辰年
2024/01/03
あけましておめでとうございます。
皆さんは、新年いかがお過ごしですか?

私は大晦日から元旦にかけて、少し飲みすぎました。そして、食べ過ぎました。
暮れから娘がやって来て、カミさんは「忙しい、忙しい」と言いながらも昼間は嬉しそうに、空き部屋になっていた娘の部屋を掃除したり、お節料理の手ほどきをしているのを、蚊帳の外の私はただ眺めてはニヤニヤしていました。

夜は我が家の納会スタートです。
先ずは頂きもののフランス産の何とか?と言うシャンパンを空けてから、ビール?本(忘れました、笑)、そして日本酒の封を切ろうとしたところで、カミさんからストップが掛かり、目が覚めると元旦でした。

年々弱くなっている酒は良しとして、今年は体力強化の為、アルコールは少し控えて(程度によりますが)、体をもっといじめて、飲むより(運動で汗を)出す、を心掛けて実行しようと思います。

心の方、精神面について言えば、、、
昨年のブレイブブッロサムズこと、ラグビージャパンのワールドカップでの戦いっぷりに元気をもらい、戦いっぷり以上にそれまでの過程でひとつひとつ積み上げた努力と忍耐(これって、優れた能力だと思います)に強く感銘を受けました。1年の半分を合宿暮らし、その間の練習では早朝から夜までのハードトレーニングは苦行そのもの。言い表せない辛さだったと容易に想像できますが、その先の勝利や好きだから乗り越えられたに違いありません。

表には出ていませんが、この練習で脱落しワールドカップの代表候補から外れた選手も大勢いると思うんですね。その差って何だろうと考えると、それは「日本の為に」と言うモチベーションの高さに尽きると思います。我が身に振り返って、フォアザチームと言うモチベーションを年間どれ位の割合で持ち続けられるか。
この事を肝に銘じ、まずは初売りから本年始動です。

今年もいろいろな変化が予想され、いろいろな対応が必要とされますが、精励恪勤、奮励努力で頑張ります。
ご支援の程どうぞよろしくお願い致します。

写真上段:自宅前で恒例のパチリ

写真下段:柳瀬川から見える初日の出


今時の気分?
2023/12/17
ようやくコロナ禍が落ち着いて来て、4年ぶりに日常を取り戻しつつある今年も、後2週間ほどで新年を迎えようとしていますが、皆さん振り返って見ていかがでしたか。

コロナ禍が始まる直前の2019年、IFSさんが行った消費者調査によると「経済満足度も生活満足度も高い」と回答した人が全体の5割程だったのをヘーッ?!と感じたのをよく覚えています。反対に、どちらも低いと答えた人が3割弱でしたが、最近は逆転しているかも?です。

僕は、多くの企業で生産活動が滞り生産性が低下した為に、一世帯当たりの収入格差が生じ生活満足度が低下し、ネガティブな気分を抱いている人が増えていると思います。

一方で、僕の身近な人ですけど、ポジティブに行動(生活)している人も沢山居て、本当に活き活きとして見え羨ましく思うんですね。
そんな人たちの共通点は、皆さん「無理せず、リラックスして、前向きに考えて生活している。」と言うんですけど、、、
これって、僕から見ると「言うは易し行うは難し」で、強い意志と精神力を持てと言うことかなと思うんですよ。

具体的にはどうしているかと聞くと、旅行や運動で気分転換する、おいしいもの食べて良く笑う、そうしてなによりも健康維持だそうで、特別なことはやってないです(余談ですが、小旅行がてらディズニーランドがとても人気が有って、だから今年の営業成績も頗る良かったみたいです)。

オーダースーツの消費へはあまり向かいそうもないんですが(苦笑)、まぁ良しとして、案外シンプルですから僕も具体的事例はやってみようと思うのですが、ひとつ大事なことを感じたのは、それらの行動の中での「人との関わり」でした。それを皆さんすごく大事にしていました。

時期的にクリスマスが近い今でしたら、貰ってうれしい、あげて喜ばれる「ギフト」の交換もそのひとつでしょうか(因みに僕は、昔も履いていたワラビ―ブーツが欲しいんですけど、誰かプレゼントして)。

前向きに、安定した状態を作り出していく方向へ「消費の気分」は向かっていると思います。


2024AWシーズンに向かって!
2023/11/19
オーダースーツ屋のMD担当は今頃何してる?は、、、
現在進行形の2023年秋冬物の週初めに上がる売り上げデータに基づいて生地の追加をしたり、2024年春夏物のベースになる品揃えに対して発注の最終調整をしたり、ここへ来ていよいよ2024年秋冬物の仕入計画と品揃え企画を作成し(これは概ね終わりましたが)、さて生地の選品、粗選り、発注、そして社内プレゼン、アプルーバルと毎日息つく暇のないほどです(これは大げさでちゃんと呼吸はしていました、笑)。

悩みの種が価格MDで、今秋も昨年に続いて工場の工賃が値上がりし、何より生地の仕入れ価格が、為替や諸物価の高騰で上がり続けている現状です(参ったなぁ!)。ドルは昨年の今頃140円程が今年は150円程、ユーロが140円程が今年は160円程で推移していて予断を許さない状況です。

ビッグヴィジョンは創業以来、通常にスーツで通勤するビジネスマンにお求めやすい価格でオーダースーツを着て貰おうと言うコンセプトで営業して来てますが、適切な利益を得てこそ適切な成長が出来ると思うと、現状、値上げは避けられないところで日々悶々としています。

対策として、仕入れた生地は3年以内に売り切る、その為に発注の精度や在庫の回転を挙げて無駄を無くそう!効率を上げよう!と努めています。これは昨今の社会傾向にあるサスティナビリティとも呼応するところだと思います。

その為、店舗と工場では設備投資をしてIT化を進めて、オーダースーツを一部7日間で仕上げると言うスピード化を実現する事が出来ました。但し一方で、頂いた大切なオーダーを、単純な操作ミスでご希望と違うスーツに仕上げてしまうと言ったトラブルでお客さまを悲しませてしまうことも有りました。

そんな折知ったブルネロクチネリの「人間主義的経営」と言う理念。ブルネロクチネリと言うブランドは勿論知っていましたが、クチネリ社長のこの崇高な考え方は、改めて僕の胸に刺さりました。倫理観を非常に大事にして、経営を通じて一つの村を経済復興したり、適切な利益から適切な成長をし、それがまた適切な利益を生んでいる。

こんな好循環を実現する理想的なファッションビジネスが有ったんだぁ!と目から鱗でした。

写真上段:2023-24年ブルネロクチネリコレクションから(引用:ファッションプレス)

写真下段:2023-24年ブルネロクチネリコレクションから(引用:ファッションプレス)


クワイエットラグジュアリー
2023/10/14
コロナ禍からようやく抜け出せそうになっているこの頃、パレスチナ紛争がまたもや勃発し、ロシアのウクライナ侵攻による戦争も終わりが見えない、で世の中なかなか落ち着きを取り戻せないでいると皆さんも強く感じているのでは無いですか。ニュース動画に映る人が血を流し逃げ惑う姿や、特に子供たちの傷ついた姿を見るたびに僕の胸内が、、、

今、浮かれない、はしゃがない、落ち着きを取り戻す、そんなファッションを求めても良いのでは。

ファッションの世界では久しくトレンドが見えなかったのですが、今シーズン、気に成っているのが「クワイエットラグジュアリー」です。直訳すれば「静かなるぜいたく」。
慎み深く、謙虚で控えめ、派手さは無く、質を求める。人としてもそうありたいですね。

人で思い出したのが、西郷隆盛を推して「命も要らず、名も要らず、官位も金も要らぬ人は始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは大業を成し得られる人だと」。

ザ・ロウ(THE ROW)と言うブランド。ロゴをひけらかせず、目立たぬことを身上にしているブランドで僕の注目株です。

ブラックやチャコール、ベージュにホワイトなど、、、抑制された色使いのベーシックアイテムでコーディネイトされ、素材はカシミヤや高マイクロンのウールなど高質なものを使用しているアイテムが多く、流行に左右されずに長く着られるコレクションです。

デザインをしているのは、アシュレー・オルセンとメアリー・オルセンで、二人は双子の姉妹で、若いながらとっても息の合ったコレクションを創りだしています。

最初のコレクションは超ベーシックアイテムのTシャツ。オルセン姉妹はそれに「完璧」を求めて、着心地、フィット感、滑らかさ、肌触りの良さなどを追及。
以後も変わらないコンセプトで、トレンドレスなコレクションをクリエイトし続けています。

写真上段:レディスコレクション(ファッションプレスより引用)

写真中段:メンズコレクション(ファッションプレスより引用)

写真下段:オルセン姉妹の近影(ヤフー画像より引用)


笑顔がゴール!
2023/09/18
大谷翔平選手の「今シーズン終了」の報が流れた時、、、残念と安堵の複雑な心境に陥った。シーズン前からのWBCでの活躍、そしてメジャーリーグでの二刀流の大活躍で沢山の感動を本当に本当にありがとう。ありきたりだが、痛めた肘や脇腹をじっくり治して新たな感動シーンを演じて、茶目気たっぷりの笑顔を見せて欲しい!

「感動」と言えば、、、
僕らの仕事も、勿論、皆さんに喜んで貰うこと。
注文品の出来上がりをお渡しした時に見せてくれる、皆さんの笑顔ありがとうの一言が僕らをどれだけ「感動」させてくれるか。

でも時々悲しいことがあるんです。。。
出来上がった品が、お客さんの希望通りに仕上がってなかった時。
そりゃ、怒りますよね。
注文時の笑顔が一転してしまうんです。
そんな時、本当に申し訳ない気持ちで一杯になって次の仕事が手に付かなくなるもんです。

こうしたトラブルが起きた際、ヨシムラもビッグヴィジョンも「是々非々」で対応します。それでもダメな時、き綺麗ごとを抜きにした人間性のぶつけ合いになります。
かく言う僕も、時折、自分でミスをしてお客さんに迷惑を掛けていますが、年の功でビッグヴィジョンではお客さまトラブルの窓口担当をしています。
社長からは「玉岡さんは、大雑把!」という有り難くないお墨付きを貰い、神経が図太い、心臓に毛が生えている、と思われているからこの役目を担ったかも知れませんが、月に1回や2回、おおいに「胃」を痛める時が有るんです。

トラブルは、大概は注文を担当した者のミスですが、中にはお客さんの思い違いだったり、強〜い拘りだったりと、原因もいろいろです。こうした場合、事実確認から原因を突き止めて、お客さんには「謝罪」「出来る限りの対応」、社内では「反省」を記録した報告書を残し、事後のお客さまサービスの向上に役立てることにしています。

ここで私の教訓なんですけど、「反省」は自分に「言い訳」するとそれが活きないんですね。そうすると同じミスをまた犯してしまいます。自分のミスは素直に認めないといけない。

そして、どんなトラブルも「是々非々」と人間性が肝です。

写真:笑顔!笑顔!笑顔!


日比谷公園大音楽堂
2023/08/15
日比谷公園大音楽堂って言うんだ、と先日読んだ新聞で初めて知りました。
僕にはズ〜ッと「野音」でしたし、みんな(?)からも「野音」で親しまれて来たと思いますよ。しかも、出来てからナント100年にもなるんだと!!!(この間、ファッションも随分と様変わりしましたよね。)

僕が特別深い思いを寄せるのは2代目野音(現在は3代目だそうです)。学生時代唯一文化活動と呼べるバンドを2年ほどやっていた70年代の野音は、「和製ロック」の創成期。毎週のように開かれたロックコンサートは、100円や10円(!)と言う、今じゃ考えられない入場料で見れた(聞けた)からしょっちゅう日比谷に通ってました。

ここで初めて日本語の歌詞でロックを演奏したハッピーエンド(その後YMOを坂本竜一や高橋幸広と結成した細野晴臣がメンバーで、他のメンバーに大滝詠一や松本隆)、矢沢永吉が率いた「キャロル」や山下達郎が率いた「シュガーベイブ」、それに頭脳警察、村八分、RCサクセションなどなど、当時は未だ未だメジャーに成りきらない頃でした。

僕はどちらかと言えば演奏のテクニックが秀でたバンドやミュージシャンが好きで、当時比較的マイナーな竹田和夫の率いた「ブルースクリエーション」や、特に好きだったのが短命だった「フライドエッグ」でした。ギター、ベース、ドラムの「クリーム」を彷彿させる3人編成(ギター&キーボード:成毛滋、ベース:高中正義、ドラム:角田ヒロ)で、一人一人が凄テクのスーパーバンドで、初めて耳にしたときの衝撃は今だに忘れることが出来ません。

そんな「野音」はファッションムーブメントの発信地でも有りました。当時の70’sファッションを代表したデザイナーはサンローラン。ロングヘアーに、トップスはタイトなコンケープジャケットにインナーはフリルやレースのシャツだったりロゴT、ボトムはフレアパンツにヒールブーツを合わせたスタイルはミュージシャンやオーディエンスを始めストリートに広がって行きました。

その広がりの中から、ヒッピーファッションやフラワーモチーフのサイケデリックファッションが流行し、現在のボヘミアンスタイルもその流れを組んでいます。中でも当時大流行したのはベルボトムジーンズ。ブランド名が思い出せないんですが、「椰子の木」(?)のピスネームが付いたあのブランド、何だったけかなぁ???

細身で足の長い人が履くとカッコ好かったなぁ!(僕は正反対な体型でしたが、、、笑)

写真上段:日比谷音楽祭2023:日本経済新聞より引用

写真中段:70’sスタイル

写真下段:メンズテーラードファッションの変遷:MUUSEO SQUAREより引用


秋の陣スタート!
2023/07/17
野球はシーズン真っ只中で、今大いに盛り上がっていますね!
特に海の向こうのメジャーリーグでは、我らの大谷翔平チャンが大活躍!
打って良し、投げて良し、走って良しと大車輪の活躍で大盛り上がり!
どこまでこの前人未到の活躍が続くのか?楽しみやら心配やらでファンの僕としては少々複雑な気持ちですが、お陰様でたくさんの元気を貰っています。
僕らも翔平ちゃんに負けずに頑張ろうと勝手に思いますが(笑)、何せこの暑さ、どうにかして欲しいですね。

シーズンと言えば、僕らオーダースーツ屋にはオフシーズンは有りません(当たり前?)。他のオーダースーツチェーンやテーラーと競い合う毎日ですが、春夏秋冬の四季に合わせた商品の入れ替えがあり、今は秋のシーズンに向けた準備に精を出している時です。

そこで僕らの今日はと言いますと?
群馬にある倉庫へ総勢5名で、店に居る時とは少々違う、動き易いスタイルで、泥臭い作業をしにやって来ています。

群馬の倉庫は前身がパチンコ屋さんだったことから相当な広さがある2階建ての建物で、その1階を借りています。国道に面し、トラックが発着できる十分な駐車スペースもあり、なかなか条件の整ったところですが、唯一難点は本部から遠い点(世界文化遺産になった富岡製糸場が近くに有る群馬県の東富岡)です。そこへ仕入れた生地数万メーター(常に変動しています)を保管して、店舗の販売用に1着分の生地にカットしたり、管理用バーコードタグを付けて、各店舗へ出荷しています。

今日の作業は今年の秋シーズンに販売する予定の生地数千枚に、管理用バーコードを付けるのが目的です。今日だけで千枚ぐらいですがこれが暫くの間毎週続きます。付けた後は店舗に分配してバーコードを読み取り(これを間違えちゃうと後が大変、慎重に!慎重に!)箱詰めして送り出し、ようやく作業終了です。

こうした作業はファッション関係企業ならどこも同じだと思いますが(外部の物流会社などへ業務委託しているところも有る様ですが)、一見華やかに見える店舗での仕事も、裏では泥臭い地道な作業で支えられているわけです。これも店舗の仕事とは違い、気分転換になったり、良いコミュニケーションになったりと中々楽しいひと時でも有ります。

写真上段:倉庫内を縦横無尽に動き回る、身体能力抜群なYOSHIMURA&SONSの河本君

写真下段:作業終了後はお決まりの掃除をして整理整頓で完了!


2024SS ?
2023/06/25
今2023年だけど?なんて言う声も聞こえてきそうですが、、、
実は僕がやっている仕入の仕事は、既に4月から2024年の春夏物の仕込みに入っています。この発注の時期が2020年のコロナ禍以来どんどん早くなって、PDCAの順番がADCP?になっている感じです。
そんな訳で、今は2023年春夏物のフォローと2023年秋冬物の追加に2024年春夏物の新規発注と3シーズンまたいだ運営でガサツな僕もちょっとピリピリしてると言うわけです。

通常は今シーズンの売上動向を検証しながら来シーズンの品揃え計画を立て生地発注を行います。それが4月と言えば、未だ春先の立ち上がり動向位しかつかめない時期に来シーズンの発注を進めて行くのは予測が大変(傍に予知能力者が欲しい!)。

昨今は特に生地の仕入価格が値上がりしてお客さんに受け入れてもらえる水準がなかなか推し量れず苦しんで発注しています(どこの業界や企業も同じだと思いますが)。

僕のところは概ね3つの要因です。一つ目は為替。今、当社グループで生地を仕入れている先は、9割余り海外なんですね。そうすると円の価値の上下動に販売価格が左右されるんです。この原稿を書いている今日の為替レートは1ドル140円あまりですが、2年前の6月は110円位と一昨年から3割弱、昨年からは1割弱、円が安くなっている為、仕入れ価格は毎年2割前後、上昇しています。

二つ目は輸送コスト。海外からの輸入は、空輸、海上輸送、陸送と移動ルートが多岐に渡り、どのルートも油の価格に左右されますが、油の価格は為替に左右される他、ロシアが各国から経済制裁を受けるにあたりロシア産原油の供給もストップしてしまう事態になり、需要が供給を上回る事態になっています。

三つめは生地メーカー工場の人手不足と人件費の高騰になります。これは糸偏業界が皆苦しんでいる所以でしょうか。物価高の中、人が好待遇を求めて職を移動するのは止むを得ないですから、糸偏業界の生産性と待遇向上が望まれるところです。

こうして生地原料が製品になってお客さんの手元に行くまでには、さらに縫製工場の工賃や販売店の家賃等の洗礼を受けた後、ようやく販売価格としてお客さんから洗礼を受けることになります。

仕入担当者としては仕入れた生地の販売効率(消化)を高め、在庫の回転を上げることで販売価格を抑え適正な利益を得ることに努める。そのためには予測力を上げることに日々鍛錬しなきゃですが、フーッ!

写真:選品中の2024年春夏物のロロピアーナやキャノニコ等の生地。


G7トップのファッションに関連して
2023/05/28
5月19日広島に世界を牽引するリーダーたちが集結した。
さすがに男性陣のダークスーツにプレーンタイの出で立ちはTPOに相応しい重みを感じさせるコーディネイトでした。中でもミシェルEU大統領のコーディネイトが、スタイルよろしくクールに感じられました。岸田首相のイエロータイのVゾーンもなかなか印象深いコーデで「やるね!」と言う感じですね。

一方、女性陣は?と言うと、二人とも口裏を揃えたようにペールピンクで決めコーデ。メローニ首相の全身ピンクのワントーンは可愛いに尽きます。それに対しフォンデアライエン委員長はヘアスタイルや着こなしが本当に上品なマダムという感じで二人とも僕の好み?なスタイリングですが、中身は外見と違って、きっときっと「剛」の方達だと思いますよ。

広島は僕にとっても社員旅行で訪れた思い出深い地で、特に広島平和記念資料館で見学した展示品の数々は、今でも僕の脳裏に焼き付いています。強烈な印象でした。二度と有ってはならない本当に言いようの無い悲惨さでした。

それなのに、、、
ロシアのプーチン大統領はウクライナに攻め入って1年余り思わしくない戦況から、核の脅威を仕掛けています。
これに対しG7各国は経済制裁や武器供与によってウクライナ支援を続けていますが、僕個人は、武器供与は戦争を長引かせ、より多くの犠牲者を出すことになるのではないかととても心配です。

この度のサミットでは「法の秩序」を訴えていましたが、国際法のことを言っているのだと思いますが、各国の事情や歴史から厳密に守らせることは出来ていないのが実情だと思います。とは言え「法」によって戦争当事者の大義を他国が認否することが重要で国際世論を形成することがロシアへの圧力になると思います。

一方、「法」による「理」を説くだけでは片手落ちで、やはり「利」が無いと同調しない中国やインドへは人口問題や産業問題等への提案がお互い手を結ぶキッカケ作りになると思います。

世論形成では、ナチスドイツのヨーロッパ征服を、非暴力(言葉)で対抗して世論を動かしたデンマークの例や、利では明治維新実現の為、坂本竜馬が利により薩摩と長州の手を組ませた薩長連合の例が有ります。
広島サミットに加わったゼレンスキー大統領の行動は、平和合意の世論形成に向け大いに効果あったと思う今、早期の解決を望むばかりです。

写真:首相官邸ホームページより引用


ビッグヴィジョン立川店オープン
2023/04/16
4月15日立川店オープン。それは、JR立川駅北口から歩いて3、4分のところで元々は丸井さんが営業していたビルで、現在は「イイノ立川」の名称で「ソフトバンク」や「ファッションセンターしまむら」、「ブックオフ」など比較的庶民派なテナントが多く入居するビルの1階正面口に店舗を構えることが出来ました。

ここに至る迄、11月に店舗物件を決定してから約5ヶ月間、賃貸契約の条件交渉。これが最初の関門で、坪当たりの家賃や管理費も1000円、2000円の違いで長期間になると借りる方も貸す方も大きく損益に影響するので、いつもなかなかタフなやり取りになります。

家賃交渉と並行して、今度は店舗デザイン。長いお付き合いの外部スタッフのデザイナーさんと30坪余りの物件をどう仕切るか?これは中々楽しい仕事ではありますが、僕はイメージ先行型なのでついついいろいろ「暴走」するところをデザイナーさんが程よくブレーキをかけてくれるので助かっています。

こうしてデザインを決定して設計図が完成すると工事費の見積もりが出来て、いよいよ難関の費用交渉です。店舗の売上損益シミュレーションから概算した工事費用を予算として見積もりが出る前に伝えるのですが、僕の「欲の張った」「理想的な」店舗構想はだいたいいつもその予算を越えて苦しい引き算と代替案の検討が始まります。

工事費用が決まれば完成までの工程表の検討と後は外部スタッフと職人さん任せで、いよいよ開店に向けた人事やセールの企画の立案、そして品揃え等店作りに関する備品や設備を含めた準備に注力します。勿論ここからは僕一人では到底穴だらけになるので気の付く本部スタッフや店舗担当者の協力なくしては開店を迎えられません。

今回は、立川店初代店長に就いた小澤さんとスタッフの徳永さんが献身的に本当によくやってくれました。二人はヨドバシ横浜店からのコンビで、ここでも店舗の移転改装で閉店セールから閉店作業、そして開店準備、開店セールと目まぐるしい日々を乗り越えてくれたお蔭で大きな予算を達成出来ました。ありがとうございました。

今度は全くの新規店舗なので、顧客作りに苦労すると思いますが、販促・企画等サポートしますので共にがんばりましょう!

写真上段:イイノ立川ビルの正面

写真下段:イイノ立川のフロア構成(1階にビッグヴィジョンが加わります)



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