STAY HOME
2020/05/12
STAY HOME「お家に居ましょう」って、今年の世界的な流行語大賞間違い無し?皆さん、家に居ますか?僕は家に居るの好きなんですが、実はほぼほぼ通常勤務です。テレワークの娘に怒られ、脅されています、「お父さん、死ぬよ。」って。

テレワークと言えば、皆さんはどうしてますか?
僕はと言うと先ほどお伝えしたように、ほぼほぼ通常勤務なので必要最低限のコミュニケーションは直接に出来てる状態です。先日、LINEでグループビデオ通話なるものを試したんですが、身近に中々便利なツールが有るもんだと改めて知りITの利便性にリスペクトしました。

店舗の方はどうかと言うと、ドア開放で換気良く密閉無し、接客は対面1m間隔位で少々近くやや密接の為接触無しのメールオーダー併用、密集は予約制で店内適度な人数制限実施、で対応してます。

そんな環境下、来店されるお客さんは大概自宅勤務で時々出社と言う方が多いですね。テレワークについて話を聞くと、オンライン打ち合わせやオンライン会議は画像に写り込む自宅の背景や服装に気を使うそうです。それからオンライン飲み会は、究極の割り勘で自分のペースで飲め、帰りの心配も無く中々快適だそうです(一度試してみたいです)。

そこで服装についてですが、どこぞのテレビ局では解説者が上半身上着にタイドアップなのに下半身はマジャマ、なんて言うコーディネイトが暴露されていましたが、そりゃNGでしょう。
これから暑い夏に向かって、家では涼しく楽なファッションが一押しですが、そんな要望にピッタリな貴重なアイテムと言えばハーフパンツなどいかがでしょうか?

僕のハーフパンツの原点と言えば、未だに小学生の夏休みのスタイルですが、テレワークのTPOが加わった今夏は、従来の清涼感、抜け感、開放感の3本柱にプラスきちんと感が大事なコンセプトです。

案外このきちんと感を出すにはサイズ感が難しく、レングス、フィット感、パターン、の3要素のミックスになりますが、オーダーならこの3要素を充分満たしてくれます。おまけにジャケットとのセットアップやベストスーツ、フルレングスパンツとのツーパンツスーツなんて言うレディメイドには無いアイテムまで作れちゃいます。

今年はトレンドの白黒のハウンドトゥースやギンガムチェック、そしていろいろなパターンのカモフラージュ他、ブラックウォッチやタータンチェックなんかも閉塞感を吹っ切れそうな柄ですね。無地ならホワイトを始め、ピンクやイエローなども爽やかトラッド少年復活です。

究極はタイトだろうとワイドだろうと、自分の好きなコンセプトでチャレンジしたら良いんですよ!

写真上段:テーパードショーツにソックス履いてきちんと感

写真下段:カモフラ柄ショーツにレザーシューズ履いてきちんと感

写真下段:ストライプのワイドショーツにスニーカー履いてモード感


引退
2020/04/30
先日、ネットのニュースで知った。
ジャン・ポール・ゴルチエさんがファッションの世界から引退すると。
67才だと言う。もう67才と言うか、まだ67才なのにと言うかは人それぞれの感じ方によると思うが、いずれにしても「やりきった!」感が有ってのことかなぁ、と僕は思った。

ゴルチエ・ブランドと言えば、シースルー、タトゥー柄、ジェンダーレスなどのコレクションが、1976年のデビュー当時から今で言う「多様性」を先取りしたブランドで、俗っぽくなるが僕にとってはとっても「アバンギャルド」なブランドとして頭に焼き付いている。

最近ではレディスンのオートクチュールコレクション主体で、メンズのコレクションからご無沙汰してたようだが、その容姿は日本で言う前期高齢者の年齢をとても感じさせない、エネルギッシュでスマートだ。何故そんな風にいられるのかは聞くことが出来ないので想像の世界だが、いつの時も「挑戦」と「達成感」を有していたのかなぁ?と。ただ「達成感」の表裏には多くの「挫折」や「苦渋」がきっとあったことだろうと思う。

僕がゴルチエを身近に感じたのは、前職でキャサリン・ハムネットの営業担当をしてた頃、そのセールスで旧丸井新宿初めメンズ館へ初めて挨拶方々訪問した際、ゴルチエのショップ、それはまるで潜水艦を水平に切断してショップ?にしたような今の時代でも斬新なデザインにカルチャーショックを受けたのが強く記憶に残っている。ショップだけでなく販売している男性スタッフのファッションが黒のロングスカートにグラフィックプリントのシースルーブラウスだったのを、こちらも脳裏に焼き付いている。

そんな自由で捉えどころのない印象のゴルチエだが、オンワード元社長の馬場さんに評価され契約を結んでからは、国内外での一層の活躍をしばし眼にしたものだ。また、馬場さんの審美眼や決断力にも敬服させられた。ファッションの核である、「仕立ての基本」、「美しさ」、「楽しさ」を見抜いたのだと推察するが。

今後のゴルチエは、「ゲストデザイナー制」を採用して、毎シーズン?いろいろなデザイナーが代わる代わる解釈したゴルチエをコレクションして行くそうだ。先ず始めは、日本ブランド「サカイ」の阿部千登勢さんが担当するのも楽しみだ。

引退と言う二文字がゴルチエさんにあまり相応しくないなぁと思って、他の言葉を探したところ、「卒業」が自分の中ではしっくりした。一つのステージで「完全燃焼」して、また別のステージに「挑戦」していくような、そんなイメージを「卒業」に抱きました。

写真上段:いつまでもエネルギッシュなゴルチエさん(出典:WWD)

写真中段:オートクチュールコレクションのワンルック(出典:ファッションプレス)

写真下段:メンズコレクションのワンルック(出典:WWD)


流行
2020/04/19
日曜日のお昼近く、池袋駅地下通路には本当にまばらな人影しか見当たりません。
オーダースーツのヨシムラは通常は日曜日営業しているのですが、、、
新型コロナウイルス感染防止のため通達された緊急事態宣言を受けて臨時休業です。

本当だったら自宅に籠っているはずなのですが、、、
フト気がつけば店に臨時休業の張り紙してくるの忘れたかも(汗)?という事態が起こり、
もしやスタッフの誰かが張ってくれているのでは?と淡い期待をしてラインするも、返事は「残念」な答えばかりでした(悲)。
即刻、胃を、では無く意を決して張り紙をしに店へ向かうのでした。

乗り継ぎ駅の池袋駅に着くと、ホームはがら〜ん、コンコースもがら〜ん、丸の内線の車両もほぼ貸切状態で、さすが民度の高い日本国民は国の言いつけを守って外出を控えているのだなぁ、と間抜けな用事(笑)で外出している僕は実感させられたのでした。

流行、と言えば僕らの業界では当然ファッションの「流行」で、楽しく華やかなことで有る筈が、この度の新型コロナウイルスは招かれざる●で、収束までにはまだまだ当分の間かかりそうです。

そもそもこの眼に見えない小さな輩が人様に悪さをするのは何故か?
と最近ずっと考えているのですが、、、
地球には人間以外の生き物が多種沢山生きているのですが、人間が快適な生活を送る為いろいろな産業を発達させた陰はに、排煙だぁ、海洋廃棄だぁ、森林伐採などなどで空気汚染や海洋汚染、温暖化等々、地球の自然環境を傲慢にも悪化させたがために多種の動物たちを生きづらくさせ、それらに内在するウイルスが人間界に出てきて猛威を振るっている、そんなことが原因のひとつにあるのではと考えています。まずは自分が出来ること、分別ゴミ、エアコンの温度調節や残った有害液や有害物質の垂れ流し止めなど守るべきことを守るといった行動を継続する。

一方で僕らの使命は、お客さんのオーダーに寄り添って、希望をかなえ喜んで貰うことだと思っていますので、自粛期間中も自己管理しっかりやって明るく楽しく奮闘努力させてもらいますよ!

締めくくりに、今回の新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々に心より哀悼の意を表するとともに、罹患されている方々や影響を受けた方々の一日も早い回復と、この度の感染の早期終息を心から願っています。

写真上段:西武池袋駅に降り立ったらがら〜ん

写真中段:改札抜けてコンコースに出てもがら〜ん

写真下段:地下鉄丸ノ内線の車両もがら〜ん


開店まであと2ケ月?
2020/03/25
先月?お知らせした「オーダースーツのヨシムラ」が入る新社屋ビル、ようやく工事の囲いが取れてビルの顔が現れました!

ジャーン、なかなか男前?です。
建物自体は今月末(もう直ぐですね)には完成しますが、オーダースーツのヨシムラの1階店舗はそれから約2か月弱も内装工事に掛かりますのでオープンは5月末頃です(楽しみにしていて下さい)。

佐野店長のショップコンセプト作りを皮切りに、デザイン会社の担当者(と言っても会長さんが自ら担当してくれました)との打ち合わせが始まったのが10月頃だったと思いますから早いもので半年経っちゃいました(でも大体計画通りです)。

何でそんなに掛かったかと言いますと、、、
店のコンセプト作り。佐野店長の頭にあるイメージを既に有る現実のモノやコトからいくつもいくつも拾っては捨てて拾っては捨てることを繰り返して、第3者(先ずはオーナーの社長、そしてショップデザイナー)に伝わり共感してもらえるコンセプトマップ作りでした。

次に、コンセプトマップの言葉(これが凄く大切です)とそのイメージを伝えるべくセレクトしたヴィジュアルをデザイナーにプレゼンテーションしてショップイメージを共有してもらい完成予想案レイアウト案について何度も何度も(回数が多くて忘れましたが)打ち合わせを重ねます。この時間はお互いコンセプトに沿った理想案を交わして行きますので夢の実現に向けた「楽しい時間帯」です。

そうして出来た完成予想図とレイアウト図をベースに立体図面も出来て、コンセプトからはじまりデザインそして店舗を作る為の詳細な設計図が完成です。これで問題が無ければすぐにでも工事に入れるのですが、、、

理想に向けて夢膨らんだ完成図の工事見積もりは、なんと予算の1.5倍と費用が大きく膨らんでいました。ここで「楽しい時間帯」から「苦しい時間帯(実は結構楽しめます)」へと移行して行きます。

当然、工事予算は概ねを先に伝えていますが、お互い熱の入った打ち合わせで内容も高まりその結果の工事見積もりがヒートアップしていますからここからはお互い頭を冷やして現実的なそろばん勘定が始まります。

設計とひとつひとつ紐解いて、材料や工法を見直しながら予算へ近づける為、「譲れないもの」「譲れるもの」を確認し合いながら交渉して行きます。この時点では、僕と佐野店長の間でもちょっとしたバトルが有り佐野店長に軍配を上げました。

こうして優先順の確認とお互いの譲歩を繰り返し最後は僕の方からお願い(脅し、笑)してなんとか握手する事が出来ました。

さぁ、工事日程も決まりあとは職人さんたちにお任せして、僕らは2年間お世話になったお客さんと店舗に感謝の意を表して閉店セールを行います。これを待っているお客さんも居るかと思いますので、近々ホームページ上やメールマガジンでお知らせする予定ですから楽しみにしていて下さい。

写真上段:囲いが取れたビルの外面

写真中段:店舗のファサード部分(未完成です)

写真下段:完成予想図


スタイル
2020/03/12
スタイルって言うと形?容姿?って思うかもしれないですが、、、
実は4つの要素から成り立っているんですね。

1つは流行、次に生活様式(大概はライフスタイルって言われます)、3つ目は思考様式、最後に行動様式です。

僕が特に日頃心掛けていること。それは、身体作りです(頭は手遅れでした)。ファッションに携わる者として、自制が効いていない体型でお客さんへ服の提案をするのは厚顔無恥だと思うんですね。

昔から言うじゃ無いですか、『健全なる精神は健全なる肉体に宿る』って。
とは言え、健全なる肉体を宿す者皆が健全なる精神を持つかと言えばそうでないことも有りますが、僕は前者を信じて今までやって来ました。

気がつけば、腕立て伏せ、背筋、腹筋の各運動を、歯磨きを怠ると床に就けないと同じ様に中学生頃から?習慣となっていました。当然、スポーツ大好き人間になりました。

そんな僕が、昨年の夏と暮れ、体調に異変を来し「こりゃいかん!」と言うので今年から始めたのが、空手です。

休日の朝は近くの自然公園の遊歩道を5kmほどランニングするのが日課(休日課?)なのですが、その日は気分転換にコースを変えてランニングをしていると、、、
ある家の柵に『空手塾』の張り紙がしてあるのを発見!引き返して良く見ると、自宅から5分ほどの所にあって休日の夕方に出来るとあって、その日の夕方に門を叩いて入塾しちゃいました。

1時間半ほどの稽古が終わった時の爽快感たるや何とも言い難く快感です。
体調良く、頭もスッキリで(良くなったわけではありません、笑)絶好調だったんですが、、、

先日の練習で調子よくサンドバッグをキックしていたところ『ブチッ』っていう音が小さく鈍く聞こえたかと思うと、蹴った足で立つのがやっとで、とうとうふくらはぎの筋肉が切れ、親指の靭帯を伸ばすケガをやっちまい、翌日は傘を杖代わりに出勤と相成りました。トホホ。

革靴を履くことが出来ず、履いて楽なGUのローファー(格安で実に履いてて楽!)には本当に助かりましたが、脚を引きずるため靴の踵は擦り減ってボロボロ、スーツファッション台無しです。

おまけに周りからは心配されるも呆れられ、本部の土屋君から「玉岡さん、何ヨボッテルんすか?」なかなかうまいこと言うなぁと感心しつつ、いじられる次第でした。

お医者さんは全治2週間とは言うものの、2週間たった今も完治とは行かずそれでも空手再開です。
まぁ、ブレーキとアクセルを今までよりうまく踏むようにして、行動スタイルだけでは無く思考スタイルも進化させて、しっかり自制してやって行こうと思います。
押忍!

写真上段:すっかり踵が擦り減ったローファー。本当にお世話になりました。

写真中段:40年位日課にしている鉄アレイ。こんなの最近はあまり見かけないですね。

写真下段:お世話になっている空手塾


少年性
2020/02/26
僕が好きなデザイナーにエディ・スリマンが居る。
1968年7月生まれと言うからもうすぐ52歳になるけど、傍ら、まだ52歳と言う感じだ?

何故そういったかと言うと、、、
未だに「少年性」を擁していて瑞々しさが衰えないからで、年齢に関係なく未だ10代のようなオーラ?が感じられるのは僕だけだろうか。

2000年代に入って、サンローランリブゴーシュ、ディオール、サンローラン、そして今度はセリーヌのクリエイティブディレクターになっても、エディの名前は冠して無くても、あくまでコレクションはエディだ。

その「少年性」に強く感じられるのは、己の理想美学を忠実に追い求めているところで、中年の域をとっくに超えてすっかり角が取れてしまった僕には(マインドはいつまでも30代ですが<笑>)羨ましい感性。なんとか好奇心だけは保っていて、これが無くなったら隠居に入ろうかなぁ、と思う。

さて、
2020年S/Sセリーヌはエディ・スリマンがクリエイティブディレクターになって2シーズン目のコレクションだったが、メンズ、ウィメンズともロック(メンズはミック・ジャガーやキース・リチャードを連想させる)で、切れ味の鋭いクールさは相変わらずで、そこに「少年性」が垣間見られ、これでなけりゃいけない、という一種正義感すら感じられる。

今シーズンは、特にパンツのシルエットに特徴が見られたのが、股上の深いハイライズとスーパースリムなスキニ―が消えて、ブーツカットへ。
一方で、デニムなどデイリーウエアな素材使いやメンズ、ウィメンズの双方に見られたボヘミアン調にも、エレガントさやラグジュアリー感が溢れているのが印象的だ。

衰えを見せない「少年」なエディ・スリマンの活動が今後も楽しみだ!

写真上段:エレガントなタキシードルックも完璧なバランス。エキスクルーシブしたモデルのセレクトも完璧。

写真中段:ウィメンズのパンツもハイライズ、ブーツカットでデイリーウエアながら切れ味の鋭さは「しっかり」のクールなルックス

写真下段:シンプルなテーラードスタイルもエディの手に掛かるとロックでストリートな雰囲気を醸すマジック。メンズもハイライズ、ブーツカット。脚が長い!!!


縁の下の眼力持ち?
2020/02/11
7Daysオーダーがスタートして早くも5ヶ月になろうとしています。
「7Daysオーダー」って何???と言う読者の方へ、、、

10月にスタートした7Daysオーダーは、社長が僕との何気ない会話から「ピカッ!」と閃いて生まれました。
会話の前段はすっかり忘れてしまいましたが、おそらく百貨店談義をしていたんだと思います。

玉岡「レディメイドスーツって裾上げしていないから、直しの早い百貨店でシングルの裾上げが当日の夕方渡し。ダブルだと翌日以降になるんですよ。」
社長「では、袖丈やウエストを直したら当然もっとかかるの?」
玉岡「ええ、早くても1週間ぐらいは掛かりますね。」
社長、ここで「ピカッ!」っと閃いたと思います。次に言ったのが、、、
社長「それならオーダースーツ1週間でお客さんの手元に届ける事が出来たら、より大きな満足を届けられるね!」
玉岡『何?1週間でスーツを作って納める?』と腹の中では思ったのですが、、、本気でした。

それから3年余り経った今、現実のものとなっています!

1着のスーツが出来上がるまで、工場によってカウントの仕方に違いはあるのですが、オリテック青森工場だと200近い工程を社員が分業して仕上げています。それだけの工程数になると、人がやること、完璧を目指すのですがミスも発生します。

その為に工場では、中間検査と言って縫製途上一区切りごとに検品をしてチェック!工程検査といって完成後の検品でまたチェック!これに製品を納めた販売店で検品してお客様の手元へ渡るのが通常の流れですが、7Daysオーダーでは販売店側の検品を工場で行って、直接お客さん宅へ届けるシステムにして1週間納めを実現したのです。

そうなるとうるさい(?)販売店の検品を飛ばしてミスもスルーしないか心配になりますが、そこで「縁の下の力持ち」と言うより「縁の下の眼力持ち」と言った方がふさわしいかも知れませんが、工場の社員で一番お客さんの目線で自分らの工場で縫製した製品を厳しく見分けられる人を選抜して、工場での最終検査の後さらに「販売店基準検査」体制を昨年の夏から敷きました。

その甲斐あって、今のところお客さんからの苦情は僕の知るところ1件だけです(まずまずです)。
今後はもっと7Daysオーダーの品質と生産能力を向上させて、オーダースーツのスタンダードにしていく予定です。

写真上段:7Days オーダースタート前の夏の研修風景

写真中段:問題点の洗い出し

写真下段:販売店目線の検査は縫い目を「引っ張って、引っ張って」、ポケットには手を「突っ込んで、突っ込んで」


開店まであと3ヶ月?
2020/01/29
「オーダースーツのヨシムラ」が本社ビル建て替えの為、この地神田駅西口に移ってきたのが約2年前。この間、新しいビルがあれよあれよと背が伸びて?なんと今じゃ予定の10階まで立ち上がっちゃいました、高!
中はまだまだ出来上がらないけど、どんな店にしようかなぁ?と悩ましいこの頃です。

この仮住まいに移ってきたのが、ついこの間の様に感じていたのが、あっという間に2年が過ぎ、また引っ越し?の頃になっちゃいました(わー、大変だぁ!)

何が大変かと言いますと、、、
ビルの建て替えですから50年に1度?いや100年に1度?の大事業だけに、店舗デザイン決めていくのも、佐野店長が頭を大いに悩ましながらやってるから白髪が増えて増えて(可哀そうに)若いのに随分と渋男君になって来ました。

店舗デザインの基軸は、/b>「お客様目線」と「店のポリシー」です。これがブレない様に、デザイン考案途上、ジャッジに迷ったときは自分たちに問いただすのです、あくまで基軸を念頭に置いて。

一方で、商売の方も進めて行かなくてはなりません(お金かかりますから)。仮住まいと言え今の店舗、ご愛顧頂いたお客様への感謝を込めて(便利になった方も不便になった方も応援ありがとうございます)、喜んで貰えるような企画を何にするか?(またまた佐野店長の白髪が増えちゃいますねぇ)。

次に引っ越し迄の準備や段取りを組んだ実行計画を立てます。何を誰が何人で何時どんな事を行うか?思うように人が動いてくれるか?スタッフだけでは手が足りませんから応援が集まるか?などなど。これも悩ましい仕事です。

そしてお披露目です。ジャーン、ニューショップオープン!
オープンイベントの企画は何にするか?
またまたご支援頂いているお客様に喜んでもらえる企画、って言うのは簡単ですが、、、繰り返します、何を提供すると喜んで貰えるかです。

こんな疾風怒涛の開店前後の3ヶ月ほど、佐野店長奮闘ドラマを時に応じて実況中継しますので、皆様、時には労い、時には励ましてやって下さい。
最後に、、、勿論僕も気合と根性(死語と言われてますが)で頑張ります!

写真上段:立ち上がったヨシムラ新ビル

写真中段:緊張の面持ち

写真下段:内装業者の方や総務役員の三木さんに注文つけている佐野店長


2020年SSビッグヴィジョンファッションカタログ撮影快調!!
2020/01/15
その日は、それはそれは寒くてどんより曇った朝でした。
しかも、天気予報は雨(ガクッ)でしたが、、、
プロジェクトメンバーの行いよろしく(?)、戸外での撮影予定が多かったのですが、なんとか終了まで天気が持ってくれて本当に良かったです(僕は当日、知らぬ間に「帯状疱疹」と言う病魔に襲われ、その後痛い目に会いました)。

その行い宜しのプロジェクトメンバーですが、チーフプロデューサー土屋部長、チーフディレクター三上ジョイナス店長、サブディレクター正田赤坂店長、スタイリング兼サンプル作成兼モデル荻原鉄鋼ビル店長、製作珠玖さん(営業本部)、そして外部スタッフはレギュラーメンバーで、カメラマン家原氏、アシスタントカメラマン白鳥氏、ヘアメイクCHIEMIさん、モデル折笠氏と野次馬の僕との10名体制。中々豪華メンバーです(自画自賛!)。

今回のストーリーは、ディレクターの三上店長と正田店長が頑張って頑張って、練ってくれました。撮影当日までの準備たるや本来の任務(店舗運営、しかも赤坂店は改装オープンセールの真っただ中)と併行して行うのは相当大変なのですが、こちらも本当に良く頑張ってくれました(前任者語る)。

二人のディレクターが意図した今回のファッションカタログは、年々温暖化で気温が高くなる春夏に向けて、@ストレスフリースーツの提案、A7Daysオーダーの告知、の二つがメインテーマでした。そしてお客さんのイメージは、@就活生、新社会人などこれからスーツが必要になる方、A既に社会人だがオーダースーツ未経験の方、Bビッグヴィジョン愛用の方々です。

盛り沢山のプログラムを快調にこなして行ったのも、ONE TEAMの賜物です。本当に撮影のカット数が多く過去最多でした。正直な所、ちょっと無茶?位に思っていたのですが首尾よく良くやり通してくれました。お陰様で、撮影終了後の、ビールと特大盛りそばが美味かったことこの上なし(勿論僕の奢りです、エヘン)。

とは言っても道半ば。これからも大変です。写真の選択、修整、ページ編集、文言作成、校正、印刷と。。。
頑張ってなぁ〜!

完成は2月の半ば頃とのことですので、皆さん出来上がりを楽しみにしてください。出来上がりましたら店頭配布に合わせてホームページでも紹介しますので、是非手に取って中身を覗いてやって下さいね。

写真上段:カタログ製作メンバーの面々、撮影は「みなとみらい」でした

写真中段:ディレクター振りが中々堂に入って来た三上ジョイナス店長

写真下段:メイク中の荻原鉄鋼ビル店長、素人モデルも堂に入って来たねぇ


アラブへ行って来た!
2020/01/08
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします(ペコリ)

例年ですと自宅前から新年のご挨拶をして、近所の初日の出をご覧入れていたのですが、、、
今年は年末から正月にかけて、アラブの国、アブダビへ行っていたので、そこから新年の挨拶となりました。

成田から行きは13時間(長〜い)、帰りは9時間のロングトリップで、今回で3回目なのですが、当然慣れることは有りません。行きと帰りの時間差は何とも不思議(?)ですが、そこはガサツな僕としては深くは追求していません。

先ずは、ファッションですが?
残念ながら写真中段のとおりで、現地の男性のファッションは、「カンドゥーラ」と呼ばれる白い服を着用しています。それに「クゥトラ」という布を被り、「アカール」と呼ばれる黒紐を巻いています。この服?の専門店がショッピングセンター内にあり、「クゥトラ」には市松模様が入っているものが有ったり、「アカール」には形状の違った編み方の物やこげ茶など少しバリエーションが有りますが、一見は皆同じで足元は裸足にサンダルを合わせます。

女性は黒系のガウンを羽織り黒系のスカーフを巻いています。その一辺倒なファッションの反動か、エキゾチックな顔立ちも手伝ってお化粧は濃く、バッグや履物などの身の回り品や時計やアクセサリーなどの装飾品にシャネルやエルメスなどのハイブランドや明らかに「金」で作られた装飾品で身を固めている人が多く感じられました。

ショップ関連では、圧倒的に大型モールに集中しています。アブダビやドバイは日本の冬季でも30℃程度の気温の為、路面店はあまり多く無く空調が管理されている室内型が多いのでモールのスケールも日本の比では無いです。ブランドショップは大概日本やイタリア、イギリスにあるような店が多いですが、家具屋さんのスケールや品揃え(アラビアンナイトの世界)に眼を見張らされました。ファッションが一律の為、こうした内向きなものへの投資の多さが窺えます。

以上簡単に紹介しましたが、観光にはとってもいいところで新婚旅行なんかにも絶対おすすめです。風光明媚なのは当たり前、治安が良く、清潔で市内の道路にはゴミなど殆ど見当たりませんし、僕が行った外国(アメリカ、カナダ、ハワイ、韓国、イタリア、英国)と比べ、唯一ホームレスのいない国でした。強いて「ここがなぁ」、と言う所を挙げると、物価が高い点と日本語が全く通じない点ですかね。日本では中学、高校、大学で結構な時間を割いて教わったんですが、、、使えないですね!

「一年の計は元旦に」と言いますが、今年は初詣も行かず、飛行機の中での元旦でしたから、窮屈なシートで昨年を振り返ったところ、生まれて初めての入院生活を送ったことから、先ずは健康です。そして健康な身体と頭(?)で、ヨシムラ神田新店舗作り成功させて軌道に乗せたいです。

写真上段:アラビア砂漠の日の出(広大なることこの上なし)

写真上段:アラビック・メンズファッション(裕福な所為かお腹のデッパタふくよかな人ばかり)

写真下段:アラビック・ビッグモールのヤスモール(何故かイスラムの街なのに、年末までクリスマス飾りでした)



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