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細身のチェスターコートが出来上がりました。(大阪編)
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日増しに寒くなり街中でもアウターをお召しになられた方をチラホラ見かけるようになりましたがようやく冬のシーズン本番ですね。
私も何時からアウターを着ようか頭悩ませておりますが行き帰りの電車の暑さを考えるともう少しアウター無しで頑張ろうかなどと考えています。 さて、今回は前回ご紹介致しましたTさんのチェスターフィールドコートが仕上がって参りましたので出来上がりをご紹介させて頂こうと思います。 ご注文内容などは前回ご紹介しておりますので下記よりご覧下さい。 10.11お客様いらっしゃ〜い 細身のチェスターフィールドコート(大阪編) Tさんからのご注文は下記のように決まりました。。 |
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上記の様にご注文内容が決まりましたがTさんからはジャケット無しでお召し頂く軽く羽織れる感じの細身のシルエットがご所望でした。 そこで工場が持っている通常のコートの型紙では当てはまらない為、スーツ上着の型紙を流用して貰い仕立てることとなりました。 生地も通常ならジャケットに使用するオルメザーノのフラノ地ということでこれも軽く羽織れそうですね。 そんなこんなで待つこと2週間弱、ようやく仕上がったコートがコチラです。 |
さて、いかがでしょうか?
一見、デザインなど通常のチェスターフィールドコートと変わらないのですがサイズをタイトに仕上げておりますのでシャープな印象に仕上がったと思います。 チェスターフィールドコートは数あるコートの中でも一番フォーマル度が高くどの様な状況でもお召し頂けるのですが今回は形はフォーマル度を残しつつタイトなサイジングでスポーティーに仕上げました。 ボディーは通常の大きさですがこのコートのタイトさがお分かり頂けると思います。 ※ボディーに着せても前ボタンが掛けれない位、細いのでハンガーでの撮影となりました。ご容赦下さい。 それではこのコートのデザインのポイントをご紹介していきたいと思います。 |
□□□ ピークドラペル □□□ | |
今回はシャープな印象にする為にラペルはピークドラペルにて仕上げました。
もしもう少し柔らかな雰囲気でお考えの場合はノッチドラペルでもお仕立ては可能です。 また、本来のチェスターフィールドコートでは上衿の部分に黒のビロード地を用います。 |
□□□ ミシンステッチ □□□ | |
□□□ 本切羽 □□□ | |
□□□ 比翼仕立て □□□ | |
フロントはウチヌキと比翼の2種類からお選び頂けますが今回はシンプルに比翼でのお仕立てとなりました。
私のイメージでは比翼の方がフォーマル度が増すと考えておりますがスポーティーにいくならウチヌキでボタンをアクセントにしてもよいですね。 |