマが、、、 「秋冬でも軽く着れて尚かつ温かいジャケット」 |
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というものでした。 ※前回はこちらからご覧下さい。
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それでは前回のご注文を内容をおさらいしたいと思います。 |
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以上に決定しましたがどの様に仕上がったのでしょうか?
早速、ご覧頂きましょう!! |
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※ジャケットに対してボディーが小さくたすきジワが入っておりますがご容赦下さい。
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いかがでしょうか!! 派手さは無くどちらかというと地味な印象ですがサキソニー(弱起毛タイプ)の質感と出来る限り付属を外したマニカカミーチャの軽快感が思いの外、マッチしていて着やすそうなジャケットに仕上がったと思いませんか? 加えてシンプルで飽きのこないデザインですからこれならビジネスでもオフの日のデニムなどとのコーディネートも容易でMさんも重宝されることと思います。 それでは前回でもご紹介しましたがこのジャケットのポイントとなった点をご覧頂きましょう。 |
秋冬物のマニカミーチャというと一部の方以外はピンとこないかもしれませんが本場イタリアでは四季を問わずに着用されている仕様です。 今回のサキソニー(弱起毛タイプ)は厚みもそこそこ有るのでマニカカミーチャの肩パッドを付けない軽い仕様でも型くずれせず、かといってカッチリもしないので何とも言えない独特の雰囲気となって格好良く仕上がったと思います。 芯地を使用しておりませんので画像ではその柔らかさがお分かり頂けると思います。 またミシンステッチが生地の肉厚感を引き立たせており地味ながらも役に立っております。 |
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今回はカジュアルの方向に振りましたのでよりカジュアル感の強い3パッチポケットにしました。 この仕様で有ればラフなデニムスタイルも容易ですのでカジュアルなジャケットをご所望の方には是非オススメです!! |
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今回はナットボタンを使用したのですがこれもカジュアルに振るにはもってこいの仕様です。 本水牛の釦でも明るい茶色ならばカジュアル感も出るのですがどうしても重厚感だけは出てしまいます。 ナットボタンであれば軽快感が出せますのでオン・オフどちらでもコーディネートしやすい雰囲気となります。 |
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これも地味な様で実は意味のある仕様です。 地味な様ですがポイントを絞り込むことでより雰囲気有る洋服に仕立て上がります。 勿論、これが全てではないのですがカジュアルにコーディネートしようとした時に以外とジャケットがドレッシーすぎて合わせづらかったという経験をされた方も多いのではないでしょうか? 新たにスーツやジャケットを誂えてドレスダウンするにはやはりどういった方向にドレスダウンするかを絞り込むことでコーディネートしやすい商品になるでしょう。 今回はよりカジュアルに振りましたので同色の裏地を組み合わせましたがお客様のお好みに合わせてご検討下さい。 さて、この様にコーディネートしやすいジャケットに仕上がりましたがこれならMさんにもご満足頂けるはずです。 今回はMさんのご都合がつかずご試着姿を掲載することが間に合わなかったのですが機会が有ればまたご紹介したいと思います。 さて、今回のジャケットはいかがだったでしょうか? 一見地味に見えるジャケットでも色々なコダワリが満載だったでしょう! オーダースーツやオーダージャケットはオーダーという特性上、既製品には無い仕様などを色々試したいのは山々ですが何処にポイントを持ってくるかによっては時に引き算が必要です。 今回は引き算が効果的に出たジャケットとなりましたがご参考にして頂けましたら幸いです。 それでは今回はこの辺りで失礼致します。 次回をお楽しみに〜!! |
★☆★大阪店からのお願い★☆★ | |
大阪店では毎週火曜日、第1、第3日曜日及び祝日に定休日を頂戴しております。
第2、第4日曜日に関しましては当社は営業しているものの入居しておりますビル自体が日曜日が休館となっている為、防犯上シャッターを降ろした状態です。 その為、わざわざお越し頂いたお客様の中には営業をしていないと思われお帰りになられてしまった方もいらっしゃるかと思いますが当社は営業しておりますのでお電話頂けましたら1階までお迎えに上がります。 お電話番号につきましては1階の入り口自動ドアにご案内を貼り付けておりますのでご確認頂けましたら幸いです。 当店のアナウンス不足からこれまでせっかくお越し頂いたにも関わらずお帰りになられてしまったお客様におきましてはこの場をお借りしてお詫び申し上げます。 ご面倒をお掛け致しますがご理解、ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。 |
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(執筆:大阪SHOPMASTER山橋)
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