コロナ禍からようやく抜け出せそうになっているこの頃、パレスチナ紛争がまたもや勃発し、ロシアのウクライナ侵攻による戦争も終わりが見えない、で世の中なかなか落ち着きを取り戻せないでいると皆さんも強く感じているのでは無いですか。ニュース動画に映る人が血を流し逃げ惑う姿や、特に子供たちの傷ついた姿を見るたびに僕の胸内が、、、
今、浮かれない、はしゃがない、落ち着きを取り戻す、そんなファッションを求めても良いのでは。
ファッションの世界では久しくトレンドが見えなかったのですが、今シーズン、気に成っているのが「クワイエットラグジュアリー」です。直訳すれば「静かなるぜいたく」。
慎み深く、謙虚で控えめ、派手さは無く、質を求める。人としてもそうありたいですね。
人で思い出したのが、西郷隆盛を推して「命も要らず、名も要らず、官位も金も要らぬ人は始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは大業を成し得られる人だと」。
ザ・ロウ(THE ROW)と言うブランド。ロゴをひけらかせず、目立たぬことを身上にしているブランドで僕の注目株です。
ブラックやチャコール、ベージュにホワイトなど、、、抑制された色使いのベーシックアイテムでコーディネイトされ、素材はカシミヤや高マイクロンのウールなど高質なものを使用しているアイテムが多く、流行に左右されずに長く着られるコレクションです。
デザインをしているのは、アシュレー・オルセンとメアリー・オルセンで、二人は双子の姉妹で、若いながらとっても息の合ったコレクションを創りだしています。
最初のコレクションは超ベーシックアイテムのTシャツ。オルセン姉妹はそれに「完璧」を求めて、着心地、フィット感、滑らかさ、肌触りの良さなどを追及。
以後も変わらないコンセプトで、トレンドレスなコレクションをクリエイトし続けています。
写真上段:レディスコレクション(ファッションプレスより引用)
写真中段:メンズコレクション(ファッションプレスより引用)
写真下段:オルセン姉妹の近影(ヤフー画像より引用)