前回の「注目!コレクション」、いかがでした?
好評につき?続編をお届けしますね。
前回のセリーヌやグッチにエルメス、みんなワンルックしか紹介出来ませんでしたが、、、
ジャケットをキーアイテムにした単品コーディネイトの妙を伝えたかったんです。
勿論、紹介したルックは極一部ですから、今の時代インターネットで是非調べてみてください。
今回は前回に紹介しきれなかったコレクションブランド情報を3つほど。。。
あくまでジャケットキーアイテムとしたワンルックづつです。
先ずはプラダ。90’Sのアーカイブかと思いきや、ブランドオーナーのデザイナー、ミウッチャ・プラダらしいひねりが加えられている?といった印象です。
ジャケットはオーバーサイズ風に着まわせるようなサイズもディテールもビッグパターン。クローズ気味のフロントカットが今の時代新鮮です。コレクションのシューズではポインテッドトゥが隆盛の中、レアなスクエアトゥが90年代のプラダを知る僕としては懐かしくもこれまた新鮮でした。
一方で次回9月のコレクションでは、ラフ・シモンズが加わるという事で楽しみな二人の共同コレクションになりそうですね。
次はギャルソンファミリーのコムデギャルソン・ジュンヤ・ワタナベ・マンからです。
僕の大好きなトラッドテイストを醸し出してくれた今回のコレクション。ふんだんにツイード素材を使用したコーディネイトや、エルボーパッチやバックデザインなどジュンヤらしいこなしで見せてくれた楽しいコレクションでした。さすがギャルソンファミリーの孝行息子はエイジレスに受ける稀有なデザイナーだと思います。
最後は御大、コムデギャルソン・オムです。
もう何回目のコレクション?かと数えてみると、、、なんと78回の快挙?多けりゃいいもんじゃないですが、すべてが本当に「飽きさせない」コレクションなのが素晴らしいです!その神髄は毎回がらりと変わるパターンでパタンナーさんや工場さんの苦労も大変なもんだと思いますが、そこは「価値観」共有されている強みで企業はこうでなくちゃ!って僕がどや顔したくなります。
今回のコレクションはヴィンテージ風ファブリックでパッチワーク風切替しの効いたギャルソンらしいと言えばらしい、コーディネイト。参考になります!
デザインの基本ソースすなわちクラシック、ワーク、ミリタリー、スポーツ、デニムが見え隠れするコレクションでした。
写真上段:プラダ2020-21AWコレクションより(出典:ファッションプレス)
写真中段:コムデギャルソン・ジュンヤ・ワタナベ・マン2020-21AWコレクションより(出典:ファッションプレス)
写真下段:コムデギャルソン・オム2020-21-AWコレクションより(出典:ファッションプレス)