ボタニカルプリント
2016/04/05
ボタニカルプリントとは?
ひとことで言えば、植物柄プリントでしょうか。
植物なんて言うと、生物の授業を連想しちゃいますが、そんな堅苦しく言わないで、可愛い小花柄をイメージしてもらったら、いいんじゃないかなぁと思いますよ。

花柄プリントで一番に思い浮かぶのは、やっぱりリバティプリントです。
ポールスミスのコレクションにも用いられたのを初めて眼にしたとき、あの素敵さ、ウィット、洒落感にビビッと来たのを今でも忘れられません。

あれだけのバリエーション豊かなコレクションで、どれをとっても綺麗で可愛い花柄デザインを提案できるのはさすが伝統の下、積み重ねたノウハウとスタッフの突破力(妥協を許さない力)の賜物でしょうか。

今シーズンのリバティプリントと言えば、、、
なんとあのユニクロさんがやってくれました。
メンズ、レディス、ベビーのアイテムでコラボレーションです。特に、写真で見たベビー服が、とっても可愛いです。

ヨシムラグループのボタニカルプリントは?
今シーズンやってますよ! ビッグヴィジョン・ビスポークテーラーで企画したスポーツパンツの腰のところの内側に当てる素材、これが写真の2柄です。最初、リバティプリントを予定したのですが、沢山の仕入れが条件だったので、初めからあまりリスクは冒せないことも有りまして、今シーズンは断念しました。

そうしたところ、オリテック新潟工場の取組先から、「粋」で「クール」なデザインのボタニカルプリント、2柄を提供してもらう事が出来ました。
どうです、なかなか素敵でしょう?
これが超ストレッチな素材「クールドッツ」で作ったスポーツパンツの腰裏に、控えめに登場しています。
この控えめなオシャレこそ、クールじゃないですか。

今年のクールビズは、クールドッツとボタニカルプリントで、ノビノビ、ホンワカとハードワーク、ハードワーク(矛盾してます?)やりましょうね!


名古屋地区
2016/03/31
先日、4年振りに名古屋へ行って来ました。
変わったところ、変っていないところ、久しぶりだからこそ余計にいろいろと見えてしまうものなんですね。

先ずは、変わらないところ。どの店舗も店装は何年も手を入れてないから当然古くなっていますが、ディスプレイ、陳列など店づくりの手法も残念ながら古臭く4年前とあまり変わっていませんでした。店頭にはラックが無造作に置かれて売り場とバックヤードが混同していたりしてました。

どの店舗もオープンして30年位になり古さは拭えないのですが、清掃についてはどこも、良く行き届いていました。当たり前のことですが、古くなるとどうしてもいい加減手を抜く店舗が東京地区には有ったものですから。店を大事に思っている証で嬉しかったですね。

今回の訪問目的は、名古屋駅前店の改装でした。まずは、此処から始めて他の店舗も順次行っていく予定ですが、取り巻く街の環境が変わっていくので、同じ場所でリボーンするかどうかがポイントです。

地域間の吸引力は、相変わらず高島屋を核にした駅前が強く、大名古屋ビルディングのオープンも加勢し、そこへ地下モールが平日にも関わらず、沢山の通行人を流し込んでいる様子でした。路面店の集積も駅前地区や伏見地区が盛んで、今後益々勢いが増していく感じを強く受けました。

次は、変わったところ。地区リーダーの山口君が一段と頼もしくなって、彼のイニシアチブの元、名古屋チームが一致団結している空気を感じました。それは山口君がメンバーの、強み、弱みの勘所を良く抑え、名古屋駅前店の大竹店長がこれを良くフォローする構図でした。4年前の仲良しグループから、適切な厳しさを持ったチームへと変わって、これが、ゆっくりだけど人が育って定着して行く原因のひとつだと思います。近頃、なかなか人が集まらない中、当たり前に大切な事です。

名古屋駅前店のリボーンは6月頃になる予定ですが、これを機に名古屋チームには、もう一段も二段もギア上げてもらい、更なる成長を遂げてくれるとうれしいです。

写真上段:平日でも朝から接客続きの春日井店、山口店長

写真中段:今回も京屋の高橋さんとタッグで名駅店リボーン

写真下段:こちらも接客続きで中々話が出来なかった新栄店、原店長


オープン!
2016/03/21
オープン!去る3月12日、ヨドバシAKIBA店が場所を移って、ようやくオープン出来ました。
今年最初のリボーンショップですよ。

リボーン前は皆さん良くご存知の7階にショップを構えていましたが、今度は地下1階です。オープンしてみると、今までは1階から7階まで、エレベーターかエスカレーターで登って来なくては行けなかったのが、建物の1階入り口から目の前の下りエスカレーターをひとつ下がるだけで来れるんです。以前は、土日など、混雑している時は(だいたいいつも混雑していますが)、上がって来るのが大変でした。

それこそ車でお越しのお客さんは、地下駐車場に止めてショップまで上がって来るのは電車利用の方以上に大変でしたが、ほんの少しエスカレーターに乗るだけで「いらっしゃいっませ」とショップ入り口へ到着です。

まぁ、都合が良くなった話を先にしたんですが、ヨドバシカメラさんから移転の話があって、初めてこの場所に社長や桑原さんと下見に来た1月は、正直「アレアレ?」と言う印象だったんです。広さも7階の時と比べて、半分になるので「店作りが厳しいなぁ。」と。
しかし、、、
そこは決断の早い社長が「GO!」。ただその後ヨドバシさんからお願いされた開店予定日まで、なんと2ヶ月程。

元はプリクラスペースだったこの場所へ短期間に何度も来ては、「此処はこうしよう、あそこはこうだ」とレイアウトの試行錯誤。あとはショップデザインをお願いしている高橋さんと決定するまで悶々の日々。その後も、肝心の施工してくれる職人さんが手配できるのか?そして改装にかかる、いや、かける費用を矢継ぎ早に決めて、最後は、新たに品揃えに加わる、アクセサリー、バッグ、シューズ、革小物などをセレクトそして発注。最後に生地を始めとしたそれらの陳列計画を斉藤店長と詰めて何とかオープンに漕ぎ着けることが出来ました。「ホッ」

そんなわけで、今までのリボーンだと、直前や開店に向けてこのページからいろいろ発信してお知らせ出来たのですが、今回バタバタで今頃になってしまいました。
オープン後1週間になりますが、お客さんや店舗スタッフのお蔭で、営業の方は順調です。

アクセスし易くなったヨドバシAKIBA店へ是非遊びに来てください。
そこには落ち着いた大人の空間が広がっています!

写真上段:移設検討中の悩み深い社長と桑原さん

写真中段:生まれ変わった空間とショップ

写真下段:新たな品揃え


自主自立
2016/03/07
「自主自立」。ん!いい言葉。
これ、僕の俗に言う「座右の銘」と言うやつです。やつは失礼ですね。

この他にもあるんですよ「率先垂範」「一致団結」「顧客目線」
以上、4つ併せて僕の行動信条です。

今日も、先々週の鉄鋼ビル店でのロケに引き続いて、ビッグヴィジョスタジオ撮影だと、ふつう、レンタルスタジオ、カメラマン、スタイリストを社外にお願いするんですが、我が社は皆自前。スタジオは土曜の定休日に社内の一隅を即席スタジオに、カメラマンンは機材からして本格派の珠玖さん、スタイリストは勢いでこなす私。おっさん二人でファッションカタログ作ってて大丈夫かな?と自虐しながら、途中途中で「顧客目線」の厳しい社長に、ビシビシ、アプルーバル受けながら自主自立やってます。

この日の撮影で、なんとか8合目まで辿り着いたところで、残す所もう少し。
後は、リボーンショップの撮影と、今回の目玉商品「スポーツパンツ」。
発案者の社長と素材開発担当の閏間さんも「ユニークなことやらなきゃね!」と気合が入っていました。

そのサンプル品が仕上がるのももうすぐ。これを撮影したら完了ですが、その後に作るいろいろなテキストや編集が、これまた産みの苦しみなんですね。
そんな苦労も自分たちで何から何までやり切り、お客さんに喜んでもらい、スタッフの役に立てれば本望と言ったところです。

完成予定は4月上旬ですが、それまでにヨドバシAKIBA店リボーン(3月12日土曜日)があったりで、バタバタ自主自立?してますが、どちらも出来上がりを楽しみです。皆さんも楽しみにしていて下さいね。

写真上段:昨日はウエブデザイナー、今日はカメラマン、明日はプロデューサー。忙しいね!

写真中段:本日撮影する諸々

写真下段:撮影がスムーズに行く為に必須な台本。これ社外秘?


撮影快調!
2016/02/29
只今、ビッグヴィジョン2016年SSカタログを製作中でして、先日、モデルさんを起用した一発目の撮影をどうにか?(いろいろありまして)終えることが出来ました。

場所は、昨年末にオープンした鉄鋼ビル店。メンバーは、カメラマンがAWカタログに引き続き家原氏&助手の方二人、モデルUOMOなどでもお馴染みのフェン君、プロデューサーが珠玖さん、アシスタントに荻原さん、そして口先ディレクターの私を入れて合計7名の精鋭?チームでした。

当日は朝7時過ぎから、僕と珠玖さんとで神田本部に立ち寄り、小物の調達です。定休日の日曜だったのでシーンとしているはずが、パカパカパカとパソコンのキーボードを打つ音がするではないですか。ん?と思って2階へ上がってみると、、、ワオ!社長が早朝からもう仕事。

「おはようございます」「ご苦労様」の短い挨拶を終え、小物を揃えていると、
あれ?昨日、安藤君に借りた靴はどこだ?どこだ?探している内に、時は過ぎて行き、集合時間に間に合わなくなると言うんで、珠玖さんには先に行ってもらうことに。
安藤君のロッカーを始め社内隈なく探していると、予想だにしなかったところへ大きな靴(28cmの)がポーンと。「有って良かったです!さぁ、急がなくちゃ!」

鉄鋼ビル店に到着すると、既にモデルのフェン君を除く皆がスタンバイ中で、大方の用意を整えてくれていました、「ありがとう」。そこへ、フェン君、約束より早めの到着でいよいよ撮影スタートです。

この日の撮影予定ですが、あれもこれも取りたいと言ってたら30分ワンカットのスケジュール。珠玖さんがそれを組んでくれて助かったんですが、移動有り、セット有り、着替え有りで、ランチはおにぎり頬張りながら。それでも英国人のフェン君、真面目ですごく良い奴で、文句ひとつ言わずに献身的に協力してくれました。それも撮影の合間に、荻原さんが流暢な英語?を駆使したコミュニケーションで癒し、珠玖さんもなかなかのスピーキングで加わってくれたお蔭で、僕の通訳までしてもらいました。

なんとか予定してた撮影を終えたのが、午後7時近くでした。特に戸外での撮影は、冬の緑の為夏の雰囲気が出なかったり、強いビル風に邪魔されたり、また、予定していた撮影場所が来場者が居て使えなかったり、通行人から苦情を貰ったりといろいろあった一日でしたが、何とか無事撮り終える事が出来ました。

完成予定は、4月上旬です。

写真上段:人気の赤いソファが置かれたコーナー。フェン君の脚が長〜いこと

写真中段:撮影快調!

写真下段:同じようなホワイトヘアの二人がヒソヒソ打ち合わせ?


裏地産地の続き
2016/02/17
前回に引き続き、また書いちゃいました。
富士山の裾野で繰り広げられる裏地作りのドラマ

見てください、綺麗にキレイに澄み渡った美しい水。
まぁ、柄にも無くこの水の美しさに感動しちゃいました。

写真上段は、「忍野八海」(オシノハッカイ)と言って、富士山に積もった真っ白な雪が解けた透き通った水が流れ込んで出来たもので、池は人口ですが、水は正真正銘の天然ものです。

富士山を映し出した河口湖の情景とは、また趣が異なる水の美人顔を見た思いです。その水に指を漬けてみると、30も数えられないうちに耐えられなくなって、思わず頬で暖を取っちゃいました。

その超冷たい水の中を、鯉や○○や、□□やらが(社長がいろいろ説明してくれたんですが、忘れちゃいました)、ゆうゆうを泳いでいるではありませんか。「こいつら良く生きてるなぁ?」と不思議に思った顔してブツブツ言っていると、また社長が教えてくれました(なんだったっけ?)。

実は、この冷たく澄んだ豊かな水が、生地を作るのにこの上なく大切でした。
糸を洗ったり染めたりまた洗ったりと、出来上がった生地の発色や風合いを大きく左右するんですよ。

富士吉田の産地から仕入れている裏地は、先に糸を染めてから生地に織ってもらっているもので、写真は人気のパープル系ペイズリー柄の裏地を織っているところで、張り詰められた経糸に緯糸を通して作られている様子です。

「自然を大事に!」って言い古された文句ですが、改めて、自然を大事に!ですね。

写真上段:忍野八海の一所、ここにも春節休暇らしき外国人が沢山

写真中段:織機

写真下段:ペイズリーが段々と出現


裏地の産地
2016/02/11
先日、研修旅行と称して、社長始めヨシムラのみんなと裏地の産地へ行って来ました!
場所は、富士山の麓で、河口湖の周辺エリアです。
東京からバスで2時間ほど行くと、白い雪の帽子を被った富士山が、その姿を河口湖にも映して、凄く綺麗でしたよ。

裏地の材質は、普通、キュプラかポリエステルですが、ここ富士吉田の裏地産地では、富士山に積もった雪解け水が地下水と成ったものを使って、とっても質の良いキュプラ裏地を作っています。

毛織物だと尾州の木曽川、イギリスだとハダースのホルムズ川、イタリーではビエラのアルプス雪解け水など、良質の繊維が作られる地域に共通しているのが、豊かで質の良い水です。染めに、洗いに、仕上げに織物の質を決める大事なキーですね。
ここ富士吉田も、素晴らしく透明感の高い水に恵まれた地域でした。

今日紹介するのは、「整経」と言って、生地の経(タテ)糸を整える工程です。
裏地は一種類の色柄で、長さ50Mほど織り上げられます。50Mですよ!
幅は、1M程ですが、その間に、あのキュプラの、細い、細い、長さ50Mほどの糸を、6,000本程も整然とセットして行く作業です。

皆さん、自分でやること想像するだけで、気が遠くなりませんか?
それを職人さんが、熟練の技で作り続けてくれるお蔭で、オーダースーツの影の主役、キュプラ裏地を手軽に求める事が出来ているんだなぁと、改めて感じた次第です。

キュプラの糸を扱う手さばきの見事なこと。写真でお伝えできないのが残念ですが、そのスピードと言い、正確さと言い、見ているだけでほれぼれしちゃいますよ!

裏地の種類が次のものへ変わる際に行う作業として、終わりかけの300本ほどの経て糸を、次の種類の経て糸へ繋ぐ作業があるのですが、これを親方は20分ほどで仕上げてしまいました。あのフワフワのキュプラの細い糸をですよ!
僕がやったらどれ位?と尋ねると、一日掛かってようやく終わるかな?ですって。

手技だけでなく、口技も滑らかな親方でした。いつまでも元気で、作り続けてほしいものです。

写真上段:整えられた、美しいタテ糸群

写真中段:手技、口技共、素晴らしい熟練度

写真中段:逆さ富士を映した河口湖


2016SSコレクションからお気に入りの1ルック
2016/01/31
秋冬物もセール晩期になり、皆さん、何かゲットしましたか?
巷では、暖冬の影響で秋冬物の売れ行きが良くない、中でもコートが頗る悪いなんて業界新聞にも掲載されていましたね。

振り返って僕は何をゲットしたかと言いますと、今度行く社員旅行でスキーを久しぶりにするのに(遊びだけでなく工場見学等勉強が目的ですよ?)、ユニクロで毛糸帽を嫁に買ってもらっただけです。「情けなぁ」。もっと業界貢献しないと、、、(笑)

実は、赤のダウンパーカーが欲しくて、あっちこっち探して回ったんですが、色やデザインが気に入ると、サイズが無かったり、予算オーバーだったり等々、今期は残念ながら縁が有りませんでした。

そこで気持ちを入れ替えて、どれどれ、春夏のコレクションなどチェックしてみようかとネットを探索していると、、、
最近のメンズファッションって、何か際立ったトレンドが不透明なのが傾向のようで、人によって印象はいろいろだと思いますが、僕はあまり変わり映えがしないなぁと感じつつチェック続けていると、トムフォードさんのコレクションが眼に飛び込んできて、妙に惹かれてしまいました。

ネットにはたった7ルックスのみのコレクション掲載で、テーラードスタイル、ストリートスタイル、フォーマルスタイルの中でも、ネイビーの本当にベーシックなスリーピースが、上品で、洗練されて、落ち着きと高級感が有って、そのくせスマートでアクティブな印象を受けたのは、モデルの若さだけではなく、不思議な感じを受けました。

トムフォードさんと言えば、グッチやサンローラン(リブゴーシュ)を再生させた人として名を馳せ、クリエイティブディレクターなるお役目を一般に知らしめた人としても有名ですね。何と、僕と誕生日が同じ8月27日(乙女座です、笑)で、親近感が湧いちゃいます。

自ら名前を冠したトムフォードブランドをスタートした10年前は、その前途を危ぶむ声もあったのですが、今日に至るまで、アパレルだけで無く、シューズやバッグ等の雑貨やフレグランスを始めとした化粧品を世に送り出し、着実にマーケットで地位を築いてる感が強いです。

一番の成功要因と思われるのは、この人、多くのデザイナーが「商品中心」だったのが、「顧客中心」でファッションビジネスを組み立て、顧客が喜んでくれるモノを提供し、顧客価値を追求してきたからではないのかなぁと、遠巻きに見ています。

何と言っても、やっぱりお客さん目線ですよね!

写真:2016SSロンドンコレクションより(出典:VOGUE)


セール考
2016/01/27
今、「オーダースーツのヨシムラ」では、恒例の@セールの期間中です。
そこで何気なく使っている、この「セール」「sale」の意味を改めて調べてみると、、、
まず手にしたのは、久しぶりに英語の辞書です。ずっしりとしたその重さに手応えを感じて、マウスやスマートフォンには無い、良さです。

検索では無く、辞書のSのページをパラパラめくって、お目当ての単語を探してみると、
「sale」すなわち安売り、特売、値下げ等、あまりいい感じの意味じゃないなぁ。さらに読み進むと、価値を下げる、品質を下げる、えっ、おいおい、違うんだけどなぁ!

既製品のスーツ等だと、シーズン末に残った品を換金の為処分するんだけど、オーダー品は注文受けてから、「新しく」作るので処分の必要はないはず、では何故???

「オーダースーツのヨシムラ」では、お客さんへオーダースーツを提供するに当たって、一気通貫で行っています。この一気通貫は、元来の生地問屋として仕入れにおいてリスクを負いスケールメリットを活かしたコストパフォーマンスの高い生地を元に、商品を企画・販売して、国内の直営工場で縫製しているので、常にお求めやすい価格をモットーに提供しているのですが、皆さんはいかがお感じでしょうか?

@セール期間中は、繰り返し利用して頂いているお客さんへ感謝の気持ちを。オーダースーツを一度試してみたいと思っているお客さんへはお求めやすさの提供を。そんな理由で、工場と販売店が分担して、少しいやらしい表現かもしれませんが、利益を割り引いて行っているイベントです。

だから品質を落とすとか、接客の手を抜く、なんてことはこれっぽっちもありませんので、ご安心ください。

品質と言えば、「オーダースーツのヨシムラ」のスーツ標準仕様ですが、、、青森直営工場縫製において、上着は、毛芯、本水牛ボタン使用、脇当て、携帯ポケット、ピックステッチ付き、スラックスは、大中小シック(内股補強)、腰裏マーベルト(滑り止め)付き、無料オプションとしてベルトバックル止めループ、後ろV字カット等。

接客では、いつもの「丁寧」「親切」「提案」をモットーに手抜きなんて全くありませんからご心配なく。
その意味では、、、@セールは、@サービスと呼んだ方があってますね!
すなわち、「おもてなし」です。
そして、ご注文品が出来上がった時に「笑顔」「ありがとう」が貰えたら、
もう私達は最高です!!!


大事なオーダーシート
2016/01/19
写真に写っている一枚の紙は、僕があれこれメモやチェックをして、とても見難くなっていますが、お客さんとの大事なご注文のやり取りを記録した、大事な大事なオーダーシートなんですよ。

言うなればこれは、お医者さんが用いる「カルテ」のようなものだと僕は思っているのですが、写真のものが仕様を記入したもので、別にお客さんの身体のサイズと体型を記録して工場への縫製指示を記入した「採寸表」との2枚でワンセットです。大事に鍵のかかるキャビネットに保管されています。

時々、オーダーシートなるものをお客さんから、、、
「ファクス下さい」、「コピー下さい」、「メール下さい」とお願いされるのですが、ご覧通り沢山の書き込みで汚していて(落書きしているわけでは無いですよ)お見せできるものでは無いですし、社外秘的な部分もあるので必要な情報だけお知らせしています。

繰り返しオーダーされるお客さんのシートはどんどん増えていきますが、その都度、鮮度を上げる為に躍起になって仕込んだ新しい提案や採寸を行いますので、満足感もシートの厚さ以上に増えてくれると、僕等、本当に嬉しいのですが。。。

転勤で遠くに赴任された方や、忙しくてご来店できない方は、ホームページに用意した白紙のオーダーシートにインプットして貰えれば、ヨシムラのスタッフが懇切丁寧(←これ、本当ですよ)に対応しますのでどうぞお気軽に!

写真のオーダーシートは、リピーターSさんとのご注文記録で、少し細かなリクエストもあって、大事なご注文を間違えたら本当に申し訳ないので、社内では通称「赤ペンチェック」と言っているルーティン、これで鉄壁(?)のディフェンスを施しています。本当に、このルーティンをシッカリ守るようになってから「ガサツな」僕もミスが本当に少なくなりました。



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