リオ ファッション
2016/08/21
4年に一度だからいいのかなぁ、オリンピック!
スポーツ大好き、オリンピック大好き人間の僕としては毎年観たいオリンピック!

でも一大商業イベントになってしまった現在、仕掛けを作るにはちょっと時間が無いのと、選手のスケジュール管理が大変かなぁ?なんて勝手なことを一人で思ったりしています。

だから毎回このビッグイベントのある時のオフは、テレビの前に釘づけ。そんなわけでこのブログも、久し振りに書いて(?)います。お許しを。

金メダル取った選手の笑顔は最高にいいけれど、うれし泣き、悔し泣きの涙もジーンと来て、涙もろい僕としては卓球の愛ちゃんの悔し、嬉しのふたつの涙、それにレスリングの吉田選手が決勝で負けたのを観客席で応援していた登坂選手の涙が、金メダルを取った時のはじけた笑顔とはあまりにも対照的で、特に強く印象に残っています。

4年に一度の機会だから、余計この大会に賭ける気持ちが強くなるのは当然ですね。僕も、スポーツでは無くて、社会人になってから挑戦した、ある資格試験が一年に一度でしたが、2度落ちた時の本当に悲しく恥ずかしい気分、3度目の受験で合格した時の何とも言えないハイな気分が、彼ら彼女らとは比べものにならないですが、チョッピリ分かります。

そんなことを感じながら毎日テレビで見ていたオリンピックですが、オーダースーツ屋という商売柄、どうしても気になるのがファッション。
毎日見せてくれるカラフルなスポーツウエアにも目を見張りますが、開会式や閉会式で無いとなかなかみられない各国のユニフォーム姿が印象深いです。

日本の日の丸国旗に因んだ赤と白のジャケットスタイルは、贔屓目もありますが印象的でした。

中でも、イタリアのネイビーワントーンにコーディネイトされたスタイリングは、粋で洒落てて、僕の中で金メダルでした。さすがアルマーニ!

それから、アメリカ。ネイビージャケットにホワイトデニム?パンツを合わせ、ネイションカラーのボーダーカットソーをインしたコーディネイトは巨匠ラルフローレンでしたが、明るく元気をもらえる好印象のスタイリングでした。

そして銅メダルは、オーストラリア。ミントグリーンのキャンディーストライプジャケットのヘムをトリミング、白のハーフパンツとスニーカーを合わせて仕上げはサングラス。爽やかで格好良くて、本当は同率金メダル!なんちゃって勝手な想いに耽ってしまいました。このデザイナーは誰なんでしょうね?日本でもブレークするかも、、、


社内テスト
2016/07/30
えっ、テスト
聞いて即、アレルギー反応を起こす人も多いのではないかと思いますが、いかがですか?

ビッグヴィジョンでは、月に一度、営業関係の議題を中心に月例会議を行いますが、会議の開始30分前に、恒例のテストが実施されるんです。

そもそも、5年ほど前、店舗スタッフにファッション知識を身に付けて貰おうと、ファッション誌「メンズEX」を各店舗へ毎月配布するようにしたのです。

そうした定期購読の成果を見るべく、ある月、店舗会議の前に、社長が抜き打ちテストを行ったところ、頗る出来が悪かったんですね。そこで、「もっと勉強しろ」との檄が飛んで、事前にテスト範囲を知らせて受験勉強してもらったうえで、テストが行われるようになったという訳です。

勉強材料は、メンズEXの他、レオンだったり繊研新聞だったりで、その成果も徐々に出て、一点単価が上がったり、お客さんの満足度が高まったりしたと思います。

テストの真の目的は二つあって、一つ目は、ファッションに関する歴史やトレンドなどの知識を身に付けて提案力を高めること。二つ目は、店舗運営に必要な知識を身に付けて経営能力を高めること。そのどちらも、お客様満足度を高めることに結びつくことなんですね。

もう一つの成果は、、、
実は、テストを作って採点している僕や閏間さんが案外一番勉強になっていたりしているんですよ。
何と言っても、40人以上の解答用紙を採点するのは、問題を作るよりはるかに大変ですが、繰り返し問題と向き合うという点で、不真面目な体育会系学生時代を送った僕としては、頗る勉強になっています(あぁ、シンド)。

記述式の問題を作った時は、受験する方も大変ですが、採点する方は○×や選択問題と違って滅茶苦茶大変なんです!

ただ、幾つになっても「学び」は大切。自分の成長とお客様満足目指して、頑張るぞ!

写真上段:7月度のテストです。やっぱり記述問題で、さぁ、これから採点だ!

写真中段:続々と受験にやって来る店舗スタッフ

写真下段:こらっ、真面目にやれよ!土屋君。後日、点数結果をお楽しみに(笑)


サムシングニュー
2016/07/20
梅雨が明けて、夏だ!夏だ!夏だ!と喜んでいたら(子供の頃から夏大好き人間です)、、、
なんと、夏風邪を引いたらしく、折角の「海の日」休日も一日中寝てばかり。残念。

今日は治りかけたところで、夏休みの予定は、あそこ行って、あれやってと、妄想しているのは、遊びの予定ばかりで、これじゃ駄目。仕事。仕事。

そんなことで気持ちを切り替え、AWに向けて、何か面白いものないかなぁ?ともぞもぞし始めたそんな時、決まって行くところのひとつが、株式会社守屋の森岡さんのところです。レザーグッズのエキスパートで、ファッション大好き人間、超お洒落で、超変なおっさんです(ゴメン)。

場所はオーダースーツのヨシムラがある神田須田町からほど近い浅草橋駅のすぐ近く。この辺りは、昔からバッグや革小物、雑貨関係の問屋やメーカーが集まっているところで、その中の老舗のひとつが守屋さんです。

自転車で会社の前に乗り付け、受付で「森岡さんお願いします」とコールすると、「ショップの方へどうぞ」と。。。
ショップに居るのか?と向かってみると、森岡さんが何やらマシンを操っているではないですか。
私「こんちは。何やってるの?」
森岡さん「レザープレートにレーザーでネーム入れてるの」

見せてもらったのは和風の携帯ストラップに「江戸文字」で名前を焼き付けたもので、早速、僕のも作ってくれました。
森岡さん「どうこれ?この間、三越で革小物のフェアに併せてサービスしたらバカ受け」私「ふ〜ん、ちょっと使わしてもらうね」
名前を焼き付けるレーザーマシンが中々凄かったです。

次に、見せてもらったのが、グローブ。これ、革の質感と発色が良くて、マルでした。手袋の内側はカシミヤ使いでこれまた、肌触り良く、気分よ~く通勤や休日にも使えそうです。
革の触感はやっぱり「なめし」で決まりますね。これ、使い込むほどきっと良い味が出てくると思いますよ。色は定番のブラック、ブラウンの他、レッド、グリーン、ネイビーのこの3色がいい味出ししてます。

写真上段:レーザーマシンと格闘する森岡さん

写真中段:マイネームストラップ。どうだ?

写真下段:このAWに一押しレザーグローブ


もうすぐ開店だよ!
2016/07/12
7月15日金曜日、ビッグヴィジョン名古屋駅前店リボーンします。
昨日は開店準備の為、朝から名古屋へ行って来ました。
ちょっと早めに着いたものですから、どこかでモーニングコーヒー?でもしようと、改札口を出ると、そこは名古屋有数の地下街「ユニモール」だったのですが、まだ、お店のシャッターが下りていて準備中モードの為、地上へ。

地上へ出ると、すでにギラギラ太陽が照りつけて、真夏の暑さ!名古屋ってこんなに暑いの?とブツブツ独り言を吐きながらも、気持ちはモーニングコーヒーへ。さっきはホットコーヒーの気分だったんですが、太陽の洗礼を受けて、頭の中はすっかり氷の浮いたアイスコーヒー気分に変わっているのと、東京だったら歩いてすぐに眼に入るスタバやドトールを探している自分がおかしかったです。

結局一回りして駅に戻って来るまでコーヒー屋さんは地上には見つからず、営業開始の地下街ユニモールに入ってみると、「なんだ、いっぱいあるじゃない!」ドトールもスタバもそれに有名なコメダや星の珈琲などなど。名古屋駅前のメインは地下街でした。

やっとドトールに腰を下ろして、念願のアイスコーヒーを一口すすると「爽快、頭もクリア」これにて、コーヒー一杯でリフレッシュする単純な僕の体は一路名古屋駅前店へ。到着したそこでまず目に飛び込んできたのが、新しく変わったリボーンショップの大きな看板。生まれ変わったよ、と訴えているようでもありました。

店内では、既に竹ちゃんこと大竹店長と、美人スタッフのテルキナちゃんが、忙しく走り回っているところに、足を踏み入れようとすると、「スリッパどうぞ」と優しい一言。接客でもこれが大事ですね。

店の中はすっかり出来上ってリボーンしていました。いつもいつもデザイナーの高橋さん、そしてこの度の工事を請け負って計画通りにきっちり仕上げてくれたエルアンドエムさんには感謝です。

此処からは、商品をしっかり陳列してお客さんをお迎えする準備を整え、スタッフには新たなおもてなしの気持ちで沢山のお客さんを喜ばせて欲しいですね。

「仏像作って、魂入れる!」ですよ。

写真上段:エントランスは陽光が差し込んだ快適空間

写真中段:リボーンした店内

写真下段:走り回るスタッフ。しっかり魂入れて!


撮影現場
2016/06/29
6月26日(日曜日)。この日は、日比谷でビッグヴィジョン2016年AWカタログの撮影日でした。梅雨の真っただ中、外での撮影予定が多かったので、天気が心配でしたが、、、

前夜、ヨシムラで新人たちの歓迎会が有って、2次会まで悪い先輩たち?に引っ張られ、少々いや多々飲みすぎました。その為、撮影当日の朝を絶不調で迎えたのですが、幸い天気は味方してくれて、日差しが出たのは良かったのですが、二日酔いの頭をガンガン照らしてくれて、朦朧とした撮影スタートとなりました。

肝心の撮影の方はと言いますと、、、
今回は、僕の他、レギュラーの珠玖くん、いつものカメラマン家原氏にアシスタントくん、それから助っ人の佐野くんに、島田くんと豪華?メンバー勢揃い!

モデルは、昨年も出演してくれた、バプちゃんことバティスタ氏。出身地ドイツが加わるEUでは、英国の離脱が決まっていろいろ心配の様子でしたが、「玉岡さん、今日も頑張るよ!」と昨年と変わらない元気で陽気なジェントルマン、バプくんでした。

8時に集合、撮影開始に向けてまずは準備です。僕は、見本服のコーディネイト。佐野くんと島田くんにはアイロン掛けして貰ったり、こまごまと手伝ってもらって準備OK。珠玖くんは撮影のセッティングと進行を、カメラマン家原氏と確認。約2時間たらずで用意するといよいよ撮影開始です。

順調に午前中の予定をクリア。ランチでは納豆巻きを頬張るバティスタ君と談笑しながらやっと二日酔いも回復。この調子で行けばいいのになぁ、と思ったのも束の間。
午後はスタートから、撮影現場に予定していたスポットの日差しが強いため急きょ予定変更、とかシャッターが降りていて撮影が完全に出来なくなったりと、アドリブを利かさないと対応できなシーンが次々に出現。

それでもスタッフの協力のお蔭で何とか乗り切り、予定の午後6時ぎりぎりに撮影を終える事が出来ました。
まぁ早朝からの長~い一日でしたが、二日酔いで苦しくも楽しい一日でもありました。

オリジナル企画がワンサカ詰まった楽しいカタログになると思いますので、読者の皆さん、出来上がりをお楽しみに!
完成は8月末頃の予定です。

写真上段:恒例の記念写真をパチリ

写真中段:裏方に徹してくれた佐野くんと島田くん、別の顔を見せてくれました

写真下段:撮影チームのセッティングを見守る珠玖くん


芯地のウンチク
2016/06/24
仕立ての要素は何?と問われて、、、
技術の面から答えると、カット、ソーン、プレスの3つですかね。
カットは、ハサミを使って型紙を切ったり、生地を裁断する。ソーンは、針と糸で生地や芯地などを縫い合わせる。プレスはアイロンを駆使して伸ばしたり、おさえたりして服の形を整える。
そんなこと知ってるよ!と、これは比較的イメージしやすいかも知れませんね。

そこで時折質問が来るのが、中身のこと。中身って?
服を支えている主に芯地のことについてです。見えない部分だから知らないことが多いと思います。

先日もメールでこんな問い合わせが有りました。
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実際にお店に行く前聞きたいことが ありますのでお願いします。
ハーフバス芯のスタイルの物でも注文する際にフルバス芯を希望すれば、オプション費用はかからずにフルバス芯にしてもらえるとのことでした。
HPのオプションの説明で「ビッグヴィジョンの芯地は原則全て本バス毛芯を使用しております。(本バスの接着毛芯をメインに使用)」とありますが、フルバス芯を希望した場合も接着芯との併用になるとゆうことでしょうか?
ハ刺しをしていただく等の場合はオプション料が別途発生するのでしょうか?
以上、よろしくお願いします。

*******************************
答えは、、、
物理的にフルバス毛芯にすることは可能ですが、服はスタイルに応じて芯地を使い分けていて、例えばイングリッシュドレープのV1シリーズならフル毛芯で仕立てるのを基本として、イタリア的なスタイルだとそのソフトな風合いに適したハーフ毛芯を使います。季節や素材感によっても選り分けます。

このためプロの判断に任せてもらうのが良いです。
お客さんは一人一人求めるグレードがあり、良く分からないでバス芯を希望する方もいますが、やはりそれぞれのスタイルに適していると想定した芯地で仕立てるのが服にとってはベストです。

最後に、フルバス毛芯というのはフル(胸〜裾まで)にバス毛芯を使っているもので、接着芯とセットされた接着バス毛芯です。また、ハ刺しは基本的には全てのスーツに入れてます。


クールドッツパンツ
2016/06/11
今シーズンの新製品、クールドッツパンツをオーダーしたYさんから、とっても嬉しいメールが届きました。

「 玉岡様
いつも大変お世話になっております。

今回のパンツ、最高です。
あの後、銀座に買い物に行ったのですが、蒸し暑いコンクリートの上を歩いても、風が通る度にスースーしてとても気持ちがいいですね。

また、しゃがんでもパッと生地が復元するので、ヘンなシワが残らず、いつもシャキっとしてくれているので、夏場は頻用させて頂きます。

機能性素材のパンツは初めてだったのでとても驚きと感動に包まれています。
いつも本当にありがとうございます。

取り急ぎ御礼と感動をお伝えしたくメールさせて頂きました。
それと、社長と久しぶりにお会いできてとても嬉しかったです♪

※ ただ、一点だけ。
脇ポケットの深さが深かったです。
今後は12cmでお願いしますね♪

S.Y 」

Yさんは、大手アパレルF社の部長さんで、ヨシムラを長い事利用してもらっているとっても大切なお客さんです。
今までもデザインやサイズに拘った服を何度もオーダー頂いては、貴重な勉強させてもらっている有り難いお客さんです。

それだけに、今回のメッセージは嬉しかったですね!
次回は、ポケットの深さ、しっかり仕立てますからよろしくお願いします。

写真上段:Yさん仕様のクールドッツパンツ

写真下段:僕はスカル柄で作っちゃいました!


2016-17AWトレンドってどんな?
2016/06/04
街にシャツ&パンツスタイルのビジネスマンが目立つようになった最近、普段は上着で隠れていたシャツやパンツのサイジングやディテールなどを見れて、とっても仕事的には参考になるんですが、、、
オーダースーツ屋としては、シャツパンツ屋に商売替えするこのクールビズシーズン、チョッピリ複雑な心境です。

これから暑い夏に向かってどんどん薄着になって行くのですが、僕の目線はその先の、今年の秋冬、どんな服が流行るの?に向かっています。
そんなわけで、最近はコレクション情報や展示会情報をいろいろと漁っていますが、読者の方の、こんなの如何?情報も、大歓迎です!

ここ数シーズン、メンズのテーラードファッションでは目立ったトレンドはありませんでしたが、今秋冬コレクションは、ワイドパンツやワイドショルダーなど、作今一部のブランドで兆候の有ったフォルムが増えて来ましたね。

ゼニアやダンヒル、ボッテガヴェネタやマーガレットハウエルなど、ブリティッシュもイタリアンもビッグだったりロングだったりといったフォルムを提案しています。
ロングのダブルチェスタコート、タック入りやワンクッションのパンツ、ワイドショルダーやロング目のジャケットなど、タイトを見慣れた僕の眼には少し抵抗感が有ります。

逆に、コンパクトなボリオリ、オーセンティックなブリオーニ、プレッピーなラルフローレンなど、アラフォー世代を始めとしたミドルには程よい「湯加減」ではないでしょうか。

そんなファッション傾向とは別に、ロングトレンドなのが、世代を超えたHERO007が纏う「ボンドスーツ」ですね。かく言う僕もかれこれ50年ほど魅了され続けています。
そのコスチュームを最近作で担当しているのが、ご存知トムフォード

メンズスーツって完成されたアイテムだけに、1cmの変化で「顔」が変わる、そんなデリケートな一面を持っています。
トムフォードが繰り出すボンドスーツにはそのバランス感やサイジング感においてパーフェクトに感じます。もっとも、ボンド役のダニエルクレイグが目茶目茶カッコー良過ぎる事も有りますが。

写真のプレーンなダークグレーのスリーピースも、衿巾、肩幅、ボタン位置など、ディテールやレングス、シェイプのサイジングバランスが絶妙なため本当にスマートなスーツに仕上がっています。

いろいろとうんちくをこね回しましたが、オーダースーツにおいてのデザイナーはお客さん。我々スタッフはその良きアシスタントとして、今シーズンもいろいろサポートしていきますからお任せを!


頼んだぞ!
2016/05/25
現在、ビッグヴィジョンがブランドリストラクチャリングの一環として進めるショップリボーンが、一昨年11月の日比谷店を皮切りに、池袋エソラ店、澁谷店、横浜ジョイナス店、東京駅鉄鋼ビル店、秋葉原店、ヨドバシAKIBA店、そして6月末に予定している名古屋駅前店で8店舗となり全28店に占める役割も重みを増しています。

その間、一番の反省点は、新しく導入したカフスやタイバーなどのアクセサリーや革小物やバッグなどの雑貨MDが思ったように稼働していない現状で、ショップの「お飾り」になっていることです。原因は品揃えの中身にもありますが、スタッフが売りなれたオーダースーツとは勝手が違うため、それぞれの商品のコンセプトやコーディネイトを、陳列や接客で提案しきれていないからで、僕の指導不足が一番の反省点です。

そこで、助っ人に頼んだのが、鉄鋼ビル店の荻原君
白い頭と人懐こい笑顔が印象的な彼は、僕の前職、大賀株式会社の後輩で、立教の後輩でもある縁から、スポーツ、酒、バンド、●●とよく一緒に遊んでいましたが、はたと振り返ると仕事を一緒にやるのはこれが初めてです。

彼は、主にチェスターバリーコルネリアーニになどハイブランドの新規店を、店頭に立ってセールスで軌道に乗せてきた実績をいくつも挙げた販売のエキスパートです。
新宿伊勢丹や日本橋高島屋などの主要店を歴任していたので、その間、クロージングは勿論のこと、雑貨についても世界の一流品をずっと見続けているだけに販売に威力を増します。

雑貨は、トータルショップとしてのブランドイメージを挙げてくれる大事なMDですが、回転して行かなければ、鮮度が落ちて店舗イメージや何より商売の劣化を生じてしまいます。

荻原君にはリボーンショップのVMDを担当してもらうのに当たり、まずは2016年秋冬の計画作りからですが、それと並行して、直近では「父の日」が有り、こうした季節行事関連やビッグヴィジョンのプロモーションスケジュールにそったリボーンショップのVMDプランを、鉄鋼ビル店のブログで紹介して行きますので、皆さんも楽しみにして下さいね。

荻原君、頼んだぞ!

写真上段:荻原店長、種谷さんの父の日向けオススメ壁面デコレーション

写真中段:人気のベルトのポイントプレゼンテーション

写真下段:おっ、このネクタイの飾り方、なかなか良いじゃん!


OJT
2016/05/16
今日のテーマは「OJT」
ご存知、on the job training の略で職場内訓練のことですね。
新入社員や配置転換で部署が変わったスタッフに対して、先輩社員が行う実施研修です。これって新人だけでなく、僕のような年長者にとっても、良い勉強になるんですよ。

それは何かって?言いますと、、、
古くなった床にこびり付いた小さな汚れ。勿論、毎日掃除はしてるんですけど、いつの間にかモップや箒で掃いても取れなくなって同化しちゃった汚れなんか、ガサツな僕は見逃しちゃっているんですが、新人の「眼」に見えた「これ」を一生懸命何とかしてふき取ってくれる。

店頭に陳列されている大事な生地達。端から知らず知らずのうちに、糸がいくつも伸びて来ても、僕も含め先輩社員は知らん顔。新人の「眼」には、顧客目線で映って、なんとかしなくちゃ、とカットしている。
ほんの一例ですが、当たり前のことが出来ていない僕は自分が恥ずかしく、とても刺激になります。

この度、「オーダースーツのヨシムラ」に配属になったのは渡辺君。文科系、ファッション系が大半のヨシムラグループの社員の中では、異色の理科系出身者です。
学業ではバイオ関係を学んで、前職は医薬品の開発とルートセールスに携わっていたとかで、ファッション好きが講じてこの業界に飛び込んできた有望新人です。
スポーツはちょっと苦手とか言っているので、体育会系、文科系の僕と気が合うか心配ですが、厳し楽しく接しています。

かく言う僕も、父が設計の仕事やっていた関係もあって、高校2年までは理科系志望でしたが、高2の時の担任の先生が数学担当でして、どうしても気が合わず(バカだったいい訳ですが)、文科系に志望変更して、今じゃこの業界で働けて本当によかったです。

話が横道にそれましたが、、、
渡辺君のOJTトレーナーについたのは、立派に成長した高岡店長。
オーダースーツの接客に当たっての「いろはの、い」生地について教えています。
まずは、商品知識が無くちゃ接客も進みませんからね。ここで研修生の成長に差が付いてくるのが、自主性によるところです。受け身の人は成長が鈍いですね。渡辺君、学習意欲も理解力も高そうなので、先が楽しみですが、一日も早く「稼ぐ力」を付けて一人前になって欲しいものです。

頑張れ!新人。おっさんたちも負けずに頑張れ!でした。

写真上段:高岡店長から新人、渡辺君に生地知識の伝授

写真下段:お客さんへのコーヒー出しも立派な接客。まはずこれが適時出来ないと、、、



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