前回の「今シーズンの『軸』は・・・」はいかがでした?
「これがトレンド」、「これが流行るぞ」、といろいろなところからいろいろな情報が発信されますが、、、
どうでしょう?当たるも八卦、当たらぬも八卦の占いじゃないですが、シーズン後半で検証してみるとせいぜいヒット率半分ぐらいだと思います(僕も毎シーズン、生地の仕入れを決める度に予知能力があったらななんて妄想しちゃうんですが、、、)。
まぁ、これは、皆さんが大事なお金を投票して(出して)決めることなので、コントロールするなんて出来ませんよね。
「じゃ、どうやってトレンドが出来てくるの?」と疑問に思われる読者も多いことと思いますので一説を紹介します。
始めに色です。
日本に流行色協会と言うのが有りますが、これがファッション主要国、例えばイタリアやイギリス、アメリカと言った所の協会がアイデアや情報を出し合って、1年半から2年前に流行色を定義づけます。
それらを受けて、テキスタイルメーカーがいろいろな素材を開発し、約1年前にミラノやパリ、最近では上海も有力ですが、これらの都市で生地展(ミラノウニカやプルミエールヴィジョンなど)が開かれます。
こうした素材情報をベースに、デザイナーやアパレルがコレクションを作り半年から1年近く前にショーや展示会を開いてプレスが流布します。ミラノコレクションやパリコレクション、ピッティウォモなどが有名です。
こんな流れがトレンドを産む一つの流れとしてあるんですね。
それでは本題ですが、前回はカラーとビジネスシーンのコーディネイトについてお話ししましたが、今日は休日シーンのコーディネイトを、今シーズンの『軸』だと思うジャケットスタイルで紹介します。
・写真上段はグッチ(引用:ファッションプレス)。色や柄で遊ぶ「攻め」のタイドアップスタイル。。職場では出来ないコーディネイトもチャレンジ出来ます。
・写真中段はポールスミス(引用:ファッションプレス)。シャツとハーフパンツ&ブルゾンのセットアップスタイル
・写真下段はベルルッティ(引用:ファッションプレス)。シンプルなカットソーにフワッとしたジャケットで寛ぎと落ち着きの「リラックス」スタイル
・イメージを一新するストライプジャケットスタイル
・カットソー+ベスト+ジャケットで程良く抜けた「軽」スタイル
・ドレスシャツ+クルーネックニット+ジャケットのエレガントスタイルなど、、、
以上、お財布の中身と相談して頂きながらご参考になると嬉しいです。