百貨店のセールを考える
2017/05/24
5月は書き入れ時とばかりに、都内近郊の百貨店は大型セールをバーンと開催した月でした。
代表的なセールに、北海道の物産を取り揃えた食品催事、これはなかなか消費者からの受けが良ろしく名物催事になっていますが、少々マンネリ気味で苦戦しているところも有ったそうです。

この時期、もう一つの定番が「紳士服2着セール」です。
これは、同業としまして動向がとっても気になるところですが、新宿、池袋、銀座など都心に有る百貨店では成績があまりヨロシクなかったようです。

紳士服2着セールと言うビジネスモデル、今世紀初頭頃から有ったように思いますから、かれこれ20年位続いていると思いますよ。

百貨店のセールと言えばやはり婦人物がメインでしたが、最初、銀座の百貨店から始ったと思いますが、スーツを2着セットだから1着当たり10,000円ぐらいで、安い!というので世がバブル崩壊後の不景気を背景に、消費者が飛びつき、爆発的に売れて多くの百貨店に普及していったのがこのビジネスモデルの始まりだったように記憶しています。

当初は、元々百貨店と取引のあるアパレルメーカーが通常価格で売れ残った商品を、翌シーズン値下げして販売、「このブランドスーツが何とこの価格で!」とやっていたのが、そうした商品も少なくなると、低価格で売るために百貨店のバイヤーが直接中国の工場でスーツを作らせたり、最近では、どこの百貨店でも、紳士服量販専門店に卸しているアパレルメーカーからこのビジネスモデル限定で品揃えをしているので、看板は違えど同じような商品が店頭に並んでいるように感じます。

安さが武器だったのが、それだけでは消費者も満足出来ず、「中国で作っているから安いんじゃないの?」「古い商品だから安いんじゃないの?」と、まぁ、いろいろ大変だったと思います。

そんな流れから、現状は安さに加え、「国内縫製」「有名ブランド」「インポート生地使用」「ハンドメイド」などの付加価値?で、スーツ2着で●●円と販売してますが、馴れた消費者にはなかなか響かないようです。

他にも原因が?
接客スタッフ(主に女性)の年齢がかなり高く、良いサービスが提供できていないようで、「年下のお客さんだからと言って、タメ口をきかないで!」なんて言う注意が飛ぶのも象徴的です。

接客サービスの質は、一朝一夕ではならず、付け焼刃の短期販売スタッフではなかなか難しいのか、それでは接客出来ないオーダー部門だけは、セール中善戦したそうですよ。
<写真は本文とは関係ありません>


達成感
2017/05/19
今シーズンも恒例のイベントが一つ終わりました。
それは???
東武百貨店池袋本店で行われた、「オーダースーツのヨシムラ」期間限定店の開催です。
最近流の言い回しだと、ポップアップショップですね!

今回大きく違ったのは???
これまでの13回にわたる出店は、ほぼほぼ僕が主導して開催して来たのを、ここ数シーズン主に品揃えをやりくりしてきた安藤君が、企画から、商談、品揃え、NET販促、店づくり、販売体制、会場差配と一連の業務を完全に主導し、そして大きな成果を上げたことでした。

昨年の秋に実施した期間限定店では、僕が戦略の判断を誤ってしまい、目標を達成することが出来ませんでした。
その為、今回は是が非でも成功させたく立てた目標が、1週間で100着。
昨年は72着でしたから、結構高いハードルでした。

事前予約獲得に向けたNET販促では、品揃えを従来のツートップ、ゼニア、ロロピアーナに加え、3本目の柱と期待するタリアデルフィノを。期間限定店では、レアなダンヒルを品揃えし、こうした百貨店のポップアップショップでは立ちながらの接客が中心ですが、着座してじっくり相談を受けながらのヨシムラ流接客で、顧客のハートをしっかりヒットしました!

その結果118着と大きく目標を達成することが出来たんです。
そして、何よりの成果が、安藤君始め、この目標を強く共有していた現場スタッフが達成感を得ることが出来たのがとても嬉しいですね。

これからも、山あり、谷ありで良い時も悪い時も必ずありますが、特に苦しい時は今回の「快感」を必ず忘れず頑張れば、得るものは大きいと思います。

なんとかこれで、このイベントを安藤君に「振る」ことが出来て、楽隠居できそうです。次は、どの仕事を誰に振ろうかな?とニヤニヤしている僕でした。

写真上段:新人の横沢君を安藤君がコーチング

写真下段:今回の期間限定店


黄金比
2017/05/05
ビッグヴィジョン東銀座店のリボーンから早1か月余り。
成績は、1割アップながらロケットスタートならずで店作りや販売体制のテコ入れを行うことに、、、

同じ銀座の6丁目では、先日、松坂屋の跡地にギンザシックスがオープンしたばかり。東銀座店の検証帰りに立ち寄ったところ、4丁目交差点辺りから中央通沿いの歩道が黒山の人だかりで、ギンザシックスの入り口から店内まで続く大盛況でした。

平日の午後でしたが、店内は団塊世代位のカップルや女性客、20代と思しきカップル、それに業界関係のビジネスマンが大半で、エスカレーターや通路狭しと行列をなして、まるでスポーツやコンサートのビッグイベント会場とその周辺風景でしたよ。

店舗のファサードは建物の3階まで有ろうかと思われるような、サンローランやフェンディなどのラグジュアリーブランドの意匠を施された看板(?)で固められ、建物の中も勿論沢山の高そうなブランドで占められていましたが、聞いたことの無いブランドや、靴下ブランドやファクトリーブランドなども有って少し意外でしたが、店づくりに当たって、裏側では、三越や松屋と激しいブランド争奪戦が覗えます。

僕の目的は、今後の店づくりの為、ギンザシックスに入っているショップのデザインや内装、VMDでしたが、あまりの人の多さに落ち着いて観ることは出来ず上まで上がっていくと、蔦屋の新業態(?)本屋が自由な空間で展開して、そこで眼に留まったのが本田の車、
N-WGNの記事でした。

なんでもNワゴンは、「ミロのビーナス像」「黄金比」、すなわち、
へそ上対へそ下1:1.6のバランス美をデザインに取り入れたそうだと。
なるほど今までのワンボックス軽自動車は、なんか商用車っぽくって野暮ったかったの対して、何か違うなと感じていた訳がここに有ったのかと発見する事が出来ました。

全高に対して、ロワーボディ部分が5分の3強の割合だったんですね。これが観る人に安定感や脚長のスマートな印象を与えるポイントで、「ふむふむ、これは今後の店づくりの参考なるなぁ」と収穫の有った(?)視察になりました。早速、名古屋地区新店に活かせます。

因みに、私の「へそ下対へそ上」の比率は、、、
何と1:1.36で、とても黄金比どころか、銅にも鉄にも例えられない結果でした(トホホ)。

写真上段:均整のとれた美の象徴、ミロのビーナス像

写真下段:デザインに「黄金比」を用いたN-WGN


テディボーイ
2017/04/23
ここ最近のメンズテーラードファッション、目立ったトレンドが無いのがトレンド?強いて挙げれば、パンツは少しユル感でしょうか?

僕もここツーシーズン、ジャケットはトラッド回帰、パンツはワンプリーツ入れたオーダーしてはいますが、楽だけど何か物足りないです。

何故だろうと?自分自答、、、
「スリム」「タイト」が不足して、緊張感も不足気味でした。

トレンド不足を良いことに、男性の多くがそうだと思いますが、永遠のファッションテーマ「テディボーイ」を忘れていました!

テディボーイを言えば、、、
ロックやバイクやフィフティーズ。今世紀なら、かのエディ スリマンが描く、リブゴーシュやディオール、またまたサンローランと、フォルムは圧倒的にスリムがテディボーイには似合うよ、とエディは言ってるようです。

かの御大、カール・ラガーフェルド氏も、ディオールに憧れて、テディボーイスピリットよろしく大ダイエットを敢行し、成し遂げたところがやっぱり凄い!

ちょい不良(ワル)オヤジも有りだけど、永遠のテディボーイには敵いませんね。
やっぱりスリムじゃなきゃと思っていると、お客さんの某氏より、今の時代、健康診断でメタボなんて判定されるの嫌だから、ダイエットしました、なんて言うのが常人だけど、食いたいもの好きなだけ食って、いくらぶくぶく肥ろうが健康に悪かろうがお構いなしのデブが一番の「不良(ワル)」という説。こういう人ほど手に負えない者は居ないと言ってました。

確かに我慢も理性も無いかもと思い浮かんだのが、かの北の某委員長。
確かに手に負えないかも。。。

やっぱり身体(ボディ)はタイトが、理性も働き、精神も健康でGOOD!
以上、パラドクスなテディボーイでした。

写真上段:エディスリマンによる最後のサンローラン(出典:ヤフー)

写真下段:ウエストタイトなタッキング


出張
2017/04/11
先日、名古屋へ日帰り出張して来ました。

何しに行ったか???
答えは、出店場所探しでした。
探すと言っても、闇雲に探し回っても時間の無駄、効率悪いので、そこは現地に土地勘のある人、何人かに協力して貰い、一日足を棒にして歩き回りました。

新幹線降りて改札出ると、そこには何やら真っ黒な集団が!
時は3月31日。そうですこの日は、4月1日の入社式を控えた新社会人の諸君が、これから勤務地へ向かおうとしていたところでしょうね。
僕も数十年前(?)のこの日、大阪へ向かう新幹線に、希望に胸ふくらませて同期数人と乗り込んだのを鮮明に覚えています。「懐かしい!」

それにしても男子も女子もみんな真っ黒なスーツばかり!
そう言えば、某大手紳士服専門店の役員さんが「玉岡さん、うちで一年に一番売れる月は3月。売れ筋は黒だよ」と。この光景見て、「ん〜」納得。
来年の2月のフェアはフレッシャーズだ!

話が脱線しました。今日は人眺めている場合じゃなくて、出店場所探しに来たんだ。
それでもって、まず向かったのは錦地区の久屋大通交差点。
「大きな交差点の角地1階で、坪数も30坪強。内装コンディションもGOODで、なかなか良いじゃない。」
それからは、池下、栄、金山、広小路、錦、駅前、と言っても名古屋に土地勘無い人は分からないですよね。要は、ビジネス街、地下街、繁華街と言った、人が沢山集まる場所を転々としました。

そこで「ハタ」と気づいたんです!
行った先々に、一番と言って良い場所に、必ずと言って良いほど、姿、形を変えた素敵な店がで〜んと有るんです。それは、、、
「スタバ」こと、STARBUKS COFFEEでした。

僕は、てっきり資金力にもの言わせて、ガンガン、オーナーに直談判しているのかなと思ったら、案外、オーナー側からの希望も多く、入店出店している物件も多いとのことです。
「そうなったら、出店も楽だなぁ!」と思いつつ、、、
やはり、ブランドイメージが大切ですね!

写真上段:名古屋駅時計台の下、胸ワクワク、黒服集団

写真下段:名古屋某所?ここが新店舗になるかも?


銀座の地
2017/03/25
皆さん、「銀座」という響きから何を連想しますか?

いろいろな思い出のある人も多いでしょうね!
かく言う僕も、、、
有るんですよ、思い出が、、、

学生の頃は、とんと縁が無かったんですが、社会人になりたての夏だったと思います。最初のボーナス貰って、会社の先輩に、綺麗なお姉さんが居る「クラブ」へ連れて行ってもらったのが縁の始まりでした。

重厚な扉をギーッと開けると、着物を来た年上のお姉さんにお出迎えされて、案内された席に着くと、隣に座ったお姉さんがグラスに氷を入れて、ウィスキーを注いで水割りを作ってくれたシーンを今でもよく覚えています。奥ではお姉さんの三味線ライブやってて、本能的に「やばい!」と思ったんですが、連れて来てくれた先輩の手前、2、3杯グラスを開けたと思います。それで僕に割り当てられたお勘定は、「弐萬円」「ガーン!」でした、トホホ。

その後その店には、2度と行かなかったのですが、ライブをやってるディスコ(今で言う、クラブ)へは同僚とよく2次会で行き、嫁とは付き合ってる頃、苦労して下調べして(今はスマフォが有って便利ですね)、食事に、飲みにと行ってました。

仕事では、人生初めて立ち上げたオーダーの路面店を6丁目にオープンさせて、昼は社内でデスクワーク、夜は銀座でショップマスターとよく働き、よく飲んだものです。ただ、売り上げが少なくて、新橋や有楽町の駅前で手作りのチラシ配って通行人に無視されたり、おまわりさんに注意されたり、オフィスやマンションで玄関払い等々、苦労の連続から、少しづつリピーターが出来、紹介で新しいお客さんが来て、何とかプラスマイナストンに!社長と出会ったのもその頃でした。

まだまだ話したりないのですが、そんないろいろな思いが詰まった銀座の地で、3丁目昭和通り沿い交差点角に立つ、
ビッグヴィジョン東銀座店が新たに生まれ変わわったんです。

銀座と言うと高級イメージが先行しがちですが、ビスポークテーラー・ビッグヴィジョンとして10店舗目になる東銀座店は、スーツスタイリングをトータルにコーディネイトする革小物やバッグなどの雑貨も揃え、気軽にオーダーファッションを楽しんでもらえるショップにリボーンしました。

写真上段:いよいよ開店だ!

写真中段:広〜い空間のウィンドー

写真下段:ホンワカ良い感じの照明


百貨店のアイデンティティと92
2017/03/13
僕が生まれ育ったのは渋谷の初台。京王線で新宿から一つ目の駅でした。
その為、子供の頃妹と二人、両親によく連れて行ってもらった百貨店は、新宿の伊勢丹でした。

伊勢丹のおもちゃ売り場や洋服売り場へ行くと、見るもの観るモノ驚きで、今でいうテーマパーク状態、興味津々な子供の好奇心を充分満足させてくれたのがとても懐かしい思い出です。
一通り両親の用事が済むと、今度は食堂へ行って昼食。これもすごく楽しみで、僕はいつもマカロニグラタンと銀色食器にちょこんと乗ったバニラアイスが定番でした。

先週、、、
新聞やネットのニュースに、伊勢丹の社長交代といった記事が踊りました。
伊勢丹の社長と言えば、業界を代表する存在で、言わばミスター百貨店。僕も前職で仕事上の付き合いが有った頃はメンズ館一階の営業課長でしたが、人望の厚い鬼軍曹のようなリーダー、と言うイメージが今でも強く残っています。

なんでも業績悪化のリストラ策に苦慮した労働組合から突き上げられたのが引き金だったように書かれていましたが、真相は別な理由だろうと思います。

一時は、アベノミクス歓迎ムードとインバウンド効果で、百貨店の業績も良かったと思いますが、それが過ぎた今、またまたリストラや再編の風が強く吹いているようです。
景気の低調と人口減、そして何よりインターネットの普及で利便性の高まるショッピングでは、アマゾン、楽天、ゾゾタウンなどがファッションのセールスの盟主になりつつあります。

欧米ではどうかと言うと、、、
そもそもモールや路面店が盛んで、百貨店はミラノやロンドンでも1、2店舗ある程度で、それも量販店と並立して、グレード上の高低に住み分かれ、随分少なくなったようでも日本の方がずっと多いですね。

今後百貨店はどうなっていくのでしょう?
閉店や再編、そしてテナント化して行くと思います。かく申す当社にもD社やM社からテナント出店の打診が有ったりする時代で、多くの雇用を抱える百貨店にとって、リストラ前提のテナント業の道も険しいんじゃないかと思います。

とは言っても、繁栄も人ですけどね!


就活
2017/03/05
3月1日いよいよ始まりました!
と何のことかと思ったら、来年卒業する学生に向けた企業説明会が公に開始され、学生さんの就職活動がスタートだったんですね。

街にはブラックスーツに身を包んだ学生の、スマフォ片手に街行く姿が、今年も目立つ季節になりました。

なんでも某大手紳士服専門店チェーンのマーケティング部長さんによると業界は、例年だと3月が一番のスーツが売れる月とのことでしたが、就活シーズンが変更になった今年の売り上げはどうだったんでしょう?

かく言う我社の採用活動は、通年採用を行っていて、僕も採用担当の一人として新卒の学生さんより、転職組の社会人と面接する機会が殆どです。

募集は、ウェブと求人サイト、ハローワークで行っていますが、この1年余りはそれ以前と比べ、応募者が半減してます。景気は必ずしも良くない感じがしますが、求職者の絶対数が減り、逆に将来を見越した、労働力人口減を不安視している企業の求人が増えているせいだと思います。

そんな背景もあって、僕も出来るだけ求職者の方とは面接の機会を持つようにしています。そこで我社が求める人材像ですが、、、

先ずは、ファッションが好きな人。洋服を扱う企業ですから当然ですね。
次は、物作りが好きな人。これは洋服に限らずです。直接出来なくても、その過程が好きだったり、興味が有る人も勿論対象です。
最後は、人と接することが好きな人。これは特に、接客や販売を志望する人に向いていると思います。

面接のポイントは何か?と言うと、この三つがどの企業も共通だと思いますが、、、
学習、忍耐、努力でこの先に有るのが、目標です。
この三つがどの企業にも共通だと言ったのは、これらが「働く」ことへの絶対条件で、書くことの出来ない資質だと思うからです。

それから、面接に向けては「準備」が大事で、これから人生を左右する大切な機会ですから、熱意を伝えるため、面接を受ける企業のことを最低限、ホームページで調べたり、店舗を訪問して商品を手に取ったり、社員と接したりして、予め適性を感じることがお互いにとても有効です。


銀座店のファサードは何色?
2017/02/24
3月下旬には改装して、リボーンするビッグヴィジョン銀座店の外観を何色にするか?今とても悩ましくしています。

銀座店は3丁目交差点の角地に立地して、店の周りを沢山の老若男女が通行する、人の眼に付き易い店舗ですが、その割に、店舗を利用しているお客さんお年代層は40代半ば以上の人が8割ぐらいと高く、20代、30代にも利用して欲しいなと言うのが、リボーンの目的のひとつです。

そもそもリボーンの目的は、ビッグヴィジョンブランドの知名度とブランド価値のアップで、まだまだビッグヴィジョンを知らない消費者に知ってもらい、利用して満足してもらうことです。

そこで、店の前とただただ通りすぎちゃう人に気が付き興味を持ってもらう為、店舗の外観や看板を何色にするかは、切実な問題なんです。
街には、沢山の店舗の色が溢れています。何気なく見ているかもしれませんが、色が持つ効果によって、いろんな影響を与えています。

例えば、赤。バーゲンのポップなどによく使われますが、効果のひとつに買う気にさせると言うのが有ります。宝くじ屋、三越、三菱UFJ、ユニクロなどなどが良く見かけられ、目立ちますね。

今回の銀座店リボーンに向けて、20代、30代の消費者を獲得したいと言う目的を持っていますが、そのため親しみ易さや親近感の効果がある色を調べると、、、橙が有りました。代表的なブランドは、僕も時々利用する、牛丼の吉野家です。

次に黒。男性的で、洗練された都会的なイメージや高級感を与え、白が物を軽く見せる効果が有るのとは反対に、重厚な印象を与えます。銀座地区のショップには多く使われていました。カルチエ、ダンヒル、ゼニア、スターバックスなども有りました。

ビッグヴィジョンの価格はとてもリーズナブルですが、店舗の与える高級感との差が大きくなれば満足度も高くなるかもしれませんね。

まだまだ当分の間、僕はお悩みマンになりそうですが、3月下旬のオープン時、どんな色の外観になっているか???
どうぞ楽しみにして下さい。

写真上段:現在のビッグヴィジョン東銀座店

写真上段:赤白使いのホテル外観

写真下段:ラグジュアリーショップのファサード


2017SSカタログ製作裏話
2017/02/03
今年も早いもので、この時期がやって来ました!
それは、、、
今回で第4号になる、ビッグヴィジョンファッションカタログだよ!
楽しみにしている人も沢山?
居るとうれしいですが。

今回はですね、オーダースーツというと敷居が高い、と感じている年代の、、、
20代から30代前半の方へ向けたフレンドリーカタログです。

ですから、プロデュースは同年代のエソラ池袋店佐野くんが担当しています。
スタイリングで「ん〜?」思いっきり悩んでいる様子です。
店舗で接客している彼とはなんか様相が違いますが、それだけ真剣にクリエイトしている?ようですね。

ホワイトヘアーは、いつもはダークスーツでダンディに決めているウェブ制作担当の珠玖さん。
この寒いのに冷たい水が張っている池に入って、決して遊んでいるわけじゃありません。
何と言っても春夏のカタログですから、シーンは夏のイメージなんです。それで、モデルのギロン君にポーズを指示してたんですが、今一つ伝わらないので、本人自ら熱血指導と相成ったわけです。
風邪引かないと良いのですが、、、

撮影現場を取り仕切ってくれたみなとみらい店の生粋の浜っ子、土屋君。
今回の撮影場所はみなとみらい。ロケをするに当たって、あっちこっちの人、人、人と調整してくれた交渉名人です。
今回は裏で操るフィクサーと言ったところでしょうか?

そんな3人プラス、ずっ〜とお付き合いしてくれてるカメラマン家原くんにモデルのギロンくん、アシスタントくんの計6人の超ハードな一日を、傍らで僕はニヤニヤ眺めていたり、居眠りしたりのマイペース(スミマセン)で、愉快な撮影現場でした。

写真上段:スタイリングを駆使する佐野くん

写真中段:体を張ってのポージング指導の珠玖さん

写真下段:フィクサー?土屋君



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