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10年着れるスーツの完成です。
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2月に入り一段と寒さが厳しくなっておりますが温かい春までもう少しの辛抱ですね。
今月の後半には春物が店頭に並ぶ予定ですがこれだけ寒い日が続きますと春の到来がまだまだ先のように感じられます。 それにしても寒い日が続くので暖かな春が待ち遠しいですね。 それでも春は花粉が大変なのでそれを考えると少し憂鬱ではありますが... さて、今回は前回の更新でご紹介しましたFさんのスーツが出来上がって参りましたのでご紹介したいと思います。 前回は【10年着れるスーツのご注文です。】と銘打ってご案内しましたがさてさてどの様に仕上がってきたのでしょうか? 前回はこちらからご覧下さい。 ご紹介の前にご注文内容をおさらいしたいと思います。 |
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以上に決定致しました。
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□□□ イタリアらしい仕様 □□□
・袖口重ね釦 今となっては普通に見られるようになった袖口の重ね釦ですがつい15年ほど前までは見かけなかった仕様ですね。 この重ね釦には色々な説があるのですが腕の短い日本人には釦部分がコンパクトに収まることから少しでも腕を長く見せることが出来るので重宝されること間違いないです。 |
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□□□ 英国らしい仕様 □□□ ・チェンジポケット 英国らしさを手っ取り早く出すにはこの様なチェンジポケットを付けられると簡単に雰囲気が出せます。 クラシカルなイメージも繋がり落ち着いた印象も生まれますね。 元はチェンジ(小銭)を入れるように考えられた仕様ですがかさばらない切符なども入れることが出来るので意外と便利かも知れません。 その他、先にご紹介した画像でご覧頂くと、、、 イタリアらしい仕様では肩パッドを薄くしたれ綿をつぶしたナチュラルショルダー、英国らしさではベストなどが挙げられます。 この様に英国、イタリアのデザイン、仕様をミックスした仕様にしてもやりすぎなければ長くお召し頂けるスーツになりますので興味のある方はお気軽にご質問下さい。 後日、出来上がりのご連絡を入れ早々にお引き取りにご来店頂いたのですがご試着姿がこちらです。 |
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いかがでしょうか? スポーツマンのFさんはキリッとしたご体型なのでシャープなこのスーツがとてもお似合いですね。 ファッション好きの方ならスーツ一つで仕事への意気込みも変わってくることも有るかと思いますが最低限の決まり(ドレスコード)を守れば今回のようにイタリア、英国両方の良い所取りをしても問題ないかと思います。 お客様のお好みのデザインや仕様を組み合わせてもっとスーツライフを楽しんで頂きたいと思います。 ただ一つの注意点は、、、「やりすぎないこと」 どの部分を引き立たせたいか目立たせたいかそれをじっくり考えることで無駄な物が見えてくると思います。 ワンランク上のお洒落をするには足し算よりも引き算が必要と言うわけですね。 さて、今回はいかがだったでしょうか? 特段変わったスーツではないかも知れませんがFさんのこだわりが分かるスーツとなりました。 見る人が見れば分かるといった感じでしょうか? Fさん、有難うございました!! それでは今回はこの辺りで失礼致します。 次回をお楽しみに〜!! |
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(執筆:大阪SHOPMASTER山橋)
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